「今が分岐点!」追想ジャーニー トンダさんの映画レビュー(感想・評価)
今が分岐点!
追想ジャーニー
「追想」っていう言葉があまり聞き馴染みありませんでした
11月12日に鑑賞して、なぜ「追想」をタイトルにしたのかわかりました
予告編ではドラマ風なのかと思ってましたが、なぜか舞台のセット
しかも舞台の上で様々な年代の方からの告白シーンなど
この物語は48歳の謎の男が、18歳の主人公(謎の男自身)に諭す作品かと思ってました
謎の男は今までに経験した、幾つもの〈分岐点〉において、昔の自分に「あっちの選択をしていれば…!」と訴えます
しかし昔の自分にだって、そのときに出した最良の選択だったのかもしれません
物語が進むに従って、その立場が逆転していきます
それと同時に昔の自分も、未来の自分の言葉を受け入れるようになります
私たちは色々な〈分岐点〉があります
でもその〈分岐点〉を誤ったと後悔しても、それは〈今が分岐点〉ということを考えさせてもらいました
若い世代、中高年世代、どの世代が見ても物語の最後は〈今が大切〉ということが分かる作品でした
上映場所や、上映期間が増え、より多くの方が自身を見つめ直せる機会があればと思います
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