劇場公開日 2022年11月11日

「過去への扉」すずめの戸締まり 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0過去への扉

2022年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「君の名は。」(16)、「天気の子」(19)、そして今作ときっちり3年毎に大作を世に出す力量に感心してしまいます。物語のエンタメ度は圧倒的に「君の名は。」かなと思いましたが、今作もオープニングのジェットコースター的な疾走感で一気に引き込まれました!新海作品ならではの映像美は勿論のこと、声に乗せられた言葉の力を今作でも存分に感じました。鈴芽役の原菜乃華さんも草太役の松村北斗さんも声優初挑戦とは思えぬ表現力があって、とてもすばらしかったです。クライマックスで今作のモチーフが明らかにされ、主人公が扉の向こうで「ある人」に会い、たくさんの声が聞こえてくるシーンに大きな感動がありました。ただ個人的に何故かロードムービーが苦手で(例外もありますが)、最初と最後がとてもよくて、間のロードムービーが物足りないかな…という印象でした。

赤ヒゲ
もりのいぶきさんのコメント
2022年12月31日

赤ヒゲさん、(他の作品※への)コメントありがとうございます。
※レビュー書かれていないようでしたので、こちらにて…)

>物語のエンタメ度は圧倒的に「君の名は。」かなと

この点は同じように感じます。 そしてまた
この作品を「エンタメ」としては見ることができない人たち(=被災した
方々)が少なからず居る事を思うと、実際に起きた災害を扱うのでは
無い方が良かったような気がします。
(みかずきさんがコメントされていますが、その通りかと)

もりのいぶき
みかずきさんのコメント
2022年11月19日

共感ありがとうございます、

本作、終盤で、現実社会で起きた震災が描かれます。
全く予期していなかっていなかったので驚きました。
本作は、フィクションなので、フィクションに徹して欲しかったです。
実際に起きた災いを描くなら、事前に観客への十分な事前告知が必要だ思いました。

では、また共感作で。

-以上-

みかずき