「観終わったあとの清々しさ」すずめの戸締まり ラブさんの映画レビュー(感想・評価)
観終わったあとの清々しさ
心の琴線に触れ心を揺さぶられる場面が何度もあり、知らずしらず涙が零れた。この映画に人の優しさや人の強さ、大切なものを守る力や歳を重ねるごとに失われてしまった感情を思い起こされ、未来への希望が失われていない事、失ってはいけない事を思い出させてくれた。
そして、たとえ少しの間だとしても観終わったあとの清々しさを胸に抱いて家路につこうと思う。
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----- ここからはネタバレ要素あり -----
2日連続で鑑賞。
やっぱり同じところで泣けてくる。
ダイジンが可愛くて憎めなくて切なさすぎる。表向きの主人公はすずめだけど2回目を観て真の主人公はダイジンだと確信した。
3回目の鑑賞。
王蟲の触手と草原、ナウシカとキツネリスと異国の服、ダイダラボッチ… リスペクトを込めてジブリ作品のオマージュが散りばめている気がする。
それにしても… やっぱりダイジンが好きだ。
4回目の鑑賞。
猫を飼っているからなのか、ダイジンの気持ちが伝わりすぎて心が痛くなる。ダイジンの気づき、優しさ、すずめを思う気持ちが辛い。ダイジンが好きすぎて泣ける。
ロードムービーの要素もあるだけにエンディングでほっこりさせてくれるのがせめてもの救い。
そして「行ってきます」「お帰りなさい」の何気ない日常が如何に大切なことか改めて考えさせてくれた。
5回目の鑑賞。
マックでのシーンで一瞬でしたがすずめが手にしていたのはビッグマックだけど箱がないから違うかなと思ったら、その事に気が付かれた方がレビューを書いていてちょっと嬉しくなった次第。
それにしても… ダイジン(ばっかりでスミマセン)で今日も泣かされてしまった。
ダイジンに会いにまた観に行くかも…
6回目の鑑賞。
最後にすずめが戸締りする際に言った「行ってきます」の言葉に明日への希望と過去の出来事を決して忘れないという覚悟を感じた。
それにしても芹澤くんは本当にイイ奴だったしチカちゃんやルミさんも。環さん、これから先もたとえ形は違ったとしてもずっと幸せで居て欲しいと願う。
(閑話休題)
東京駅のコンコースで右往左往しながら中央線のホームに上がるエスカレーターの上り口がいつも利用している場所だったので見た瞬間嬉しかった。
7回目の鑑賞
ダイジンに会いたくて久しぶりの鑑賞。やっぱり同じところで泣いてしまう。すずめが「私が要石になる」と言った時の「えっ!」ってすずめの横顔を見るダイジン。
草太を救い出したあと「ダイジンはね、すずめの子にはなれなかった」「すずめの手で元に戻して」で涙が止まらない。改めてダイジンが好きって思った。