「違和感がいっぱいで没頭できないストーリー」すずめの戸締まり 映画鑑賞初級さんの映画レビュー(感想・評価)
違和感がいっぱいで没頭できないストーリー
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うーん…
私にはノイズの多すぎる作品でした
劇中ですずめちゃんと草太くんの絆を育んだものが私には見つけられず、命を賭けてまで草太くんを助けたいとするすすずめちゃんの愛情がインスタントに感じられました
猫を追いかけるのに学校を欠席して女子高生が一人でスマホ片手に旅するのも…だったら設定を夏休みにすればよかった
出会う人がみんな女性で家に泊めたり子供を任せたりもそんな上手い話ある?と思っちゃったし、あれだけスマホを使っていてスマホの電源が切れたシーンは一度だけっていうのもね…
ファンタジーだからっちゃそうなんですけど、違和感が強かった
監督はジブリに畏敬があるんだと思いますが、ジブリ作品を思い起こさせるシーンや音楽が多すぎてうんざりするレベル
あなたのジブリ好きを垣間見たくてこの映画を観たわけではないのです
閉じ師も、祝詞は唱えていたものの、力技で戸を閉め鍵を回すだけではなく、何か儀式的な動作を加えたほうが良かったのでは?と思いました
力技にしたことで閉じ師のお仕事の重みが伝わりにくくなった気がします
すずめちゃんの震災孤児設定はいいんですが、東日本大震災の現場につなげたのは悪趣味に感じました
あと子供のすずめちゃん、4歳ですよね?4歳らしい話し方にしてほしかったです
監督のお子さん使ってらっしゃるのかと思う小学生くらいのしゃべり方で不自然でした
絵も良かったし声優さんたちもキャラクターと合っていて良かったんですが、作者が恍惚と自画自賛しているような作品に感じました
というわけで、この作品と私は相性が良くないのだと思いました
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