すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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責任感と思いやりの強い主人公が良かった☆
かわいらしい名前のタイトルを見て、本作は主人公すずめが自分自身の幼少期のつらかった記憶を閉じるための旅であり成長物語だと思った✨🍀
すずめは旅を通して様々な人とふれあい人の温かさに触れ自分も成長していきながら中途半端に心の奥に閉じ込めていたおばとの関係もよくしていってるなと😌🌸
またすずめ、だけの問題ではなく、関わった人誰にでも心の奥に閉じ込めている思いがあり
出会いやきっかけで思いを表現していたり生活もたくさんあるのだと思いました😊✨
すずめという1人の少女だからこそ、きっかけを与える存在にもなれるし自分自身が一生懸命であることで相手に影響を与えられるのだとしりました🍀
考えさせられる作品です☆
タイトルなし(ネタバレ)
初めは、前2作に比べてキャラの引きが弱いかな…すずめがそうたが気になって追いかけるほどの出会いだったかな…という印象で割と淡々と進んでいく気持ちだったけど、
だんだん物語が進むにつれて引き込まれた
椅子になっちゃうのとダイジンはコミカルでかわいい
扉を閉める時の人々の日常の声や思い出のシーンが毎回ぐっときてしまう
当たり前にあった毎日のあたたかい記憶
いってきます、ただいま、おかえりって言葉達の尊さ
それを一瞬で失くしてしまうことの恐ろしさ、それを失った悲しみすらも風化していく哀しさ
これまですずめが「死ぬのは怖くない」と言いきってしまえたのは、母を失ってしまった突然の出来事でずっと自分の人生に密かに絶望してたから
自分の身を投げ売ってもいいとなりふり構わずに飛び込めるのは、守りたいものを失くしたから
だけどちゃんと叔母にも大切にされてることに改めて気づいて、大切な人ができて、死ぬのがこわい、生きたいと泥臭くなっていくのには胸打たれる
叔母との関係も、綺麗事だけじゃないのがよかったな…
いろんな想いを抱えてもなお、大切にしてるからこそ本当に大事ってことなんだよ
ラストの過去のすずめと出会うシーンは泣いてしまった
絶望を味わってもこれまでちゃんと生きてきた人達への祝福の言葉を、幼いすずめにかけているように思えた
生きて今いるだけで、それだけで希望になる
どんな辛いことがあっても大切な人には出会えて、生きたいって思えるよって言ってくれている
過去の自分を救えるのはこれまでがんばってきた自分自身だ
いろんなことがあった自分達が、ここまで生きてきて、この映画を観れていること、それだけですごい偉いんだよ、希望なんだよって言ってもらえた気持ちになった
ただすずめとそうたが惹かれ合う説得力がもう少し欲しかったかな…
でもとてもよかった…
新海監督のって、二人だけしか知らない世界がよく描かれるけど毎回好きだなって思う
他の人には理解されない、知られないなかで大きなものとたった二人で戦っているエモさ…
主題歌の歌詞が最高すぎてまた泣いた…
なんで泣いてるのと聞かれて答えれる涙なんかじゃ
僕ら出逢えたことの意味にはまるで追いつかない
映像、音楽は素晴らしいが...やはり脚本能力...
