すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
全1249件中、621~640件目を表示
うーーーん。。。
ダイジンのかわいさとけなげさが言葉にできない。映像は素晴らしいから☆みっつ。
しばらくダイジンの姿と言葉が抜けなかった。
ストーリーはなんだか、、、パッとしない。思ってたのと違った。
すずめの勝手さが目立ちすぎ、草太への想いもよく分からない。
あそこでハウルとソフィーみたく過去でしっかりとした繋がりがあるわけでもないし、そこ?みたいな。
震災の朝の風景、いたって普通の風景がいちばん心がぎゅっとなった。
すずめと草太にはダイジンとサダイジンが護ってくれているのを知ったのなら、ずっと忘れないでいてほしいなと思った。
タイトルなし
自分勝手な主人公、ご都合主義でリアリティ無し
とにかく叫びながら走る!走る!!
そんなシーンが最初から最後まで続きます。
「なに?なに?なにーー??」や「えぇぇぇーー??」とか他にもいろいろ。
なんかね、こういうシーンって少しならいいけど始終されちゃうと白けてしまうんですよ。
ガキっぽいというか。
世界系の作品には無くてはならないのか?
それにしても過剰でしたね。
あとね、すずめが走り出すとき周りの人たちを無視して突然暴走するんですが。
これが小さくイラッとくる。
切羽詰まってるのは分かるんだけど、何か一言ぐらい言ってけよ!と何度思ったことか。
初めて会った他人がこんなに親切にしてくれてるのにイヤな感じだなぁと。
すずめの自分勝手な行動がどうも苦手で。
あまりにも自己中なんでラストに成長する伏線か?と思いきや特にそういったこともなく。
最後までモヤモヤが残りました。
それとこれを言っちゃあお終いなのは分かってますが。
会って数日の人に(しかもほとんどイスの状態)ここまで心動きますか??
私にはこの展開にリアリティを感じられなくて、すずめに共感することができませんでした。
ストーリー自体は面白いと思いましたけど。
映像も本当に綺麗だし、出会った人たちのキャラクター良かった(いい人過ぎるけど)。
が、いかんせんすずめの最後まで自分のことしか見えていない感じが好きになれませんでした。
こういう系の作品は嘘くさいなと白けてしまった時点でダメですね。
没入できなくてとても残念でした。
おそらく世界最高峰の2Dアニメーション映像!
とにかく美しい!
映像が美しい!美しすぎる!
かつて「アバター」を見た人々が、パンドラの美しさに惹かれ現実に戻るのが辛い、といった話があったが、本作は現実の日本をとにかく美しく描く。もう、ため息が出るくらい。
こんなに美しい日本の映像を見せられたら、これまた現実に戻るのがつらくなる。
それくらい美しい。
ストーリー自体は、パンドラの箱を開けてしまった主人公が一つ一つ解決していくという、よくあると言えばよくあるモノ。
男女の距離を描いてきた新海誠監督作としては、ずいぶん分かりやすい作品になっており、「私は新海誠監督を理解している!」とかいうコアなファンの方々には複雑だろうなあ、とは思いました。
でも、本作は映像の美しさだけでおなか一杯になる。
「イース」の頃から新海誠作品はとにかく背景が美しいが、 今回は背景だけでなくすべてが美しい。すべての絵が完璧すぎる。
映画の1フレーム1フレームを日替わりで壁紙にしたくなるくらい。
あと、なんなだろう。
誰もがジブリ作品を彷彿とさせる演出を入れたのは。
挑戦状なのか?世代交代を迫るのか?引導を渡すのか?それともリスペクトなのか?
まあ、とにかく美しい映像と、世界最高峰の2Dアニメーションを観ているという多幸感に包まれる作品でした。
ダイジン可愛そう
普段映画レビューの投稿とかしないんですが、どーしても物申したくて登録しました笑
個人的に、一番気になったのは、ダイジン可愛そう過ぎんか??
でした。
もちろんダイジンがすずめの邪魔をしているとミスリードさせるためにも必要な演出であったり、話の流れであったことは理解できますが、ちょっと個人的に「可愛そう」のまま終わってしまってしまったのでもやもやしています。
では何が「可愛そう」なのか。
ですが、要石としてずっと封印??を行ってきたにもかかわらず、感謝もされない(当然逃げたこと、役目を放棄したことの責はあるでしょうが)。
しかも、草太が要石になるというシーンで「ここで終わりなのか」というセリフや氷に覆われていくシーンを挟んで悲しみが表現されたにもかかわらず「ダイジンもこういう悲しみや孤独を抱えていなんだ」という共感がなかった部分もちょっとすずめに共感ができない部分です。
最後の最後に「僕はすずめのいちばんにはなれなかった」という悲しいセリフと共に要石の形に戻ったダイジンに(たぶん)悲しい表情は見せたものの、特に言葉もなくしっかり要石として使用するあたりでだいぶ無理でした。
という理由で「ダイジン可愛そう」というのが見終わった後にもずーんと残る感想になっています。
これが、深海監督の想定した感想の持ち方であるなら、その意図を伺いたいですw
セカオワの【ファンタジー】を聞いてくれ🎵
覚悟
ふと気がついちゃったんですかね。予想を裏切る程に自分の心の隙間に入り込んできました。確かに違和感というか「相変わらずだなぁ…」な点が2〜3あるのはご愛嬌。思いの外コメディな要素を差し込むのも、嫌悪覚える人がいるのは理解出来る(私はそここそが好きだった。)。だがしかし。売れ線を狙わされていた所から自らの気付きで我に帰った様な「らしさ」が満載だったのではなかろうか。入り口から出口までブレていないのがないよりも好き。
サイドキャラが「言わされてる」感があるのはね、もう味って事にしましょうよ。それが許せる出来だと思いましたし、万人受けを狙わない覚悟は見て取れたので「お見事!」と言いたいです。
追記:ちょっと流石に満点(個人的には自分の人生に関わるものが5.0でオススメ最高は4.5)はどう?と後々に思ったので。でも、好きなのは間違いないです。
一応書いておくと、新海誠のベストオブベストは「ほしのこえ」で、コレは生涯変わらない気がします。
要石の神聖
すずめの視点から少し離れてみると、違うメッセージが伝わってくるような気がします。
ダイジンの謎めいたロードムービーは知ってみると切ないほど深く慈悲を降らせながら旅を慈しみ楽しんでいるのがわかると思う。
すずめの少しひとりよがりな言動は痛いほど今の私達のものだと思う。ダイジンに申し訳なく思ったのは私だけではないのでは?
