すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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レクイエム
まずは予告編がそのまま冒頭だったのには驚いた 君の名は、天気の子同様、要石、閉じ師など古来の日本的な世界観の表現は踏襲しつつ、今回は真っ向から災害に向き合う、そんな感じでした 岬のマヨイガと少し被るなとは思ったものの、作画といい、音楽といいかなり完成度が高い 地震が封じられれば、今度は雨が降ってきてまるで現在の様子のよう ダイジンの要石の姿が、長野県出土の埴輪そっくりだと思ったら監督パワースポットが多い長野県のご出身だそうで 色んな人の念が残った廃墟や宮崎(日向灘)、四国、神戸、富士山、東京、東北と災害に関連ある場所ばかりなのは少々不気味に感じてしまいました
僕の生きがい
まず映画の感想を語る前に、私がアニメーション映画を好きになったきっかけが、新海誠監督の「天気の子」を観たことでした。それを機に沢山のアニメーション映画を観ました。そんな中で新海誠監督の最新作が公開されると言うことで楽しみにしないわけがありません。うっきうきで映画館に向かいました。さてここから感想に移ります。圧巻でした。作画はもちろんのこと、音楽やキャラ設定など、どこをとっても深く作り込みがなされており、文句のつけようがありません。また、ストーリーに関しては、前作、「天気の子」より作り込まれていたという印象です。前作では、音楽を前面に押し出していましたが、今回はそれをせず、ストーリーで勝負しにいったのではないでしょうか。結果的に今作は前作とはまた違う面白さがあり、最高なものに仕上がっていました。しかし、少々設定が難しいところもあり、私自身まだ、理解が行き届いていないところはあります。それは2回目以降の視聴の際に確かめていこうと思います。
これは、前作にも共通することなのですが、新海監督の作品は観終わった後の余韻が凄まじいです。この3年、新海監督の最新作を期待して生きていたまでもあるので、観終わって少々寂しい気持ちもありますが、今回も、コラボカフェや展示会などが開催されると思いますので、最後まで全力で「すずめの戸締り」を楽しんでいきます。
11/22
2回目、IMAXで観てきました。改めて今回の映画はストーリーの完成度が半端ないなと感じました。1回目では聞き逃してしまっていた会話のひとつひとつをしっかり理解することができたので、物語に対しての理解もかなり追いつき、1回目の時より感動しました。ダイジンが尊すぎます。
天気の子よりは良かったです。
中々面白かったです。
深海監督作品の登場人物の絵が兎に角好きです。
今回の作品はロードムービーのようだったけど、所々違和感があったんですよ。
アニメだし、目くじら建てなくても良いんだけど、リアルな話を内容に組み込んでいるので気になりました。
そしてそのリアル何だけど、まだ映画にするのは早いって思います。って言うか、リアルは必要ないです。
映画終わりのスタッフロールが流れている時の映像は楽しかったです。
すずめの後始末
はじめに。
予告編を観ても、3・11の話だとは気付きませんでした。鑑賞前にレビューランキングのタイトルを見てやっと分かりました。こういうのは予告編で告知すべきですが、これは宣伝の問題だと思うので、評価には入れてません。
三部作を観ましたが、今作は動きがより滑らかになったと思います。声優も良いし、アニメとしてはかなり良いです。
内容は、要するに、誤って封印を解いてしまった為に邪悪なものが出てきてしまい、それをまた封印するというシンプルなストーリーで、それをどう味付けするかという事になります。
結論から言うと、感動は無かったです。若い子に受けそうな要素をたっぷり詰め込んだエンタメです。
それは良いんですが、1作目、2作目と中途半端に民俗学的な要素を入れて何かすごく深いような雰囲気を出しているけれども、実はそうでもないという印象がだんだん強くなってきました。
マイナス点
・「お返し申す」のは、誰に?あるいは何に?何を? 災いなら「消えろ」「去れ」だし、怨念なら「鎮まれ」「帰れ」と思うので、「返す」ってどういうことでしょうか。
・猫のキャラクターがあまりに雑。顔が可愛くないし、ダイジンという名前のセンスがひどい。神様の本名は何でしょう。
