「繋がりを信じること」すずめの戸締まり miztamariさんの映画レビュー(感想・評価)
繋がりを信じること
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空の表現が綺麗で、シーンの雰囲気を美しく演出している。
セリフの言葉の選び方が新海誠監督らしく、耳に残る言葉が多かった。
子供のころの自分に語りかけるところが、すずめ自身のトラウマの解放とリンクしていてカタルシスを感じるいい場面。
ダイジンの、うちの子になる?と言われた時の喜び方、すずめに拒絶されたときの落ち込み方が素直で、子供のころのすずめと重なる部分がある。
すずめ達の行き先を誘導しながら、本当はサダイジンに会いたかったのかもしれない、とさえ思う。
ダイジンのような純粋さを、あなたはどう受け止めますか?と問われているようにも感じた。
旅の途中で知り合った人との交流も含め、他人との繋がりや小さな言葉ひとつが、人の気持ちにこんなに影響を与えるのかと感動しつつ、監督の願いを追体験したような気分になりました。
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