すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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既視感があり、暗くなる話
アニメなのに、東北震災のメッセージ性が強すぎる。くどい。
アニメや映画には自由さ、現実では起こり得ないことを描くことができることが面白さだと思う。それを、見終わって爽快に感じさせることを求めてた。それを考えるのが監督の仕事じゃないのかなと私は感じた。
見終わって、過去の新海誠さんの作品の既視感があり、オチも暗くなる内容だった。
今作の中で、監督自身の成長(『君の名は』からの)や挑戦が無く、過去の作品の焼き増しで、東北震災を絡めることで感動を呼ぼうとしていた。
レビューには美辞礼賛が多いが、同調意識の意見が溢れてて、アテにならないなとも感じた。
これまでの新海誠さんの作品とは違う世界を描くことを次回作では期待します。
新海さんの作品で一番好きかも
伝承と自然との繋がりを今作でも
新海監督は間違いなく私の一番好きな監督
今作は彼の集大成と銘打たれていますが、初期の頃の静かで言葉が少なくても、風景や天気で感情の揺れを表現されてた作品から、空や景色の圧倒的な美しさは残しつつ、エンタメ作として台詞やキャラを増やしてきてわかりやすく受け入れやすく、感動を呼ぶ作品になっていると感じました。
ダイジンというネコのキャラ、予告を見た時こういうのは大衆向けのキャラを出して来たのかなって少しモヤモヤしたんですが、あんまり可愛くないw当初は憎たらしいというかイラッとします。徐々に見え方が変わってきて最後は泣けてしまった。
妖怪とかって人間とは感覚が違うと、他の作品などでも描かれることがありますね、そういうものもあったのかなとかんじました。
ネタバレになりますのであまりいえませんが、日本の脈々と語り継がれる伝承とか自然との関わりを今作でも描いています
人柱もので天災を抑えたり人と自然と人ならぬものを信じてきた人々の文化をすごい感じました。
途中鹿島神宮の事を思い出しましたw
テーマにあのことを持ってくるのはまだ少し生々しい。子供が泣いてるのはかなり辛いね。。
今回主人公の草太の男友達役の芹沢は声優さんが演じているのだと思ったらまさかの神木くんでしたw
わからなかったwいい声だなぁ
on heart
すずめは草太さんを助けに行き自分がその身代わりとなり要石になるつもりだった気がする
そうとしか思えない
死ぬのなんか怖くないの台詞通り
ダイジンは神様だけど気まぐれで草太さんの代わりにまた要石に戻るというよりもそんなすずめの気持ちをお見通しですずめの代わりにまた自ら要石へと戻ったのだと思う
誰かのことを思うのは時として歪んだ愛情をも生み出すけれどその中にある相手を想う気持ちがプラスへと働いた時やさしさに包まれる
人を生かすことができるのは
自分の誰かの温かな心
言葉にすればするほど遠ざかるモノ
涙だけがそのモノに対する答でしょう
胸に届いたこの気持ち大切にします
あ、実際にすずめ自分が要石になるって宣言してました
乙女はイケメンのためなら命を懸けられる
前半面白かった
イスの動きがコミカルで猫との追いかけっこに笑った
乙女はイケメンのためなら命を懸けるのだな、わかる笑
ラスト、幼い主人公に現在の主人公が励ますくだり、
なぜかどうしても冷めてしまった
30年後に観たら号泣する
変な感想だけど、30年後にこの映画を観たら号泣するんじゃないかと思う。「今」の日本がタイムカプセルみたいに凝縮して記録されてる。
衰退しつつある地方都市、中核都市、そして首都東京の美しい風景、人の生活の生々しさを丹念に克明に描き出していく。
経年劣化により時間を積み重ねた跡のリアルさ。音楽も昔流行った曲を順に流していき、この国の歩んできた時代を思い起こさせる。
寂れた都市と、侵食していく自然と、空の美しさ、雲の美しさ。よくもこんなに今の日本の美しさを表現してくれたと感動する。
今の日本の美しさとは、太陽が照り盛る元気な若者だった高度経済成長の時期を過ぎ、懐かしく若者だった時代を振り返る夕暮れのような時代の美しさ。
藤子F不二雄の短編に「老年期の終わり」(幼年期の終わりのオマージュ)という作品があるけど、まさにそれを思わせる。