・「要石」という名前もピンと来ない。『要』とは扇子の骨をまとめてつなぐ釘のことで、重要とか要約に使う言葉です。「くびき石」ならミミズを止める意味にはなりますが、守るとか封印するという意味の名前が良いと思います。
・「後ろ戸」を守っている主体が要石なのか閉じ師なのか分かりませんが、代々続く閉じ師ならば2つしかない要石のことは場所も含めて熟知しているのが自然です。
・設定がいろいろ雑なのに、スナックのシーンは細かくて長かったりする。
・場所を悼む映画とは感じられなかったです。
いつも新しく昇華されていく、新海監督の映画😮
新海監督映画の良いところは、
これまでの人気作品を観た人の期待とか予想をを裏切るところだと思う。今回も空間的に大空や宇宙、都市風景、日本の古文化などデザインが新海監督ぽい映像に満ちているけれど、キーとなる部分、新しいアイデアの部分でこれまでのファン受けを狙った二番煎じみたいな所が無く、逆に観客の期待やマーケットに対して挑戦的だと思う。
今回の作品はタイトル以外殆ど何の知識も無く、そのタイトルがこれまでで一番インパクトが無かったので観る予定が無かったのですが、評判が良さそうだったので急遽映画館へ。「戸締まり」の意味を主人公と一緒に探す事になった。漸くその意味が主人公と共に自分も自分なりに分かった時、一気に感情が込み上げて来た。
今回も革新的で凄い映画でした。
エンターテインメント作品ではない
伝えたいことは何となくわかる(全くわからなくはないレベルだ)が、今回の題材、モティーフを、新海誠という作家でなければ生み出せないカタチ、表現で私たち観客に届けられたかというとそれはなかったように思う。
むしろこれからのスランプがあってこそ、10年後、庵野さん宮崎さん今敏さんのような自信のある表現ができるようになるのだと思う。
コンスタントな創作は彼らであってもなかなかに難しいものだ。
ちなみにタイトルのエンタメ作品では無いというのは、“どっち”をやりたいのかが明確では無いため、エンタメ作品とは言えないということ。
周りの感想で多かった、鑑賞後、“心に何も残らなかった”というのが個人的に同感だった。
今作に関しては詳細な感想は書きたくもなく、評価不可だが、数十年後に期待して星1.5。
否定的なレビューになりましたが、新海作品は好きです。
物語としての仕上がりはこれまでの作品を越えてきた作品
これまでの新海誠監督作品とはひと味違う仕上がりになっていて、また新たな新海誠監督の世界を見ることができました。
切ない恋愛ものではなく、ひとりの少女の成長物語という今作は、より多くの人の心に響くものになっていると感じました。
題材として扱っているものは「忘れてしまいたいこと」ではあるものの、その中にも「忘れてはいけないこと」があることを訴えかけてきています。
見る人のこれまでの経験によって、受け止め方の幅がとても広い作品故に、積極的に勧めるのは難しいところはありますが、この作品を通して「あの時の事」を風化させないということにつながればよいのかなと感じました。
何かが違う
この作品のテーマ、作画、音楽は高いポテンシャルがあるのに何故か見終わった後素直に面白かったとならなかった。どう頑張ってもテーマがテーマだからゲラゲラ笑う面白さにはならないかも知れないが、見てよかったと思わせる作品には出来たんじゃないかと思う。
ではなぜそうならなかったか、自分なりに考察してみた。結論からいうとチグハグ感と既視感が邪魔しているのだと思う。
まずチグハグ感だが、実際に起きた震災という激重テーマとラブコメはミスマッチすぎた。その2つは水と油であって混ざらないというか混ぜるな危険だと思う。100歩譲って恋愛要素はいいとしてコメディ要素は入れるべきじゃなかったと思う。『君の名は。』は同じ災害がテーマではあったが、あくまで災害の部分がフィクションなのとバランスが絶妙だったので凄く楽しめたが、今作は実際に起きた震災を扱っているのにコメディ色が出過ぎていて、個人的にはもっとシリアスな展開になったとしても振り切った話にして欲しかったなと感じた。
次に既視感だがこれは言うまでもないが、同じ画で同じ音(RAD・神木隆之介など)で同じ題材(災害・ラブコメ)が3回目ともなると流石に飽きた。ファンタジーの部分もジブリ感が否めなかった。次回作には目新しい内容もしくはトップガンみたいな王道だけどそれを極めた作品を期待する。
ぐだぐだ感想を書いたが何だかんだ次回作があるならまた映画館に足を運ぶとは思う。新海誠監督に期待しているので、次は更にいい作品になることを楽しみにしています!
