「作家として、3.11に向き合う。」すずめの戸締まり モルさんの映画レビュー(感想・評価)
作家として、3.11に向き合う。
作品としては過去作に比べて、エンタメに振り切った感はある。
ファンタジーな要素と3.11によって日本人が受けた潜在的な傷を
圧倒的な映像美で描いてある。
とまぁ、それだけ。
もう恋愛をする年齢ではないのだろう。
恋愛ではなく、社会に対して描かなければいけない何かを
新開監督なりに探しているような感覚さえある。
ロードムービーとしても楽しめるし、
思っていたよりもスケールの大きな話だった。
ただ、「君の名は。」は超えられない。
興行的な意味ではなく、作品の格なのかな。
いっそのこと、SFに戻ったらいいのにとも思うw
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