すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
全1288件中、1101~1120件目を表示
新海誠監督の大駄作、とても残念
世界感とストーリーが新海誠監督にしては失敗と感じました。
相変わらずの美しい映像美や、一部の好感のあるキャラクを生み出すことには長けていると思います。
しかし、オカルティック過ぎる世界感には最後まで違和感が付き纏い、ストーリーにも斬新さは感じられません。
過去の4作品「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」「君の名は」「天気の子」に比べると、かなり見劣りする作品となってしまった事が残念です。
好きな監督だけに大きく期待し過ぎてしまった面もあるとは思いますが…
現実の世界をベースにして、一部が夢のあるオカルトである「天気の子」や「君の名は」の様には共感できませんでした。やはり感情移入するにはある程度のリアリティを感じられる事が必要でしょう。
そして感情移入できなければ残念ながら感動も得られません。
とは言え、それでもなお最後まで何とか観れる作品に仕上げられているのはやはり新海誠監督の手腕なのでしょう。
ストーリーの是非を考えず、大型スクリーンで素晴らしい映像美を楽しむのが良い作品でしょう。
次回作に期待します。
唯、最後に、
新海誠という監督には、この作品の程度で満足して欲しくない。
過去に香り高い作品「言の葉の庭」を作り、エンターテイメント性の高い作品「天気の子」を世に送り出した人である。
ここで中途半端に纏ってしまっては誠に惜しい。
世論に流された賛美や風評に惑わされる事なく、先へ先へ進んで欲しい。と強く願う。
素直に
タイトルなし(ネタバレ)
今作は君の名は、天気の子とは違い音楽が少なめです。
震災や両親を亡くしている主人公など内容がシリアスなだけにそうしたのかもしれませんが。
行く所々で会う人、物全ていつ無くなってしまうか分らないけどそれでも前を向いて生きていこうと後押しされる作品でした。
行く所々の人達が「行ってらっしゃい」というのは震災で失った人達の最後の言葉であることと今生きてる人達の背中を押す言葉で非常に感動しました。
正直新海さんはシリアス感が好きです笑
思っていたよりメッセージ性の強い映画だった
公開から翌日、事前PVや情報ない状態で見に行きました。新海誠といえば「君の名は。」「天気の子」ですが(それ以外の作品は見たことないです、すみません)、評価はきっと賛否両論あるだろうなと。。。
そんな感じで評価いきましょうか。
【内容について】
要石を抜いたことによって震災が起こる。そういうことを防いでいくというのが簡単な内容。わかりやすくて良いと思います。
やはり世界系なんだなと思うところはありましたが、「天気の子」と違い震災を防ぎつつ、ヒロインも助けられるという素晴らしい展開でした。100点です。
【東日本大震災について】
終盤は震災の舞台となった東北地方(詳しい場所は作中で言ってましたが忘れました)
あの日記の黒塗りは正直怖かったです。それくらい絶望した光景だったことが想像できます。シュタゲの失敗したの連呼を思い出しました(伝われ)
人々の思いを聞くシーンで「行ってらっしゃい」「いってきます」があったかと思います。あのシーンにはグッときてしまいました。
「決して忘れてはならない」というメッセージ性が強く現れており、ここだけでも名作になったのではないかと思わせてくれるシーンでした。
【関東大震災?防ぐシーン】
ここは「天気の子」とは対になるシーンとなりました。
…まあここで100万人規模が亡くなる震災起こしたら映画とはいえ不謹慎極まりないですが
まあまあでも良いシーンでした。私的には満足です。
【疑問点:過去にあった震災はなぜ防げなかったのか?】
現実と重ねてるなら、防げなかった原因を描写して欲しかったですね。
