「イケメン大学生じゃなければ」すずめの戸締まり asa89さんの映画レビュー(感想・評価)
イケメン大学生じゃなければ
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イケメン大学生と女子高生という非モテ男子には共感しがたい構図が、最初に突きつけられなければもっと楽しめた気がする映画。それに配慮しているのか、全体を通してイケメン術師は終始椅子ではあるのだが、どこかモヤッとした。
またずすめは最初に要石を抜いてしまうし、その要石猫も悪いやつなのか悪くないやつなのかもはっきりせず、最後は椅子の犠牲はなくなり今一度猫が要石になる。一番可哀想なのは、要石猫なのではないかと思った。愛の力で丸め込まられてしまったのでは?と終盤モヤッとした。
もちろんいいところもあった。すずめが縦断旅行して人々に出会う点や、戸締まりと日々の日常の始まりと終わりをかけている「扉」の意味合いは良かったと思う。賛否両論はあるが、個人的に3.11を描いた部分と災害と失われた日常という部分は素直に良かったと思う。
積んであった、「君の名は」が見たくなった。
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