「長い、限度を超えている。中身はモリコーネへの賛辞ばかり。」モリコーネ 映画が恋した音楽家 いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
長い、限度を超えている。中身はモリコーネへの賛辞ばかり。
「ニューシネマパラダイス」は折りにふれ私が見直す映画で、そのたびに涙を流す映画だ。涙が出てくるのはモリコーネの音楽が原因だと思う。CDまで購入したくらいだ。
さて、私はモリコーネの映画音楽の創作の秘密を知りたかったが、残念ながら期待外れだった。
あるのは、タイトル通りのモリコーネへの賛辞ばかりで飽きてくる。元々、この監督の作品は長い。「ニューシネマ パラダイス」も完全版をみたが、映画公開された版の方が良かった。
モリコーネもアカデミー賞を貰ったから恵まれた作曲家だ。バーナード・ハーマンを知っている人は少ないだろう。コルンゴルトもそうだ。この二人は今の映画音楽の基礎を作った人達だ。二人とも晩年は不遇だった。
結構、日本未公開の作品に作曲しているんだと思った。彼の現代音楽を一度聞いてみたい。あれって思ったのは、ジョン・ヒューストン監督の「天地創造」だ。結局、音楽を担当したのは黛敏郎だった。良かったのか悪かったのか、よく分からない。
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