個人的な好き嫌いになってしまうのかもしれないが、登場人物の性格(喜怒哀楽があることでわかる部分)の設定が非常に浅く感じてしまう。全て喜怒哀楽が前フリもなく突然やってくるため登場人物の情緒がグワングワンしてリアリティに欠ける印象を受ける。リアリティに欠けるため登場人物への感情移入もなかなか出来なかった。
そして、前半中盤と和やかなシーンとシリアスなシーンが交互に訪れるが、会話のスピードや映像の展開のスピードが一定のため飽きを感じてしまう。(和やかなシーンもシリアスなシーンもずっとドタバタしてる印象だった)和やかなシーンには間を多く入れ、シリアスなシーンは早くして疾走感を出していくといった工夫があればもっとよくなる気がする。
新海監督作品を秒速5センチメートルから見続けているが、美術、キャラデザ、景色そう言った映像美は一級品だ。そしてそれにマッチする音楽やその音楽を入れるタイミングなども非常に心地いい。がしかし脚本という点に関してはかなり弱点だと感じる。シリーズ構成さんといった脚本の専門職を付けた方が安定するのでは?と思う。ただそれをしたら新海監督らしさが消えてしまうというのならもしかしたら自分の好みにはあってないのかもしれない。
プロデューサーなど製作陣に実力のある方々がいっぱいいるので、次の作品からは大きく改革してみてはいかがだろうか? 「日本の長編アニメと言えば新海誠である!」 「ポスト宮崎駿である!」 脚本を改善しない限りなかなかそういった国民的アニメ監督にはまだなれない気がする。
3回目いつみよう…
君の名は。でそれまでとは違う新海さんの作品を見て衝撃を受けた。
天気の子は、決して褒められた事じゃない、いい子ではいられないからこそって言う新海の性癖(?)を見た。
そして今回、10年以上が経ってしまった今だからこその作品だった。
時間が経つのは早くて、何も出来ないのに日々は進むから時間だけが過ぎて、見ないフリや現実逃避の毎日でも、それでも生きてるだけが救いになる話で。
今、公開したことに意味があり救われたのだと感じた。
いつからか、情勢や病気や戦争や、いろんな事が積み重なって疲れて忘れて無かったことにされたことや気持ちや場所が増えてることにも気付かされて、悲しくもなって、だからこそ鎮魂していく2人の姿に救われた。
と、まぁ…色々書いたけど、
とにかくすずめと草太さんのコメディちっくな旅や出会える人たちが楽しくて可愛くて、
中でもダイジンとサダイジンがかわいい…
ずっとかわいい…
ここから下は音楽の話。
回を増すごとにRADWIMPSというイメージが無くなって、その映画にのめり込むようになってる。
君の名は。から天気の子の時も感じてたけど、さらに映画に音楽が溶け込んでて劇伴なるほどってなったし、RADこんなメロディ作るんやっていう驚きもあったし陣内さんのゲーム音楽からきた神秘性の説得力みたいなものも感じて、なるほどーー!ってなった。
先日見た関ジャムで2人の制作風景を見たが、新海さんと野田洋次郎は作品の作り方が似ているのかもしれない。
最初に絵コンテで音楽・セリフの入ったアニメを作ってしまう新海さんと歌詞よりも最初にメロディや響きを重視する洋次郎。2人の掛け合いを見て、出会えるべくして出会った2人なんだな。ってすごく感じて相棒で兄弟のようで恋人のようなやり取りだった。
ドルビーシネマしてくれたら、もっかい見る。
最高傑作
深刻な自然現象とその原因を本筋としていますが、主人公とその周りのキャラクター達は皆優しさに溢れており、懐かしくて温かい気持ちになれます。
特に主人公である鈴芽は楽観的で明るく他者への思いやりに溢れており、思春期の未熟さを孕みながらも舞い込んだ使命を果たすべく決然と前へ進む勇敢な少女です。
災害で母と故郷を失った過去から時折歳に見合わないほど達観した心情を覗かせますが、この鈴芽の過去が物語において非常に重要なファクターとなります。
そして、本作のメインテーマは「地震」。
前作、前々作に引き続き自然災害を軸としてストーリーは進行しますが、こと日本でこのテーマを扱うのは正直けっこう攻めてるな、と思いました。
事前情報にはなかった3.11の描写がかなりしっかりありますし、ほとんどの日本人にとって新海誠作品史上最も"重い"作品であると言えます。
賛否分かれそうな部分として、どちらかというと恋愛要素よりも老若男女を問わない人と人との情がフォーカスされているため、新海誠作品特有の爽やかなボーイミーツガールを期待すると少々物足りないかもしれません(ちゃんと相思相愛ではあります)。
過去作と比べてファンタジー色が強いし、また前述した通り心にずっしりと圧が掛かる丁寧で残酷な描写も多いです。
テーマ的に万人におすすめできるかは微妙なところですし「面白かった」という感想は少し違うかなと思います。
ただ、深く心に留まって忘れられない作品であるのは間違いありません。
どんどんダイジンが可愛く見えていく
猫のダイジン。はじめは目がデカくて怖い。。という印象だったけど、ダイジンの感情を知っていくほどに可愛さと愛おしさが増していく!!
