「悲しき過去との決別!! 旅を通して得た友情と絆を描いた作品」すずめの戸締まり 美紅さんの映画レビュー(感想・評価)
悲しき過去との決別!! 旅を通して得た友情と絆を描いた作品
17歳のすずめの幼き日の遠い記憶を辿ると
其処には、いつも安らぎをくれた母の姿が
ありました。
自分のために心を込めて作られた
手作りの『椅子』
突如として起きた震災。
失われた大事な家族の存在。
傍らで実の娘のように接してくれたおば。
すずめが幼い日に見た母の面影。
壊れかけていた『もの』が呼び覚ます瞬間!
朧げな記憶が鮮明になり、映像と音楽に
奏でられていました。
17歳に成長したすずめが青年の草太に出会い
扉の鍵を締めていく!
ダイジンの猫は幼き日のすずめの姿を表していました。
一期一会、旅をしながら新しい出会いがあり、大事な人にまた、会えるインスピレーションを感じました。
扉の鍵を締めて、旅立つシーンに清々しく思いました。
追記、公開した3日後に観賞
レビュー遅くなりましてすみませんでした。
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humさんのコメント
2023年10月16日
美紅さん 共感いつもありがとうございます。
鈴芽がもらった母の愛、思い返すシーンには胸がいっぱいになりました。あの経験を得るために導かれた旅を観客が擬似体験することは、震災に限らずそれぞれの人生の荒波を越えてくときのヒントだった気がします。もちろん、私達が想像を絶する記憶を負った方々のきもちを決して忘れてはならないことも。。。