「最大公約数的に良く出来ている」すずめの戸締まり ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
最大公約数的に良く出来ている
いやいやよくできてると思いますよ。
まず映像効果。光の表現が素晴らしい。そして実写を模したレンズのボケ効果。冒頭数分でこれらを遺憾なく活かした出会いのシークエンスからのタイトル。まずは百点。
まだ震災モチーフなの?とか展開に無理がある、とか言いたくなるのは分かるけど、それこそが新海誠の作家性ってもんでしょう。
「この世界と引き換えにしてもあの人に会いたいんだ!」という前作から、成長してるのか小さくなってるのかは分からないですが、物語的に最大公約数的な解をうまく提示して見せたことは確かかなと…
むしろ細田守作品との類似性と相違点に何を見出すか、かなと思います…(実世界を旅していくあたりとか)
ただねぇ…染谷将太と神木隆之介はどうだろうか…キャラにあってなくない…?主役の二人、特に原菜乃華はめっちゃ良かったのに…
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