すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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起伏の少ないストーリーが退屈でつまらない
話題だったのでとりあえず鑑賞。つまらなかったし自分には全く合わなかった。理由は3つある。
1つめは、起伏の少ないストーリー。
延々とJKの旅を見せられるだけで退屈。すずめを助けてくれる人も初対面なのに優しすぎてご都合主義展開に感じた。
いかにもヤバそうなミミズは現れてもあっさり封印されて被害もないから危機感がない。序盤最初に現れたミミズがピークだった。
2つめは、すずめが草太に惚れ込みすぎなこと。
高身長イケメン人状態の草太に一目惚れしたのは分かるけど、椅子になってからの草太にも好き好きになってるに違和感。いくら中身が草太とはいえ、自分だったら物相手に愛情はそそげないわ。
3つめは、ダイジンの行動が意味不明なこと。
草太を要石にしといて、最後は草太を救出しようとするすずめを助けたのが謎。お前が元凶やんけ...何考えるか分からん猫でイライラした。声は可愛かったけどね。
震災を扱ってる割にはすずめと草太の恋愛要素が強く、震災と恋愛が中途半端に混ざり合って、何を伝えたいのかテーマがよく分からない作品だった。
人がたくさん死なないよ‼️❓必ず、朝は来るから‼️❓
この映画の素晴らしいところ、大きく二つ。
まず、音響、音楽、声優が最高。
すずめ、イス、ネコ🐱が最高に心に響く声、他にも神木隆之介や深津絵里とか有名人とゆうだけで無く、キャラにとことん近い、これだけでも料金の価値あり。
それに音楽、歌、効果音が心地よい、最高。
次に、これがミソなんだけど、震災ものは数多くあるけど、震災者や遺族の心情に寄り添うものは、実は少ない、この映画はとても真摯に、実直に、丁寧に、寄り添い、昇華してる、感動するだけで無く、リスペクトしたい。
ところで、全ての面で、最高品質なのはゆうまでもない。
ジブリも迷走してるし、京アニはあの事件であれだし、今後のアニメは新海誠に期待するしかない、のでしょうか。
すずめ、なんですずめなんでしょう、すずの本名は鈴華ですが、関係ないか。
ああ、君の名は、天気の子、すずめの戸締まり、ああ、次はいつ観れるんだろう。
とにかく、最高の映画を是非🎞🎟🎬
全体的に良き。気になるところもちらほら
全体的に良かった。
私は新海誠監督の映画はストーリーというより風景画、とくに親しみ慣れた東京の描写がとても好きなので、今作でも東京が舞台になるパートがあったので嬉しかったです。
後ろ戸が開くとミミズがでてきて、ミミズが倒れると地震が起こる。設定は意外とシンプルですんなり落ちたので、わりと最初から引き込まれていたものの、私は環さんと同じ世代のせいか鈴芽の環さんに対する態度がどうにも許せず、ほとんど最後の方までイラッとしてしまった…信じてもらえなくてもいいから説明くらいしなさい。ところどころで話そうともせず「うまく言えない」で済ませるのは、良くないぞと。
鈴芽役が原菜乃華さん、草太役が松村北斗さんな以外には何も情報を入れていかなかったので、エンドロールで深津絵里さんや染谷将太さん、神木隆之介さんの名前が出てきて驚きました。
みなさんお上手ですね。
(天気の子の小栗さんや本田さんはこれでもかってくらいご本人感がすごかったので…)
個人的に原さんご本人は以前ドラマでもお見かけしておりとても可愛くて良いのですが、声が可愛すぎて鈴芽のビジュアルとは少し違和感があるように思いました。
また、新海誠さんの映画全てで感じることですが、恋愛感情になるまでの描写があまり細かくないなと。
これまでの作品でも、願えば空が晴れる圧倒的な能力や入れ替わりを共有している関係といったあまり本人の人柄とは関連しないところだけで、突然命張ってお守りしますみたいになるのがイマイチ納得いかなかったのですが、今作でも美しい姿で扉を閉じるという能力を持つ謎の青年である以外にはあまり鈴芽が草太をたった数日で「好きな人」と言い切るにはあまりにもエピソードが足りないかなと言う感じはしました。
でもまたいつか配信されたら、もう一度観たいなと思うくらいには面白かったです。
良い休日になりました。
閉じ師とは?