ぼくは廃墟が好きなのだけど、そこがかつてはにぎやかでしあわせな空間であったと感じさせるものであればあるほど、胸がしめつけられるような思いにとらわれる。
この映画の「常世」とは、単に死後の世界を意味するのではなく、多くの暗喩を含めていると思う。
それは、過去の日本の記憶。良いことばかりではなく、苦難苦闘や大災害の記憶でもある。われわれはつい過去への感謝と思いを忘れがちであるが、それを忘れてしまってはいけない、ということだろう。
スズメ、扉、戸締り、要石、天の岩戸、三番足のイスなど、神話、昔話、民間伝承のモチーフを使って、くどくならない程度に世界観を作ってるのもうまい。
オススメ 思ったより最高でした。
13日鑑賞、スクリーン数多いせいか、席は3割ほど、埋まってる感じ前作の宣伝よりは、何となく個人的には、響かず率先して鑑賞したい気持ちでは無く、
友人の誘いで、鑑賞。
あまり期待してないで、観た事も、ありましたが、
予想以上、良作でした。最後には、知らず知らず涙が、こぼました。心にジワる作品で、オススメです。
ただ、懐メロを多用する意味が、あったのか?
個人的には、必要無いと思いまして、その分、
星0.5マイナスしました。
もっと他のエピソードを、入れるなり、
尺短くしても良いかと、
ダイジンのことばかり考えてしまう。
これは個人の話ですが、阪神淡路大震災を当時のすずめちゃんと同年代の頃経験しました。
周りの大人達の気持ちが分からず反抗したり、逆に人の暖かさにふれて育ってきました。
大人になったすずめが子供の頃のすずめにかけた言葉が本当にジーンときて、私に言われている気持ちになって、すごく慰められた気がしました。
被災者として、受け入れ難い人もいるようですが、私はかなり時間も経ったからか、災害描写にも全く嫌悪感は無かったです。
映画の感想としては、その場では音楽とすずめのセリフと映像で涙が出ました。
でも終わってから考えると、何にも心に残って無かったかも。特に感想が出てこない笑
不思議な映画です。
ダイジンが可哀想で、映画が終わった後もずっとダイジンのことだけしまいました。
さすが
起伏の少ないストーリーが退屈でつまらない
話題だったのでとりあえず鑑賞。つまらなかったし自分には全く合わなかった。理由は3つある。
1つめは、起伏の少ないストーリー。
延々とJKの旅を見せられるだけで退屈。すずめを助けてくれる人も初対面なのに優しすぎてご都合主義展開に感じた。
いかにもヤバそうなミミズは現れてもあっさり封印されて被害もないから危機感がない。序盤最初に現れたミミズがピークだった。
2つめは、すずめが草太に惚れ込みすぎなこと。
高身長イケメン人状態の草太に一目惚れしたのは分かるけど、椅子になってからの草太にも好き好きになってるに違和感。いくら中身が草太とはいえ、自分だったら物相手に愛情はそそげないわ。
3つめは、ダイジンの行動が意味不明なこと。
草太を要石にしといて、最後は草太を救出しようとするすずめを助けたのが謎。お前が元凶やんけ...何考えるか分からん猫でイライラした。声は可愛かったけどね。
震災を扱ってる割にはすずめと草太の恋愛要素が強く、震災と恋愛が中途半端に混ざり合って、何を伝えたいのかテーマがよく分からない作品だった。
人がたくさん死なないよ‼️❓必ず、朝は来るから‼️❓
この映画の素晴らしいところ、大きく二つ。
まず、音響、音楽、声優が最高。
すずめ、イス、ネコ🐱が最高に心に響く声、他にも神木隆之介や深津絵里とか有名人とゆうだけで無く、キャラにとことん近い、これだけでも料金の価値あり。
それに音楽、歌、効果音が心地よい、最高。
次に、これがミソなんだけど、震災ものは数多くあるけど、震災者や遺族の心情に寄り添うものは、実は少ない、この映画はとても真摯に、実直に、丁寧に、寄り添い、昇華してる、感動するだけで無く、リスペクトしたい。
ところで、全ての面で、最高品質なのはゆうまでもない。
ジブリも迷走してるし、京アニはあの事件であれだし、今後のアニメは新海誠に期待するしかない、のでしょうか。
すずめ、なんですずめなんでしょう、すずの本名は鈴華ですが、関係ないか。
ああ、君の名は、天気の子、すずめの戸締まり、ああ、次はいつ観れるんだろう。
とにかく、最高の映画を是非🎞🎟🎬
全体的に良き。気になるところもちらほら
全体的に良かった。
