「存在さえ知らなかった人間の性癖の奇妙な世界観に飲み込まれる」女子高生に殺されたい あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)
存在さえ知らなかった人間の性癖の奇妙な世界観に飲み込まれる
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この作品はオートアサシノフィリア(自己暗殺性愛者)である春人(田中圭)が9年前に真帆(南沙良)の中に現れた凶暴で男をも絞殺するキャサリンという人格に自分を殺させるための綿密な計画劇でした。
結果的に親友のあおいのおかげで真帆の中に存在し続けたカオリ(自己防衛のための人格)とキャサリンの人格は消え去り春人の計画は失敗に終わり春人は一命を取り留めます。
この作品、何人かの女子生徒がメインで登場しますが、それぞれの女子生徒と1対1のシーンの際に春人がキャサリンと心内で呟くため中盤までキャサリンが一体どの生徒なのか分からないようになっているんですよね。だから誰なのか気になって引き込まれた方は多いと思います。
若手女優さんほとんどのお芝居は初々しかったですが、南沙良さんのお芝居は飛び抜けて凄かったです。
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