長編アニメーションの人間描写は如何に
最近の長編アニメの拙い人間描写を気にしつつ視聴しました。
冒頭は懸念通りストーリー主導の可笑しな言動が目立ちます。
また、出会って3秒で恋に落ち最後まで周りが見えない主人公。ここは潔く終始ブレません。
北上の道のり、世代の違う人間と思春期の若者の触れ合いをじっくりと描いています。
コミカルではありますが、真っ当な描写でした。
東京編は謎解きパートと宮城へ向かう動機づけです。
そして所謂ロードムービー、母親代わりの女性と娘の喧嘩は致命的です。
口を滑らせた、人間の感情は複雑、どうでしょうか。
私は血の繋がりに関わらず、子供への愛情を持った事のある人間の口から出る言葉ではないと感じます。
それは、人生経験の少なさや人間観察の欠如から来る致命的なリアリティの無さ、
建築家で言う空間把握能力や絵描きで言うデッサン力の欠如です。
作家の伝えたい事とやりたい事が先行しています。
これ以降物語はクライマックスへ、
震災の悲しみを代弁する主人公が自身と向き合い前に進みます。
当時多くの作家が葛藤したテーマに、
10年以上経った今向き合った作品、
まさに当時幼かった子供が大人に差し掛かっています。
それが白けるか背中を押すかわかりませんが、監督なりの総括と一人の大人として送りたかったメッセージだと私は前向きに受けとりました。
でかいミミズをやっつける震災ロードムービー
幼い頃親を亡くし九州の叔母さんちに住んでいるすずめ。登校中にイケメンから声をかけられて気になっていたら、山の中の廃墟から煙が上がる。あれ?友達には見えていない??それから始まる、すずめと草太の戸締まり旅。てか草太、椅子になっちゃうけどね。ずっと嘘つきっぽいなと思っていたダイジン、まさかね。
九州から愛媛、神戸、東京、最後はずずめの生まれ故郷の仙台へ。あれ?北海道へは行かないの〜??なぜミミズは出現するのか、なぜ要師は1人しかいないのか、なぜすずめは幼い頃扉の中に入れたのか、などなど、疑問はほぼ回収してもらえなかったのが残念でした。何より、ずっとバタバタ感が強く単調だったのと、皆んなを救う為じゃなく、草太の為に頑張ってる感が強かったので、自分には共感度がゼロ。期待度が高かった分、少し残念でした。
昔の人と人の繋がり、優しさを感じられた映画!ただ・・・
面白かったけど、地震経験者にはちょっとツラいかも・・
東日本大震災をメインでしたが、阪神大震災、古くは関東大震災と各地の震災をめぐる感じだった!
阪神大震災を経験した身としては、少し辛かった!
ダイジンの「いっぱい人が死ぬよ」のセリフにもあの時を思い出し、恐怖を感じた最後の街の炎は、阪神大震災そのもの・・
君の名や、天気の子のように、少し非現実的な物語の方が好き!
そもそも、すずめが扉さえ開けなければ、こんなことになってなかったのに・・
物語の人と人の繋がり、優しさは感じられたのは、よかった!
ただ、今の世の中、家出の女子高生を泊めただけで、犯罪者扱いされるんだろうな〜
震災を題材にした、勇気は認めるがやっぱり、架空の災害でも良かったのでは!別に実際にあった震災で描く必要はなかったように思う。新海誠の最高傑作と言われているが、私は君の名はの方がだいぶ好きです。
てっぺんを獲りに来た。
冒頭から「千と千尋の神隠し」「崖の上のポニョ」、
ソウタはハウルかな?ルパンぽい音楽に荒井由美。
言葉を選ばずに言うと
ジブリへのリスペクトと介錯をした作品で、
アニメ映画業界のてっぺんを
いよいよ獲りに来た意欲作と言う風に感じました。
成人男性を相手に選んだのもアニメ映画では
珍しいのかなと思いましたし、
ソウタも芹沢もとてと魅力的でした。
またまた壮大なテーマと、大災害をモチーフに
展開力もあったし、ロードムービーとしての
色彩鮮やかな絵力も素晴らしかった。
場所場所で会うキャラも魅力的で、
コロナで閉鎖的な世の中に繋がりと言う温かさを
見せてくれました。
ただ周りの大絶賛に対して自分としては
物足りない部分も感じていて、
まぁそれは読解力不足の自分のせい
と言うのもあるかもしれないけど、
どう言う事?と言う引っかかりもありました。
(天気の子ほどの、そんな災害みんなスルーするわけ
ないだろ!みたいな大きなツッコミはなかったけど)
しかし、やはり映画で観るのは楽しい!
