「日本の宗教観や世界観があふれるストーリー」すずめの戸締まり yamappleさんの映画レビュー(感想・評価)
日本の宗教観や世界観があふれるストーリー
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記憶に新しい、東日本大震災。ほかにも神戸の震災や熊本の震災など、日本では毎年のように各地で大きな地震に見舞われている。
それが、日本列島に住むミミズによるものだったら。その厄災を抑えるための閉じ師がいて、要石という封印のための生贄が必要だったら…。
自然災害に追われる日本において、古くから意識下に続く自然の神様を畏れ、敬う気持ちを体現するストーリーで、なんとも言えない感動がある物語だった。
鈴芽はどこか自分の命を顧みない自暴自棄さがある少女だったけれど、それでも草太を助けようと必死になり、彼を好きでいることで自分も生きたいと思えるようになったことで、彼女自身の成長のストーリーでもあるなと感じた。
実はインドの映画館で観たのだけれど、子供から大人までいろんな人たちが観に来ていて、そしてこの日本特有の世界観を彼らはどんな風に感じて見ていたのかな、というのがとても気になった。
ちなみに私はボロボロ泣いてしまった。映像も美しいし、ストーリーも心が洗われるし、よかった。
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