「Happy 40th Anniversary a-ha!」a-ha THE MOVIE shi-naさんの映画レビュー(感想・評価)
Happy 40th Anniversary a-ha!
ファンではありませんでしたが、a-haの曲(数曲しか知りませんが、特にTake On Me)が好きで、a-haのドキュメンタリー映画が上映されると予告で流れたときから絶対に観ようと。
これまでもミュージシャンのドキュメンタリー映画は幾つか映画館で観ており、断トツに良かったです。
モートンは勿論ですが、マグネ、ポールもかっこいいし、2022年の今 当時のメンバーを見ても、もっともっと人気が出てもおかしくないのになと思いました。
しかしそれは表向きで、あれだけケンカが多いと、メンバーをサポートする仕事仲間も疲弊し、サポートする側の顔を見ててもa-haメンバー其々(特にモートンとポール)の難しさがわかります。
イコール、完璧主義者が集まったメンバーだったのだろう…と個人的に思いました。
4年間の休止期間とその後の解散で、素直に納得。よくここまでもったなと。
5年後の活動再開で、嬉しくてここで最初の涙が…。
音楽の絆が強いのだと彼らは言いますが、メンバー其々がわかりあった関係、家族という響きよりも互いに大好きだと言えない夫婦のような…知り尽くすからこその距離感と、其々が生み出す美しい音楽へのリスペクトと、友情と、a-haへの愛情、、、と私は思いました。
当時の彼らを知らない世代なので、2時間での私の見方です。
a-haを知る入門としては、十分な内容のドキュメンタリー映画でした。
この映画を観ると若い頃のa-haをリアルで観たかったと思う反面、老いたa-ha(悪い意味ではない)がまたかっこいいままで…
ミュージシャンにファンが多いのも頷けます。
偉大なミュージシャンとはこういうことなんでしょうね。
〝彼らは最も偉大なバンドの1つだが、そのことに気づかれていない〟
劇中より
終盤からエンドロールにかけては涙が止まらなくなりました。
いいドキュメンタリー映画でした。