大きい画面でキャラが動き回ると言うのは
ワクワクするし元気が出ました。
この作品を観たジブリ、
そして成人男性も魅力的と言う新たな武器を手にした
新海監督の次回作に今からもうワクワクしております。
災除去の旅立ちとその土地の方々との出会い、主人公すずめの母の死の葛藤
主人公スズメはある日、大学生ソウタとの出会いをきっかけに震災の元凶であるミミズを扉を閉めて封じるため、九州から東京にかけて旅をしていく。自分が目覚めさせてしまった災封印像が猫に姿を変え、各地の災いをおこすこととソウタが椅子にされ戻してもらうことがこの旅の本筋だが、行ったその土地の方々とのふれあいによって、スズメは支えられ東京まで行くことができる。
見どころはまさに背景絵と物語のスピード。新海監督作品はどれも風景、景色が繊細でおそらくアニメの中でもこの分野は上位。物語も過去作のように地方・田舎から都心へ移動していき、わりと早く物語は進んで行く。途中笑かしポイントもあり初見では面白いです。
ただ私個人的に思うところは、正直この物語の各設定の理解がよくわからなかったです。スズメは前に扉を開けていて高校生までミミズを見ずに過ごしていたり、いきなり椅子に変えられてるので急にレベル高い非現実が発動したりと若干そこに違和感に近い感覚がありました。声の演出は特に問題は見受けられませんでした
戸締まりが意味するもの。
気になるところは多々あれど、いざ始まってみれば、新海監督の力技の怒涛の展開で、あっと言う間でした。内容的には、従来のディザスターものなんだけど、災厄を封印しているどこでもドアを戸締まりしていきながら、主人公のつらい過去に遡っていくロードムービー的構成がうまくできていて楽しかったです。一方で、閉め師や要石の仕組みをセリフではなく、映像で説明してほしかったです。何度も出てくる、玄関の鍵を締め自転車の鍵を解除するシーンは、つらい過去に向き合いながらも前向きに進んでいく主人公の成長を意味しているように感じました。
最近の作品の中では一番小さいかな
万人受け、ただし東北の方除く
新海誠の最新作ということで怖いもの見たさで鑑賞。毎回作品が出るたびに今回はいいのか?悪いのか?ってドキドキさせられる稀有な監督ですよね。
内容は、ロードムービー+伝記という感じで、旅路で各地の描写がさらっとされていて、旅行したときに感じた「あるある」が詰め込まれて物語に自然と引き込まれました。うん、結末含め良かったと思います。現在の東京以外の地方で起きていることの描写がそのまま物語のキーになっている点もいい。100点ではなく75点を狙いに行って成功した映画かと。
一点懸念点があるなら、東日本大震災の表現が出てて、そこに触れてしまったのか〜というところが評価別れてしまうかもと鑑賞しながら勝手に不安になってしまいました。私は当事東北にいなかったので冷静に見れましたが現地の当事者の方がこの映画を見たときどういうふうに感じるんだろう?自分たちの痛みをこんなふうに扱うのかって怒らないのか?そこだけが不安です。
すずめに共感できない+無能ロン毛
すずめがロン毛にあれだけ執着する理由が弱い。過去にあったことがある気がする+イケメンというだけ
ブサイクでは成立しない物語
猫の行動原理もよく分からない。なぜ他人を要石にしたの?人がいっぱい死ぬよじゃねぇよ。左大臣はもっとよく分からん。あいつ何で封印解放されて付いてきてんの?
ロン毛もなんで単独行動してんの?絶対他の人と一緒に回った方が効率いいだろ。閉じ師たちって言ったんだから他にもいるだろ。
面白かった! ダイナミックでスペクタクルな映像でおくる、ロードムービーの傑作!!
主人公の鈴芽が自らの力で忘却の記憶を取り戻し、自らの力で絶望の淵に立つ幼少期の自分を救う、希望に満ち溢れた物語
ストーリーの根幹には東日本大震災をはじめ、数々の天災によって痛めつけられた人々の故郷への"悼み"が横たわり、深みを持たせ見応えがありました
重いテーマを明るくテンポよく、声優の皆さんの好演で力強く描ききっており、見終わった後味がすごくいい良作でした
古の時代から大地震の元凶を起こす"ミミズ"、そのミミズがこの世に出てくる死者の国とを繋ぐ"うしろ戸"を閉め鍵をかける"閉じ師"、鈴芽と閉じ師の草太が日本に点在する後ろ戸を閉めるために列島横断するロードムービー調のストーリー展開がワクワクしてとても楽しかったです
そしてこれまでの新海誠 監督作品同様、映像はとても綺麗、さらに本作ではエヴァンゲリヲンの使徒の様に大空に伸び暴れまくる巨大なミミズ、それに立ち向かう鈴芽と草太、それら一連のダイナミックなスペクタクル映像は圧巻です
鈴芽が草太にすれ違いざまにイケメンだなあと思っただけで、命懸けで心寄せていくところや、だいじんとさだいじんって結局何だったの? なぜだいじんは草太をイスにした? さだいじんはどうやって守っていた場所から離れられたの? 巨大化していけたのはなぜ?
といった突っ込みどこや消化不良なところはありますが、総じてとても楽しめました
ふと疑問に思ったこと
スナックでダイジンがあらわれたとき
ダイジンは他のひとには見えなかったの?
それとも人の姿になってたの?
どっちにしろなんで?🐈🤔
めちゃくちゃ寝不足で観たんですが
眠気ぶっ飛びました笑
つまらなかったら爆睡してたと思います😹
普通です
新海監督渾身の傑作
東日本大震災をテーマに扱った映画ですが、全体的に優しさに溢れた映画でした。
エンターテイメントとしては楽曲を使用し疾走感を生み出した前2作とは違うアプローチになっていて
テーマの重さを和らげる為かファンタジー色の強い作品になっており、大分受ける印象の違う作品となりました。
ボーイミーツガールという観点から前2作と同じじゃないか?という指摘が良くありましたが、ハッキリって全く別物であり、新海誠監督がアニメ監督としての進化と深化を見せた作品になったと思います。
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