私は新海誠監督の映画はストーリーというより風景画、とくに親しみ慣れた東京の描写がとても好きなので、今作でも東京が舞台になるパートがあったので嬉しかったです。
後ろ戸が開くとミミズがでてきて、ミミズが倒れると地震が起こる。設定は意外とシンプルですんなり落ちたので、わりと最初から引き込まれていたものの、私は環さんと同じ世代のせいか鈴芽の環さんに対する態度がどうにも許せず、ほとんど最後の方までイラッとしてしまった…信じてもらえなくてもいいから説明くらいしなさい。ところどころで話そうともせず「うまく言えない」で済ませるのは、良くないぞと。
鈴芽役が原菜乃華さん、草太役が松村北斗さんな以外には何も情報を入れていかなかったので、エンドロールで深津絵里さんや染谷将太さん、神木隆之介さんの名前が出てきて驚きました。
みなさんお上手ですね。
(天気の子の小栗さんや本田さんはこれでもかってくらいご本人感がすごかったので…)
個人的に原さんご本人は以前ドラマでもお見かけしておりとても可愛くて良いのですが、声が可愛すぎて鈴芽のビジュアルとは少し違和感があるように思いました。
また、新海誠さんの映画全てで感じることですが、恋愛感情になるまでの描写があまり細かくないなと。
これまでの作品でも、願えば空が晴れる圧倒的な能力や入れ替わりを共有している関係といったあまり本人の人柄とは関連しないところだけで、突然命張ってお守りしますみたいになるのがイマイチ納得いかなかったのですが、今作でも美しい姿で扉を閉じるという能力を持つ謎の青年である以外にはあまり鈴芽が草太をたった数日で「好きな人」と言い切るにはあまりにもエピソードが足りないかなと言う感じはしました。
でもまたいつか配信されたら、もう一度観たいなと思うくらいには面白かったです。
良い休日になりました。
閉じ師とは?
長編アニメーションの人間描写は如何に
最近の長編アニメの拙い人間描写を気にしつつ視聴しました。
冒頭は懸念通りストーリー主導の可笑しな言動が目立ちます。
また、出会って3秒で恋に落ち最後まで周りが見えない主人公。ここは潔く終始ブレません。
北上の道のり、世代の違う人間と思春期の若者の触れ合いをじっくりと描いています。
コミカルではありますが、真っ当な描写でした。
東京編は謎解きパートと宮城へ向かう動機づけです。
そして所謂ロードムービー、母親代わりの女性と娘の喧嘩は致命的です。
口を滑らせた、人間の感情は複雑、どうでしょうか。
私は血の繋がりに関わらず、子供への愛情を持った事のある人間の口から出る言葉ではないと感じます。
それは、人生経験の少なさや人間観察の欠如から来る致命的なリアリティの無さ、
建築家で言う空間把握能力や絵描きで言うデッサン力の欠如です。
作家の伝えたい事とやりたい事が先行しています。
これ以降物語はクライマックスへ、
震災の悲しみを代弁する主人公が自身と向き合い前に進みます。
当時多くの作家が葛藤したテーマに、
10年以上経った今向き合った作品、
まさに当時幼かった子供が大人に差し掛かっています。
それが白けるか背中を押すかわかりませんが、監督なりの総括と一人の大人として送りたかったメッセージだと私は前向きに受けとりました。
でかいミミズをやっつける震災ロードムービー
幼い頃親を亡くし九州の叔母さんちに住んでいるすずめ。登校中にイケメンから声をかけられて気になっていたら、山の中の廃墟から煙が上がる。あれ?友達には見えていない??それから始まる、すずめと草太の戸締まり旅。てか草太、椅子になっちゃうけどね。ずっと嘘つきっぽいなと思っていたダイジン、まさかね。
九州から愛媛、神戸、東京、最後はずずめの生まれ故郷の仙台へ。あれ?北海道へは行かないの〜??なぜミミズは出現するのか、なぜ要師は1人しかいないのか、なぜすずめは幼い頃扉の中に入れたのか、などなど、疑問はほぼ回収してもらえなかったのが残念でした。何より、ずっとバタバタ感が強く単調だったのと、皆んなを救う為じゃなく、草太の為に頑張ってる感が強かったので、自分には共感度がゼロ。期待度が高かった分、少し残念でした。
昔の人と人の繋がり、優しさを感じられた映画!ただ・・・
面白かったけど、地震経験者にはちょっとツラいかも・・
東日本大震災をメインでしたが、阪神大震災、古くは関東大震災と各地の震災をめぐる感じだった!