マジで扉閉めるだけだろ?主人公でさえ防げるのに、どうした?と思いました。
【疑問点:前作と繋がりは?スペシャルゲストなし?】
「天気の子」では前作「君の名は。」で登場した人物が出てきており、なんとなく時系列も想像できます。今回は「天気の子」の先の時系列か?と思いましたが、東京は無事なので、おそらく繋がりも何もないのかと思います。
じゃあ「天気の子」のあれはなんだったんだ?と思いますが、単純にスペシャルゲスト扱いだったのかもしれない。
そういうことするなら、今回もそうしてくれと思いました。
……私が見逃してるだけかもしれないので、見つけた人がいたらコメント頂きたいです。
【総評】
結論を言うと、「天気の子」より面白かったです。
ただ新海誠らしくないアクションシーン満載で、「あれ?新海誠っぽくないな?」とか思いました。まあ好きですけどねアクションシーン。
それにしても風景はかなり良く、雲の流れるシーン多かったですが、実写なのではと疑うレベルで良かったです。
以上、レビューでした。
余裕があれば2回目、見に行きます。
というか2時間は長ぇってばよ。おしっこ漏れるかと思いました(笑)
□追記
調べてみたら、前作とは無関係と新海誠が言っていたみたいですね。。。失礼いたしました
周りの評価もかなり良いみたいですね!興行収入が楽しみです(*´艸`)
グッとくる作品でした。
すっずめ♪ (イラッ)
2022年劇場鑑賞260本目。
第一弾予告はあんまり内容は分からなかったのに、公開直前の第二弾でガンガンネタバレかましてきて、おいおいこれクライマックスのとこじゃねぇのかよ、萎えるな〜と思っていました。
前作の天気の子のクライマックスみたいなシーンになって時計を見たらあれ、まだ1時間もある・・・。
しっかりとしたボリュームでしたがここいらないなってシーンもなく、展開も前述の通りずっと同じというわけでないので最後まで楽しめました。
ダイジンにはだいぶイラだたされましたが最後泣いちゃいました。
突き抜けて満点!という感じでもないのですが、減点するところもなかったです。
映像は相変わらず美しく、どこのシーンを切り取っても絵として成立するのはさすが。
新海誠監督が描く現代の神話
新海誠監督が描く現代の神話。
作家性を出しつつ万人に寄り添う
解りやすさと娯楽性。本当に凄いです。
本作も冒頭から息を呑む美しさ。
息吹を感じる自然。人の生活を感じる町並。
美しさを再認識させられる自然光。
登場する全ての人がすずめを後押しするように
優しく協力的で観ていて幸せな気持ちに。
超自然的な展開も違和感なく受け入れられる
不思議な説得力を持つ新海ワールド。
加えて現実と向き合う覚悟と実直さ。
君の名は。で尋常じゃなく上がった
観客のハードルを満たす素晴らしい作品。
新海誠監督作品としては凡庸な出来
出世作となった「君の名は。」は想像を超える意外な展開と設定があったし、
「天気の子」は賛否両論あれど、そこまでやるかという突き抜けたオチがあり、
それぞれに視聴者の「こうくるだろうな」を気持ちよく裏切ってくれるあたりエンターテイナーとしての才覚を感じさせる作品だった。
つまり新海誠作品というのは、そうそう都合よく我々凡人の想像に収まる程度の展開で進んでくれるほど単純な話ではないのだ。
それが今回、「すずめの戸締まり」では、残念ながらふつうはこういう展開になるよね、という筋書き通りに進み、だいたいこんな感じできれいに決着するよね、という感じで終わる。
ということで個人的には展開の妙にわくわくできてこそ新海誠作品だと思っていたぶんがっかりした。
映像のクオリティは文句のつけようがないし、角を削られて丸くお行儀よくまとまった作品のほうが商業的には正解なのかもしれないのだけれども。
素晴らしい表現力
映像、ストーリー、音楽。 全てがメッチャ良かったアニメ! 本年度ベスト!!
