劇場公開日 2023年1月13日

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「永久に観ていられる」モリコーネ 映画が恋した音楽家 ムーランさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0永久に観ていられる

2023年1月14日
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夢が叶えば、モリコーネが携わった全ての作品についてのコメントが聞きたかった。
“さすらいの口笛”、“ゴールドのエクスタシー”、“勝利への讃歌”、“ジルのテーマ”、“1900年”、“デボラのテーマ”、そして“ミッション”。
映像と共にそれらの曲が流れると、胸が高鳴り、自然に涙していた。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督が自身の「ニュー・シネマ・パラダイス」において、在り来たりなラストシーン(愛のテーマ)を使用せず、廃墟になったパラダイス座を訪れるシーンを使用した辺りに、モリコーネ愛をしたり顔で語るどこかの国の元総理との違いを見せつけた。
個人的には“リーガンのテーマ”が流れなかった事と、
やはりブルーノ・ニコライについて触れなかった点が残念ではあるが、
妻マリア映像で“ペイネ愛の世界旅行”が流れたのが嬉しかった。

ムーラン