「美しい映画」生きる LIVING alvoさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい映画
生きる喜び、生きる醍醐味って意外と小さいことで得られるのかもしれない。そんな思いになった映画でした。
喜びは人によって違う。
刹那的な快楽で幸せを感じる人もいれば、
人のために役立ったというたったひとつの思い出だけで、それまでの人生が悔いだらけであっても満足できるのかもしれない。
夜の遊び方を教えてくれた見知らぬ彼も、生きることの意味を考えただろうし、
生き生きとした姿で魅了した彼女もまた、一人ひとりが生きる人生のあり方を学んだのでしょう。
また最後の同僚たちの姿も、またすごくリアル。
皆、一時自省をしながらも人生はそうやって続いていく。
見た私も、自分や自分の家族、大切な人が最後大切な思い出を胸にできればいいなと涙を流して思いつつ、きっとすぐに日常に戻っていくのだな、と思う。
刹那、素敵な、美しい映画でした。
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