そしてダイジンとすずめの関係は、すずめと叔母さんの関係に類似する点が多いことがわかった。(映画を見終わってから。)
冒頭、「うちの子になる?」とすずめが猫に言った瞬間、猫はソウタを排除しすずめのことが大好きになってしまった。
一方、中盤で明かされる東日本大震災直後のシーン、叔母さんはすずめに、「遅くなってごめんね、うちの子になりなさい」と言い引き取ることを決意する。
また、スマホの情報を駆使してダイジンを探すすずめ、そのすずめを探す叔母さん。
そして、「あなたなんかいなければ。。。」とダイジンに言ってしまったすずめとすずめに言ってしまった叔母さん。
あなたがいなければ、もっと平穏な普通の幸せを手に入れられたかもしれない。
でもあなたがいたから、新しい大切なものを見つけられたんだ。
というようなサブメッセージ的なものも受け取れた。
面白いトリックだなと思い、映画鑑賞後に高揚感はさらにアップしました。
テイストは少し違いますが、「君の名は」を超えるポテンシャルを持つ映画だと感じました。
バランスのとれた満足感
笑い、感動、バランスのとれた作品だったと思います。久しぶりに1人映画だったのですが、世界観に入り込めて楽しかったです。やっぱり絵が綺麗ですね。最初のシーンで水に入った最初の後ろ戸を閉める際に靴と靴下が濡れたのですがその後その足のまま家に上がっていて少し気になりました。2時間という丁度良い時間。満足できる内容でした。
無理なら退出も視野に入れて。
2011年に西日本にいたか東日本にいたかでも評価が分かれる気がします。
映画を見に行ってカサブタを剥がされた人にとっては、とてもじゃないけど冷静にレビューできる作品ではないと思います。
ずっと西日本に住んでた人間の個人的な感想です。
よく分からないタイトル。すぐ配信されるだろうと映画館に行く気はなかったのですが、行ってみると期待値の10倍楽しめました。
新海監督は、野田さんと出会ってからハッピーエンドにしてくれるなぁ...
歌がグイグイきてた今までより、作品の中に溶け込む劇中歌らしさが出ていた気がします。
いってらっしゃい、ただいま、おかえり、いただきます、日常的に言う言葉の有り難さを噛み締められる作品です。
扱う題材が重いことと、経過している時間が短く、経験した人にとっては瘡蓋に剥がされて痛いような、
だれかに薦めていいのかどうか、難しいなと感じます。
そういうのを「娯楽作品見にきて瘡蓋剥がされて痛い」「震災をネタにしてる」と捉えた瞬間見てられなくなるんだと思います。
そういう場合は無理せず退出しましょう。
草太はちとイケメン過ぎる。あとハウルっぽ過ぎる。
ダイジンの声が終始可愛過ぎる。かわいい。
芹澤。君が噂の芹澤か!本当いい奴だな幸せになってくれ。
環さん。今からでも遅くない。好きなことして幸せになってくれ。
良質な現代ファンタジー
忘れちゃいけない
アニメいいとこてんこ盛り
開けたら閉めましょう
年々無分別直情型暴走ヒロインに対するキャパを失ってゆく…
いろんなことを各々感じるだろうけど
ファンタジーにしたら腑に落ちたりするものなんだろうか
松村くんの声は本当にステキ。
だのに洋画吹替みたいな語頭の溜めについては
誰も何も言わなかった?
コロナ禍の今の時代へのメッセージかな
「君の名は。」「天気の子」と災害をモチーフにしてきた新海誠監督の最新作は、皆がリアルに記憶している大震災を取り上げているのでこれまでとは少し違った印象になっています。といってもそこまで生々しく描写しているわけではないので私は丁度良い塩梅かなぁと思いました。
宮崎から愛媛、神戸、東京を経て東北までのロードムービーとなっていて、相変わらず各地を緻密に再現している「絵」を観ているだけでもワクワクしてきます。東京の街も田舎の風景もリアリティがあってとても美しい。
声優陣も皆しっかりと嵌っていました。懐メロの使い方も楽しい!
