すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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脱帽だが、ストーリーがごちゃごちゃ。
新海作品はこの作品が初めて。この作品だけの評価となるが、ストーリーがごちゃごちゃした内容だなと感じた。テーマははっきりしているのだが、この作品の意図がはっきりするのが終盤にきて。もう少しストーリーをはっきりさせて作ったほうが良かった。しかし、ハラハラ・ドキドキ感はあるし、テーマがはっきりしていてこの作品で伝えたいことは理解できた。それだけでも良かった。ただ、この作品は何故か疲れる作品。
なんか開けた扉を締めに行く物語って言うんで、好きなジャンルかと思い...
なんか開けた扉を締めに行く物語って言うんで、好きなジャンルかと思いきや、地震が起こるのを止めるって…そんなアホな。自然に逆らったらあかんよ。ほんで何で椅子なん?生命体じゃないやん。もうソコから物語に入り込めなくなった。そのうえ絵の上手い小学生が描いたような、旅館の料理では何か魚らしきモノをご飯の上に乗せて美味しいと言うが、ちっとも美味しそうには見えん。でも後ろの水のペットボトルは上手く描けてたなぁ
まあそれはそれで、それでも頑張ってみてるうちに何だか泣けてくる。それはきっと阪神大震災やら3.11を思い起こすからだろうか。
いくつか受け入れられない所はあったけど
後半はかなり引き込まれた。
けどやっぱり日本のアニメは好きじゃない。
何で女子高生なん?
「今から人が沢山死ぬよ」はすごく重い言葉だ
どうしても違和感が拭えない。
とても良かったけど
新海誠が新海誠をコントロールできている作品
新海誠作品がついにハリウッド式の構成をしてきたのでは..!?とワクワクした冒頭でした!
冒頭10分以内で衝撃的な展開をつくり、中盤で主人公がどん底の気持ちになる、ラストそこからの立て直しを、とざっくりですが、、かなり黄金の演出だなぁ、、と!
何より編集がすごいです!
(絵コンテ見てないのでもしかしたらコンテ時からすごいのかもですが)
元々新海誠編集天才説を唱えてるのですが
今回はロードムービーとして描く事で
合間に入る会話や人々の出会いの描写が
無駄なくまとまりきっていて、
編集の才能が如何なく発揮されてるー!と感じました。
あと、何かと物議をかもす
女性キャラクターもリアリティよりで
萌えに寄ってなかったですね。
東日本大震災を取り扱っているのでこれまでよりも一層真摯に、震災に向き合って作品を作られたんだろうな、と思い素敵な作品だと思いました!
あなたの声を聞かせて
始まって少しすると
もう、クライマックスですか???
くらいの山場を迎える…
そこから息つく暇もない展開で
ストーリーは進み、
世界に引き込まれる。
今は荒れ果ててしまったその場所に、かつて暮らした人たちの、声が眠っている…
その声に想いを馳せる。
あなたの声が聞きたい…と言うセリフがあったり、
環がすずめに、
心の奥の奥にあった声を吐き出したり、
所々に出てくる
「声」と言うテーマ。
心の奥にしまって抱え込んでいるその声を、聞かせてほしい…と言うメッセージ。
あなたは1人じゃない、と言うメッセージ。
幼い頃のすずめに、大きくなったすずめが語りかける言葉は、
今、闇の中にいる人へ、
あなたは1人じゃない、顔を上げて一緒に生きませんか、と言うメッセージ。
そんなふうに感じた。
いろんなポイント、いろんな角度から
劇中、何度も泣かされた。
芹沢くんの
選曲、よかったなぁ〜
私世代には刺さった♪
全部歌える😊
今の私にはどんな曲、流してくれるかな?
