「ただの変態で片付けてはいけない」女子高生に殺されたい モトコさんの映画レビュー(感想・評価)
ただの変態で片付けてはいけない
女子高生に殺されることを最大の快楽とし、それを実現するために綿密な計画をし続ける高校教師の話。
この設定だけではただの変態映画と思ってしまうが、変態がどのような経緯でどのような思考で、女子高生に殺されることを求めるようになったのかが描かれている作品。変態の裏側を覗ける経験は今までにない経験だった。
主人公の心情描写の演出はどこかチープでまるで文化祭の演劇のような演出なのは、物語のキーとなる文化祭の演劇シーンを引き立たせるための演出なのではと感じた。
河合優実さんはじめ出演者全員の個性ある演技だけでも観る価値がある作品だった。
この方が記載している、レビューの一覧に「SHE SAID シー・セッド その名を暴け」という「フェミニズム」(ワインスタインのセクハラを告発する過程を描いた映画)に分類できる映画が入っていて、高く評価しているのに、
こういった「JK搾取」といえる、「ロリコン」(ペドフェリア)で「女子高校生」という「記号に過剰に執着する」日本の一部の人間の「痛くて、児童虐待と性的搾取に繋がること」を肯定するような、漫画、
それを原作にしている映画を見て、高く評価していて、残念だった。
そういった「女子高校生」という、ブランド化、「コンテンツ化」があるから、JKビジネスという、「性的搾取」が存在している、日本の問題点がある。(「万引き家族」とか、見ていないのかなぁ… 苦笑)
他の先進国は、そこまで「ロリコン」ではない & 「児童の権利侵害は違法で、許されないこと」という、社会的合意があるから、JKビジネスみたいなものは、日本みたく浸透していない。
そういった、「子供・女性で、立場が弱い、女子高校生が「コンテンツとして消費される」日本の悪習を変えるためには、こういった「作品」(漫画も、映画化も含めて)に、NO を言っていく必要があり、
それをやるやらないは「個人の自由」だけど、「自分のレビュー 一覧で、フェミニズム的な映画を高く評価している」のに、児童の性的搾取、女性の性的搾取の「象徴」ともいえる、「JK」(女子高校生)の、コンテンツ化、そういった作品を、悪気なく(?)高く評価しているのが、すごく、残念だった。