劇場公開日 2022年11月11日

「ダイジンの気持ちわかる気がする」すずめの戸締まり きのこさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ダイジンの気持ちわかる気がする

2022年11月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

簡単なあらすじとしては
世の中の災い?を鎮める閉じ師の青年草太と出会うことで主人公鈴芽(すずめ)が不思議な出来事や自分の過去と向き合う?お話といったらよいのだろうか

とても面白かった
でもすずめがあまりにストレート過ぎて少し恥ずかしかったりキッツ〜と思う場面も多々ありました(笑)

本作には想いを素直に伝え合う事の素晴らしさみたいな事が描かれているのかなと思ったのだけれど私には『役目を押し付けられた人間の辛さ』みたいなものを感じとってしまった

とっても可愛いダイジンなんだけどお客のヒートを買う役割を担っている
元々は災いを鎮める要石の役割をしており、それをすずめが解いちゃうところからお話が進むんだけど閉じ師である草太はダイジンに要石に戻れと強要する。なぜなら大地震がおこるから

でも自分が要石になれって言われたらイヤだよね…
自分語りで申し訳ないけどきのこは自分の意思ではどうにもならない仕事をしています。仕事のために自分の予定を変更するのは当たり前。代理をたてないと町から出ることもできない。正直泣きたくなることもあるけど自分で選んだ仕事だから納得はしてるの。

ダイジンは納得して要石になったのかぁ
もしそうだったとしても逃げるチャンスがあったら逃げてもしょうがないと思う。草太はダイジンを要石に戻そうと追いかけるけどでも自分がやるのはイヤでしょ?

草太がダイジンの気持ち少しでも理解してると嬉しいです

お気に入りは断然芹澤!!
あそこまで酷い扱い受けといて尚あの爽やかさは良い
と思いました(笑)

気になるポイント
3.11も扉が開いた事が原因だったのかな?そして閉じ師だった草太の父は亡くなり祖父さんは身体を壊した
もしそうなら閉じ師も悲しい宿命だなと思いました

きのこ
だるまんさんのコメント
2022年11月13日

ダイシン、実は切ないですよね。
もう一度観るなら、その視点ですね。
すずめは「生きていても死んでもどちらでも良い」という心の持ち主で、「そうたの代わりに、、」ということを見て、心が変わったのか、それとももともと戻るつもりだったのか、、、
そもそも、神になる前は猫なのか?人なのか?どちらにしても切ないですよね。

他の方の感想を見てると、ヒールのまま見終わっている人もいるらしく、さらに切ないです。

だるまん