「ラストで繋がった」すずめの戸締まり ラインハルトさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストで繋がった
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事前知識一切無しの初見での感想ですので、説得力あるレビューが出来ていません。もう少し詳細を知りたい方は別の方のレビューをご参考下さい。
自分はこの映画の劇中で何故、子供が日記を黒塗りするような描写があったのか?何故、時々過去の災害のような描写があったのか?最初は全然意味が分かりませんでした。
最初はただ単に、主人公の岩戸 鈴芽(いわと すずめ)と、「閉じ師」をしている宗像 草太(むなかた そうた)が、各地で災害が発生する元になる不思議な扉を閉めてまわる物語かと思っていましたが、劇中終盤でようやく物語の意味が理解出来たような気がしました。これは、東日本大震災を表現した物語だったんですね。そして、主人公が子供の頃に出会っていたような描写は、実は母親ではなく自分自身だったとは。更に、物語最初に鈴芽が草太を見て、何となく会ったような気がしたという部分が、まさかラストに繋がっていたなんて。この映画の作り方は、個人的にとても不思議な感覚に包まれて、何とも言えない高揚感に満たされるような気持ちになります。この映画の率直な感想はと言うと、ただただ素晴らしい映像作品だったという一言につきます(語彙力なくてすみません)。
初見だと、細かい描写で意味が分からない部分も多いと思いますが、それでも見た者を魅力する新海誠監督の作品は一見の価値があるので、まだ未視聴の方には強くおすすめしたい1作だと思います。
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