「娘とデートで鑑賞。」すずめの戸締まり コータローさんの映画レビュー(感想・評価)
娘とデートで鑑賞。
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昨年から小学生の娘と約束し、予習に「天気の子」を一緒に観て気分を盛り上げたままになっていましたが、ようやく観に行けました。
すごく観たがっていた娘に対し、私は正直そこまで期待はしていなかったのですが・・・良かったです。
何よりまず序盤のロケ地が私の故郷だったこともあり見覚えのある風景がいくつも出てきて、絵の美しさと相まってテンションが上がりました。
あとメガネくんの愛車からのBGMも昭和生まれにはドストライク過ぎました。
途中まで設定に無理があるなあとか若干思っていましたが、忘れもしない3.11に繋がる流れに心が震えました。
ロケ地に使われたこともあってかローカルのテレビ番組で新海監督がインタビューを受けていた際に
「何気なく日常で繰り返されている「いってきます」「いってらっしゃい」がどれだけ奇跡的なことか。」
とおっしゃっていましたが作品を観てあらためてそれに気付かされました。
年齢的に3.11をリアルタイムでは知らない娘ですが、後半涙を流していたので、鑑賞後に東日本大震災という未曽有の災害のことを話してやることができました。
今ここにある現実は決して明日も保障されているものではない、それだけに当り前だと思っている一瞬も大切に生きていきたいと思い出させてくれる映画でした。
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