「最高の音楽(家)映画」モリコーネ 映画が恋した音楽家 Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
最高の音楽(家)映画
最高の音楽映画、あるいは音楽家映画である。モリコーネを語る監督、俳優、音楽家たちのどの言葉も美しく、深く、センスに満ち、陳腐ではない。モリコーネ自身が語る音楽の本質に迫る言葉が音楽用語の分からないものにも何かが伝わる。引用された映画がみな名作に見える。彼が音楽を書いた映画、作曲・編曲した曲をすべて集めて観て聴きたくなる。私の知っているモリコーネは彼の後半生に過ぎず、60年代から70年代にかけて毎回新しい創造があるような驚異的な仕事ぶりにも驚いた。
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