とても惹き込まれる
映画でした。
たくさんの人に
映画館で見てほしいなぁ✨
人間を再生させる物語
この映画は前作の「天気の子」同様にディティールにばかりに捉われてると本質が見えてこない。
作中ではある重大な出来事を取り扱っているが、それはこの映画の本質ではない。
何故主人公はそのような行動をとるのか、主人公の根底にあるものは何なのか深く観察、想像する必要がある。映画の最初と最後で主人公はどのような変化があったのか。
新海監督は一般的には「君の名は」で知名度を確固たるものにしたので、大衆向けアニメ映画の名手の様に扱われているが、キャラクターの背景などを説明しなさすぎな面があり、キャッチーなビジュアルとは裏腹に何も考えずに見て面白いタイプのアニメ映画を作るクリエイターでは間違いなくない。監督の映画は良くも悪くもわかりにくいのは事実であり、ストーリーやキャラクターを追いきれないライトな客層からは、絵だけは綺麗な映画という評価になってしまうのも納得。
実際今作の主人公は、抱えているモノと表面に出てきている人間性がかみ合ってない印象があり、監督はいわゆるアニメのキャラクターとして一人の人間を描く事にはあまり興味がないんだろうなと改めて思った。何ていうか、もっと巨大な思念みたいなものを主人公に内包させたいんだろうなと。
「おかえりなさい」は幸せを表す言葉
映画館へ足をお運びください
観れば観るほど涙がこぼれます
映像美とよき声と
新海流ロードムービー
トマソン!?
日本の地下に蠢くミミズを封印する旅をすることになるJKの話。
宮崎で暮らすJKが廃墟を探すイケメンに一目惚れし、後を追いかけた先でやらかしちゃって巻き起こるストーリーってことで、知らなかったとはいえ一言で言うと強烈なマッチポンプですね。
宮崎で戻してたら?とか、東は誰が?とか、疑問に思ったけれど同時じゃないとダメとかなのかな?ていうか、ダイジン抜いたってことはそっちに入れていたってことでは?とか他にも色々なんで?はついて回るけれど、まさかの12年後のロードムービーとは…。
ジブリリスペクトに懐メロにという賑やかしもあったりしてなかなか面白かった。
文句の付け所がない。
タイトルなし(ネタバレ)
九州宮崎県の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)。
ある朝、扉を探しているという青年と出会う。
その扉は廃墟にあるという。
ならば、と教えた鈴芽だったが、気になった彼女は、青年より先に件の扉を見つけ、付近にあった猫に似た石をどけ、扉を開けてしまう。
それは「常世」に通じる扉で、荒ぶる神を閉じ込めておく扉だった・・・
といったところからはじまる物語で、その後、石から変じた猫に椅子に変えられた青年・草太とともに、石から変じた猫を追って扉を閉め続ける旅が始まる。
『君の名は。』『天気の子』とあわせて「三部作」と呼んで差し支えない本作は、災害を題材にしている、その災害に関わる少女がキーパーソンとして登場するなど、前2作との共通点も多いです。
そんな本作、個人的には前2作よりも好感が持て、面白かったです。
大災害をなかったことにしてしまう(ある意味、乱暴な)『君の名は。』、大災害の後であっても、その傷跡は悲観するものではないかもしれないと(これまた乱暴なことを)いう『天気の子』を経て、本作では「大災害そのものは大災害として受け止めた上で、それでも未来に生きていける」と宣言しているあたりは、ストリーテリングとして王道であり、災害との向き合い方を新海誠監督が変化したと感じました。
荒ぶる神(みみずと呼ばれる土霊)、奔放な神(ダイジンと呼ばれる猫)などは古来の神話からのイメージで、宮崎駿監督作品でも引用されていましたね。
この他にも宮崎アニメとの類似点は、ユーミン『ルージュの伝言』、軽自動車、自転車、声優でない俳優のキャスティングなどがあります。
そういえば、キャラクターデザインも似ている気がします。
また、人間でない異物に変えられたひとを目覚めさせるのが愛するひとのキスなどは、西洋のフェアリーテイルに登場する要素だし、異世界の扉の向こうでの自己との再会もこれまで繰り返されて他の映画の中で登場しましたが、それらの「おなじみ」な要素が満載なのだけれど、面白かったと思えたのは、やはり「大災害そのものは大災害として受け止めた上で、それでも未来に生きていける」という未来に対する力強いメッセージのせいでしょうね。
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