「地味だが、深く余韻が続く良作。」生きる LIVING かぴばららさんの映画レビュー(感想・評価)
地味だが、深く余韻が続く良作。
無駄な動きのない、無駄なセリフもない、研ぎ澄まされた脚本が大人な印象のよき作品。
シンプルな会話と的確な演出がいい。
だけど朗朗と主人公が歌うあの幼い日々を思い出す歌。あの瞬間は彼は輝いていた。とても胸に響きました。
「自分の人生を生きてるか」この映画に鋭い問いを投げかけられた思いがします。
自分の人生は自分でしか満足させる事ができない。
誰も自分以外、自分の幸せを探してあげる事はできない。
自分で考えて行動するしか答えはない。
カズオイシグロさんの功績は大きい。
人生後半戦の私に深く響く良作です。
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