うーんイマイチ感情移入できない
ストーリー自体良いし作画も良い。
主人公達も良いし周りのサブキャラも良い。
だが…設定がどうにも。
廃墟の扉から謎の赤黒いモクモクが伸びてそれが地面に落ちると大地震という設定がなんとも。
それを防げは地震回避と言うのもなんとも…
なんか納得いかないと言うか何と言うか白けた。
まだ謎の災厄がおとずれるとか人間が本能のまま狂気に走る方が現実感が無くて良かった。
現実的な自然災害でこれは納得いかない。
1000年に一回やってくる彗星の破片が落っこちて
大災害になる方が設定として面白かった。
同じ災害でもはるか彼方にあり足元には無いからな。
そこがどうにも引っかかってしまいせっかくの泣ける感動的なストーリーも微妙になってしまった。
しかも誰に勧めていい映画なのか?作画だけ?
震災にトラウマ抱えている人には勧められない。
震災からの復興映画ならまだしもこれはジャンル的には娯楽映画だ。
それと上映回の途中で退席する人がいた。
まだ半分しかストーリーが進んでいないのにである。
トイレかと思ったが帰って来なかった。
映画が終わって帰る時掃除の人が2人で
途中で気分が悪くなって帰った人がまた出たと
言っていた。神戸の辺りだから阪神淡路大震災を
連想してしまったのか?(そんな描写は無いが)。
ちょっと震災にトラウマ抱えた人が見るには辛い連想をしてしまう映画なのかも知れない。
震災のトラウマは乗り越えるべきだろうが、
主人公は乗り越えたが他の人はどうだろう?
人それぞれだから何とも言えない。
見ず知らずの人々が勝手に自分の家で鍋パーティを始めて、「楽しかったでしょ?」と言われるような映画。
正直に書きます。
とても辛かったです。
観たことに感動というよりも、観終わったことに感動しました。
そのぐらい辛かったです。
震災のことを扱っていますが、
それをわざわざロードムービーのエンターテイメントにする
その必要性を全く感じませんでした。
閉じ師が閉じれば、防げる???
そんな幻想の世界を描いて何が楽しいのか全く分かりません。
とても不快でした。
そして映画としても全く新しい「発明」的要素を感じられませんでした。
例えるなら、
見ず知らずの人々が勝手に自分の家にやってきて、鍋パーティーを始めて、「楽しいでしょ?楽しかったでしょ?」と言われるような映画でした。
不快です。
人によっては、だんだんと楽しくなってしまい、許せてしまう人もいるでしょう。
僕は違いました。
しんどい映画でした。
-999999999999点。
という感じでした。
「君の名は」以降は・・・
「君の名は」の理解が後からついてくるストーリーの輝きと感動が後の2作品には全く感じられない
リアリティの無い話の展開や登場人物の不自然な行動に無理を感じた。
何度も何度も書き直しして結局妥協したストーリーを繋ぎ合わせたような作品
これぞエンタメっ‼︎
この作品を不誠実と言ってる自称映画好きを俺は一生許さない、目が雲っている。これほどのド直球のエンタメ作品は今年なかったしブラックパンサーよりも面白いだろ。ポリコレ要素入れないと古い映画というレッテル貼り付ける自称映画好きとは話が合わないし映画を語らないでください。自分が嫌いな映画のみを貶し倒す映画関係者が1番映画をダメにしている。
作家性を極限まで抑え込んだ新海誠さんを見直しました。
スズメの由来を考察
映画観たパパ(48)
原作読んだ息子(12)
パパ「何でスズメって名前か考えたんだけど」
息子「あー僕も考察したよ、平和を意図したんじゃないかな」
パパ「平和?」
息子「 日光東照宮の眠り猫の裏側に、雀が居て、平 和とか平安を意味しているらしいから、そういう意図じゃないかな、パパは?」
パパ「,,,えっと、ミミズ出てきたでしょ、で、スズメってミミズ食べるじゃん?もぐらじゃ変だし,,,」
息子「……あー…あながち間違えでもないかもね、調べたら 意外と雀を神様にしてる神社とかあるかもしれないし」
パパ「ま 来場者特典に答え書いてあったんで、パパのは勘違いかなぁ ハハハ」
面白かった
回り道せずに結構都合よく進むロードムービーではある。が、超無鉄砲な道行きに沿って描かれる主人公の成長、というか心の変化がしっかりと伝わってきてよかった。リアル世界の緻密な再現は圧倒的に凄いが、アニメっぽさを活かしたエンタメ部分もとても良くできている。優れたジュブナイル映画だと思った。
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