「お決まりの中だけど」すずめの戸締まり Masatoshi Matsumotoさんの映画レビュー(感想・評価)
お決まりの中だけど
クリックして本文を読む
今日2回目の映画館。TOHOシネマズ日比谷の新しくなったレーザーIMAXでみる。
お決まりの、災害発生→主人公がそれを防ぐ→万事解決めでたしではなく、好きになった人のために、さらに危険を冒し結局最後はハッピーエンド。
でも新海誠の絵は細部にこだわってて楽しい。たとえば、主人公のすずめが自転車で坂を下るシーン。田舎だとアスファルトはガタガタしたりする。それがちやんと表現されている。都内の描写は言わずもがな。
ただ、強力で色んな会社の名前が出て来たけど、あれって看板に出た会社、ブランドの会社に了解を取ったのかなあと思った。信玄餅の桔梗屋が中に出たけど、とくに信玄餅を登場人物が食べた記憶がない。
エンドロールで、作画とかけっこうな人数が中国から参画していた。ハリウッドと同様に日本のアニメも中国資本、人的な協力なしには、成り立たなくなってきてるのかな、と思った。
1126加筆
ダイジンがお前は、じゃまと草太を椅子に同化させたのは、すずめが、小さい頃後ろ戸を開けたままで、それを閉めに行かせようと考え、そのためにも東北のその場所に誘導したかった。草太がいると、東北のその場所にたどりつけないかもしれない。ひょっとしたらすずめのお母さんの化身がダイジンだったのかもしれない。これ以上、過去を引きずらせないために。
だから、またダイジンが要石になる直前にダイジンはすずめの子にはなれなかったと言わせたのも、母親の化身部分がそこに混じっていたからではないか?
母親が娘の子どもになれるわけがないのだ。
コメントする