最後は少し泣きました。
「君の名は。」から6年。テーマにもストーリーにも監督の成熟を感じました。
配慮に欠ける作品
音楽、映像は素晴らしいです。テレビで予告編を見て、見に行きたくなりました。冒頭付近はその期待通りに進みました。
雰囲気は前作までと同じような感じで、好きなら良いと感じるでしょうし、マンネリと感じてもおかしくないです。
ストーリーは、特にフェリーのあたりから、普通これはないでしょ、という展開が多いです。
完全なるファンタジーならそれでも良いですが、現実を多く絡めているので共感しづらいです。
架空の設定に関して必要な説明が足りてないと思いました。
そういう雑なストーリーのなかで過去の大震災を題材に扱うので、見る人が見たら怒り出したり悲しくなったりすると思いました。
ここからは感想として抱いた中での想像ですが、これだけのものを制作するメンバーが誰も、この辺の予測が全く立たなかったとは到底思えないです。だとすれば、このくらいの表現の方がウケそうだからということで、一部の人は意図的に無視されたのでしょうか、と感じました。悲しいです。
「【君の名は。】で同じみの新海誠監督の新作」を見せられた感じ
話題性が充分ありカップルや友達と何となく観に行くのに適した作品。
露骨に懐かしく、尊く感じる物をいくつも見せたり聴かせたりして感情を動かされ、所々回収できていない部分もあるので見終わった後の会話にも花が咲くと思います。
個人的には風景や展開に新鮮味がなく、曲の大胆な使い方は減り、穴だらけな展開にさえ目が行ってしまうので、私には合わなかった。
「君の名は」の廉価版
「廉価版」であって、決して「劣化版」ではありません。面白かったです。
最近の新海誠作品といえば、「息をのむ美しい風景」と「音楽と映像の親和性」が特徴かと思いますが、本作でもそれは健在です。ですが、どちらも「君の名は」を観た時ほど印象には残りませんでした。しかしながら、ストーリーや話の展開は非常にシンプルでわかりやすく、派手なアクションもあって娯楽作品として非常に楽しめました。「君の名は」では、時間軸や場面転換が複雑で、初見ではストーリーを理解できない人も多かったと聞きますが、本作ではその心配はないでしょう。少しファンタジー色が強いのでそこは好みが分かれるかもしれません。
「君の名は」の映像美と音楽性を残しながら、よりシンプルなストーリーで多くの人が楽しめるようにした作品、という意味で「廉価版」です。
個人的には、女主人公のキャラデザインが過去作と比べて大人っぽいところと、男主人公が好青年だったことが気に入りました。主人公と旅先での人々との交流はちょっとご都合主義的で無理があるようにも感じましたが、主人公二人の冒険ラブストーリーが主軸と思えばこんなもんでしょう。
なお、公開当初は東日本大震災を扱っていることに批判的な声もあったようですが、特に気にはなりませんでした。
満足!
やっぱり画が綺麗。廃墟がいいし、アクションもいい。SLAM DUNKと続けて観て、どちらも美しかったけど、こちらのほうが、動きにより違和感が少なかった(バスケはリアルの人間がするところを見慣れてしまっているから、その難しさもある)。
扉を閉じるとき、そこにいた人々の暮らしを思う必要があるのがよかった。『天気の子』の「僕と僕の好きな女の子」しか人間じゃない世界感が私はかなり嫌で。本作では、東日本大震災に遭う彼の地の人々の「おはよう」が聞こえるシーンに、ちょっと泣きそうになった。
叔母さんの感情も、出来過ぎてなくて自然でいいし、各地で主人公少女を女性キャラクターが助けるのも好きな展開だった。ダイジンがすずめに愛されていないと理解していきなり落ち込んで老け込むのがかわいそうでかわいかった。
神様と要石の設定が私にはよく理解できなかったので、ものすごくマッチポンプ感があるけど、そこを別にすると、個々のシーンやそのシチュエーションでのキャラクターの感情の動き方は説得力があった。ここの精度が、作品全体への印象とか鑑賞体験の質を押し上げている。あと、染谷将太の声。
ロードムービーだね。
九州は宮崎から愛媛、神戸、東京、東北と旅は続く。
すずめは、不思議な青年に惹かれて扉を開けてしまう。
なぜか、前にも同じことかが!
旅は、いろんな出会いがあるね。
神戸のスナックのママ、双子の子供、東京の兄さん。
愛媛の旅館の娘さんとか、かけがえのない人達。
猫には、イライラしたけど、意味あったんやな。
劇中のセリフ「ほんとうに大切な仕事は、人には知らずに行われているんだよ。」に、目覚めたよ。
音楽も良かった!
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