阪神大震災を経験した身としては、少し辛かった!
ダイジンの「いっぱい人が死ぬよ」のセリフにもあの時を思い出し、恐怖を感じた最後の街の炎は、阪神大震災そのもの・・
君の名や、天気の子のように、少し非現実的な物語の方が好き!
そもそも、すずめが扉さえ開けなければ、こんなことになってなかったのに・・
物語の人と人の繋がり、優しさは感じられたのは、よかった!
ただ、今の世の中、家出の女子高生を泊めただけで、犯罪者扱いされるんだろうな〜
震災を題材にした、勇気は認めるがやっぱり、架空の災害でも良かったのでは!別に実際にあった震災で描く必要はなかったように思う。新海誠の最高傑作と言われているが、私は君の名はの方がだいぶ好きです。
てっぺんを獲りに来た。
冒頭から「千と千尋の神隠し」「崖の上のポニョ」、
ソウタはハウルかな?ルパンぽい音楽に荒井由美。
言葉を選ばずに言うと
ジブリへのリスペクトと介錯をした作品で、
アニメ映画業界のてっぺんを
いよいよ獲りに来た意欲作と言う風に感じました。
成人男性を相手に選んだのもアニメ映画では
珍しいのかなと思いましたし、
ソウタも芹沢もとてと魅力的でした。
またまた壮大なテーマと、大災害をモチーフに
展開力もあったし、ロードムービーとしての
色彩鮮やかな絵力も素晴らしかった。
場所場所で会うキャラも魅力的で、
コロナで閉鎖的な世の中に繋がりと言う温かさを
見せてくれました。
ただ周りの大絶賛に対して自分としては
物足りない部分も感じていて、
まぁそれは読解力不足の自分のせい
と言うのもあるかもしれないけど、
どう言う事?と言う引っかかりもありました。
(天気の子ほどの、そんな災害みんなスルーするわけ
ないだろ!みたいな大きなツッコミはなかったけど)
しかし、やはり映画で観るのは楽しい!
大きい画面でキャラが動き回ると言うのは
ワクワクするし元気が出ました。
この作品を観たジブリ、
そして成人男性も魅力的と言う新たな武器を手にした
新海監督の次回作に今からもうワクワクしております。
災除去の旅立ちとその土地の方々との出会い、主人公すずめの母の死の葛藤
主人公スズメはある日、大学生ソウタとの出会いをきっかけに震災の元凶であるミミズを扉を閉めて封じるため、九州から東京にかけて旅をしていく。自分が目覚めさせてしまった災封印像が猫に姿を変え、各地の災いをおこすこととソウタが椅子にされ戻してもらうことがこの旅の本筋だが、行ったその土地の方々とのふれあいによって、スズメは支えられ東京まで行くことができる。
見どころはまさに背景絵と物語のスピード。新海監督作品はどれも風景、景色が繊細でおそらくアニメの中でもこの分野は上位。物語も過去作のように地方・田舎から都心へ移動していき、わりと早く物語は進んで行く。途中笑かしポイントもあり初見では面白いです。
ただ私個人的に思うところは、正直この物語の各設定の理解がよくわからなかったです。スズメは前に扉を開けていて高校生までミミズを見ずに過ごしていたり、いきなり椅子に変えられてるので急にレベル高い非現実が発動したりと若干そこに違和感に近い感覚がありました。声の演出は特に問題は見受けられませんでした
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