「自己を肯定するのみ」すずめの戸締まり ムービー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
自己を肯定するのみ
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16歳となるすずめの反抗期なのか?自身の行動について自己を肯定することで前に進む。
そして旅先で出逢う人たちの優しさ。
目的はたまたま杭を抜いたことにより起こるんだけど、自己が行ったこの行動に対する対価はなんだったんだろう。
そしてその杭は東西それぞれにあると云いつつ、もう1つはだれが抜いたのか?もし抜いたのがネコなら終盤のネコに対する問答が意味をなさない。その点どうしても納得いかなかった。
そして主人公の背負ってきたものは理解できるが、彼女が伯母に対して持つ歪んだ想いと自身の行動の整合性のなさ。
そして何よりネコがどういう理由で彼を椅子にしたのか?自身の身代わりという理由のみで行ったのなら、杭自身にも想いや意思があることになり、その意思を自身の都合で杭に戻すことへの歪みはないのだろうか?
自然災害により苦境に立たされた人々の苦悩は理解出来るが、そのことと自身の行動が正解ということはイコールではないのではないかと感じてしまった。ただ派手な演出の連続なので、その点は楽しめました。
また(裏)設定が旅をテーマにしてる様に思え、魔女を思い浮かべてしまいました。なので出来ればあの曲は使わないで欲しかった。
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