予告編で観た足が一本無い椅子が微妙な感じだったけど、椅子の正体を鑑賞中に理解して納得(笑)
高校生の鈴芽と椅子が九州から四国経由で東北まで猫を追いながら各地の廃墟を旅するストーリー。
鈴芽が出会う人が皆、優しい方ばかりで好感が持てる作品。
ダイジンも結局良かった。
3.11の震災を思い出す感じで、緊急地震速報のアラーム音が恐ろしい。
災害の原因となるミミズを扉の中に封印しながら鈴芽達が北上していく感じ。
大学生の草太が陰ながら日本を守っていたのか(笑)
ぶっちゃけ鈴芽が始めて鈴芽で終らせるストーリーだけど、鈴芽が命を顧みない行動に感動。
暫くはドアに鍵をかける時、
「お返しします」
と言ってしまいそう( ´∀`)
期待外れだった
ものすごく楽しみにしていたので、ワクワクしながら鑑賞。
話は事前に知っていたものの、それ以外にもたくさん要素があるんだろうと思っていたら、そんなことはなく、災いを封じ、あの世に行った草太を助けて丸く収まる。
ダイジンやサダイジンの役目やなぜすずめにこだわっているのか、草太に対する恋心など、もっと説明してくれていたら深みが出ていただろうに、内容が薄いな~という感想を持った。
震災に対しての思いがあまりなく、そういうシーンを見てもどこか違う世界の出来事として感じるから、余計にストーリーに面白味を感じないのかもしれない。
災いを封じる・・・人間からすると災いなのかもしれないが、地球はたまた宇宙全体からすると地震や噴火は単なるサイクルにすぎない。自然のサイクルなので防ぎようがないから、なるべく死なないように備えるしかない。
草太の人柄がもっと丁寧に描かれていたらもう少し深みがあったのかなぁ。
声優のアイドルも上手とは言えなかったし。すずめ役の方はとても上手だった。
ただ、新海監督の言いたいことは十分伝わってきたし、迫力があるので観るなら映画館をおススメする。友達に勧めるとするなら、金曜ロードショーでいいんじゃない?というかな。
新海誠の最高傑作かな。
①日本が地震列島であることと日本神話と東日本大震災とを結んで紡がれる物語には、日本民族以外にはその含意が分かりにくいという難点はあるかもしれない。
②主人公の岩戸鈴芽(すずめ)という名前から、すぐ日本神話の“天ノ岩戸”の話と天鈿女命(あめのうずめ)を連想させるし(あちらは岩戸を開けて中にいた天照大神に出て貰う話で、こちらは戸を締める話なので、対比となっているが)、鈴芽の旅の出発点が神武天皇(神日本磐余彦火火出見尊=火という字が入っている)の東征と同じく宮崎県であるし(日本神話をなぞるなら神武東征と同じく最終地点を我が奈良県=大和国にして欲しかったけれど、そうすると東日本大震災に繋がらないので仕方ない)(それと、鈴芽が立ち寄り後ろ戸から出てきたミミズを封じたのが神戸=阪神淡路大震災=、と東京=関東大震災、とする必要があったからだろう)、宗像という名前も古代史に謂れのある名前である(宗像三女神や「宗像教授伝記孝」が先ず思い浮かぶ)。
③もちろん、そんなことを知らなくても十分楽しめる作品ではあるけれども、縄文時代より更に遡る頃からこの列島で地震と共生し、その自然の力を恐れ、敬い、戦ってきた日本民族のDNAがこの物語のバックボーンには確かにあると思う。
④日本列島の下には大きなナマズがいて地震を起こすという伝説と対応して、ここでは地震を起こす“怪し”としてミミズが登場する。
何はともあれ映画の序盤で最初に登場したミミズの映像と、鈴芽と宗像とが力を合わせて『戸』を閉める一幕には本当に感激した。
⑤松本白鵬って何処かの相撲取りか?と思ったら幸四郎だった。
⑥東北道のサービスエリアで鈴芽と環とが心の底にあったものを吐き出し合うシーンはこういうアニメでは珍しい“人間”の生の肌触りがあった。深津絵理は声優としても流石ということか。
感動しました
新海誠が語る鎮魂の物語
軽快なシティポップが流れる中で、小菅ジャンクションを超えてすずめ達の向かう先は、東北自動車道。ということは、あの出来事に向き合うということ? そうであれば、自分もしっかりと受け止めねば。
背景美術が美しいことは、分かりきっているが、アニメーションがIMAXのスクリーンに映し出されると、この世界の住民になってしまいたい。そんな願望が湧いてくる。
演技については、全員すばらしい。ジャニーズ情弱なので、松村北斗に先入観はないが、声もイケメンだし、コミカルな演技も面白く、これであればキャスティング正解。(ファンの皆様、上から目線でごめんなさい)
伊藤沙莉は、一番ハマっていた。顔つきといい、声といい、どうみてもスナックのママ。当て書きでしょ?
『君の名は。』は、カタストロフィーを無かったことにする願望の物語であったが、『すずめの戸締まり』は、一歩進んで、鎮魂をテーマにしていると思う。セカイ系から離れたマコト新海の新境地を全面的に支持します。
全1288件中、1101~1120件目を表示













