「王道?ファンタジーながらもとても考えさせられる映画」すずめの戸締まり キオさんの映画レビュー(感想・評価)
王道?ファンタジーながらもとても考えさせられる映画
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『君の名は』をテレビでを見たぶりの新海誠監督の映画でした。
正直なところ期待はしてなかったのですが、ヒロインが個人的好みだったのと、ジャニーズの方が声優やってて上手いな……と思ったからです。
そして今見た感想としては想像以上に大満足な映画でした。
正に王道なヒロインの成長ストーリー。
ヒロインはどんな事があっても「死ぬ事は怖くない」と話していたのが印象的でした。お母さんが地震で亡くなったこと、そして途中で草太が居なくなり、草太の祖父にすずめが泣きながら話していたのを思うと、誰かが居なくなるのが凄く怖かったんだなと……。
草太に関してはすずめに出会えた事や夢半ばで仕方ないと思っていても奥底では死にたくないと思っていたな……と、逆にすずめとはまた違う考え方だなと勝手に思ったりしながら見ていました。
何処かで仕方ないと思っていても誰かがor自分自身が死ぬ事が怖いのは誰でも思う事だと思います。
最後の最後で自分を犠牲にしようとしたすずめをダイジンが助けたところも印象的でした。ダイジンはダイジンですずめに死んでほしくなかったのかなと……
そして全てを乗り越えた2人にとても感動し、泣きました。
透明感があるような音楽と情景がとても素晴らしかったです。
水の表現が特に大好きでした。
また、演技が素晴らしい。
有名なアニメ映画だと芸能人の棒読みが気になってしまい、内容が頭に入らないこともあるのですが、全く気になりませんでした。
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