描かれる景色は細かいところまでリアルで丁寧でありながら現実以上に何かを物語るのはとても素敵だった。
作りてのいろいろ新海監督の名前が大きくなってしまったから難しいかもですが、まずはアニメーションとして楽しむ、それができたら何度も観たくなるような気がします。
変態性の喪失
泣きながらこのレビューを書いています(嘘)
私が受け止めきれていないだけかもしれないという前提で書きますが、新海作品で過去最低の作品でした。
これまでの作品と違って今作はよく言えば大人しくあまり冒険をしない印象、厳しめに表現するなら物足りなさを個人的には受けました。
物語は美しく、映像も音楽も観て恐らく多くの人が満足する大衆向けの作品でしょう。
ですが、恐らく20年位のコアな新海ファンからすればファーストディなどの割引がある日以外にわざわざ見る価値があるかはかなり微妙な作品かなと思います。
映画館のスクリーン・音響にお金を払っている気持ちでなければガッカリするでしょう。
酷な書き方をするならAmazonPrimeなどで観たなら途中で観るのを諦めてスマホをいじり出したくなると思います。
上映が終わった際の余韻もなく、ただ美しい男女が出会って、苦難を共に乗り越えて…新海監督らしさがほぼ感じられなかった。
過去の新海作品のヒロインは基本的に処女性と母性を描いていると思われ、変態的(褒め言葉)な男性主人公視点が今回は大きく欠落しています。
「秒速5センチメートル」を男女の視点比率を9:1だとすれば、「君の名は」でほぼ半々、「天気の子」で4:6、今作は2:8くらいでしょうか。
ソウタが長身、イケメン、教員を目指している大学生。
スズメが高2の可愛らしい女子高生で、母と同じ看護師を目指していて、恋愛経験はない…この少し年上に憧れるくらいのシンプルさと濃度の方が今は多くの人に見てもらえるのかもしれませんが、スズメ視点で物語の大部分が構成されているために、恐らくこの作品を通して"本当に伝えたいもの"への関心は薄れてしまう気がしました。
映像や音楽などの美しさに頼り、上映時間の長さとテンポを大切にしすぎた結果、主要な登場人物の掘り下げ・心象描写は殆どクライマックスまでされなかったためにボーイミーツガールをしたかったのか、理不尽な災害によって家族を失った少女が逞しく生きる強さを描きたかったのか、あれほどの大災害があっても人の営みは続くことが描きたかったのか、災害をミミズの化け物に喩えて眼に見えない、常人にはどうする事もできないものにする事で諦めを描きたかったのか。中途半端さを感じます。
抱えるスタッフもどんどん増え、描きたい事を描けなくなっていないだろうか。ファンタジーとリアリティの境界が曖昧で、描きたかった事も曖昧…技巧は素晴らしいと思いますが、どんどん中身が大衆受けを狙った商業作品になっていく印象です。もう諦めちゃったのか、枯れてしまったのかなぁ。
ただただ映像と音楽の美しさに集中できる時間というのはこれから益々少なくなるのでこういう作品も求められていくのかもしれません。
例えるならiPhoneがスティーブ・ジョブズの発表した頃のようなオンリーワンのスマートフォンではなく、ティム・クックによって数が売られてどんどんAndroidに後手を踏む汎用な製品になっていくのにユーザーやOSシェアが拡大していく…そして古くからのファンがどんどん離れていくみたいな流れとよく似ていると思う。
頭でっかち
面白いけど震災描写にトラウマがある人は要注意
こっちのほうが全然面白い。
感無量!!日本人全員観てほしい
『君の名は』・『天気の子』の隕石・水害そして3.11の震災を描いた今作。観終わって正直アッパレと言いたくなるほど傑作。震災というデリケートなテーマに日本の神話をファンタジックに描いており、物語終盤では震災の被害に遭った人たちの代弁をしているような展開になっていて、薄れゆく「あの時」を思い出させてくれた映画でした。
宮崎県からスタートし愛媛・神戸・東京・宮城と各地を転々としながら、要石のダイジンを見つける→ミミズの出現→「後ろ戸」を閉じるワンパターンな展開ですが、鈴芽が出会う人々や料理に魅了されてしまい退屈しなかったです。特に、神戸のスナックで、夜食の焼うどんにポテサラは斬新。
冒頭から家の上に船が乗っかっている描写からして震災がテーマだと推測していましたが、ここまで深堀されていたアニメーションだとは思いませんでした。
福島に向かう途中の、鈴芽と叔母にあたる環の会話シーンは劇場が凍り付きました。「そんな台詞アニメで描くかね!?」と思うくらいド直球に鈴芽の心情に突き刺さるシーンは必見。
決して若者向きのアニメではないと思います。ただIMAXで観るべきかどうかは微妙な判断です。しかし、Dolby Cinema版はすごく楽しみにしています。
全1249件中、621~640件目を表示