ザ・ロストシティ : 特集
夏まで待てない! そんなときはこの大作がオススメ!
女性小説家が誘拐→起きたらジャングル→まさかの展開
編集部&メディアも予測不可、超ノンストップエンタメ
湿っぽい梅雨シーズンとなる今日このごろ。爽快な夏を待ちきれない“そこのあなた”は、ぜひこの大作を観に行きましょう!
それが、6月24日から公開される「ザ・ロストシティ」です!
主人公の女性が狂気の大富豪に誘拐され、目が覚めるとそこはジャングル……私たち観客の「こうなるだろう」という予想をことごとく覆し、まったく想像もしていなかった展開をこれでもかと魅せてくれる、驚くべきノンストップ・エンタテインメントなのです。
この特集では、「ザ・ロストシティ」が持つ信じられないほどの魅力を紹介。次に何を観ようか迷っている人は、ぜひチェックしてみてください!
予想「普通こうなる」→結果「こんなの観たことない」
映画のプロもまさかの展開に唸る、驚く、夢中になる!
とにもかくにも評判がすこぶる高い本作。予測不可能な物語に、期待をはるかに超える感情が味わえ、観る者を映画的快感の大渦へと叩き落としていきます。
名だたる海外メディア、その映画部門の記者たちが、本作へアツすぎる感想をこれでもかと寄せています。一部を抜粋して紹介しますが、それらを読めば、あなたは高い確率で「面白そう!」と思うはず!
【見どころはココ】物語が素晴らしい!俳優陣も最高!
全米No.1ヒットも納得のノンストップエンタメを観よ!
“映画を観るプロ”たちがこれだけ褒め称えている本作。見どころはどこにあるのか、具体的に、かつわかりやすく紹介していきましょう。
[ストーリー]“書けない小説家”が誘拐され、なぜか大冒険に…
大スランプに陥った小説家のロレッタ(サンドラ・ブロック)。なんとか新作のロマンチック・アドベンチャーを完成させ、宣伝ツアーに駆り出された矢先、謎の億万長者フェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)に誘拐されてしまう。
目を覚ますとそこは南の島。フェアファックスは伝説の古代都市“ロストシティ”を探し求めており、なんとロレッタの小説に手がかりが記されている、と考えたからだった。とんでもない誘拐理由。
そして事件が起きたことを知り、南の島へ真っ先に駆けつけた男がいた。名はアラン(チャニング・テイタム)、ロレッタの小説の表紙を飾るモデルで、外見はイケてるが中身はカラッポの“ウザいやつ”だった……。
ロレッタたちは無事に生還することができるのか? 超絶怒涛のノンストップ・エンタテインメントが始まる――!
[キャスト]豪華すぎる! サンドラ・ブロック×テイタム×ラドクリフ×ブラピ…サンドラの映画出演は最後かも?
出演陣にはハリウッドを代表する面々が集結し、スクリーンを黄金色に染め上げていく! 主人公ロレッタ役は、サンドラ・ブロック。「スピード」(1994)で大ブレイクし、以後、「しあわせの隠れ場所」「ゼロ・グラビティ」「オーシャンズ8」など数々の傑作に出演してきた大女優です。
そしてアラン役にはチャニング・テイタム。「マジック・マイク」などでも魅せた肉体美は、今作ではもちろん全開! 持ち味である“絶妙なバカっぽさ”も遺憾なく発揮されており、彼にとっての“最高傑作のひとつ”と言える仕上がりです。
さらに悪役のフェアファックス役には「ハリー・ポッター」シリーズのハリー役で知られるダニエル・ラドクリフ。近年は個性派俳優としてのキャリアを爆進中ですが、今作も振り切った怪演を見せてくれています。
そしてそして、あのブラッド・ピットが出演しているのも驚き! サンドラ・ブロックとは旧知の仲なだけに、彼女が「バレット・トレイン」(ブラッド・ピットら出演)にカメオ出演したことの“お返し”として今作「ザ・ロストシティ」に参加したそう。映画ファンにはたまらない活躍を見せるので、乞うご期待!
そうそう、もうひとつ重要なことを言い忘れていました。サンドラ・ブロックは、近いうちに俳優業をお休みする意向を発表しています。もしかすると「ザ・ロストシティ」が最後の出演作に? 何はともあれ、万難を排してご鑑賞を!
[グッとくるメッセージ]理想と現実のギャップは“超えられる”! 前向きで爽やかな気分をあなたに
ここまで「予測不能のノンストップ・エンタメ」「とにかく笑える」などと強調してきましたが、決して“それだけ”ではないのが本作の素晴らしいところ。
ハイテンションの物語の根底に流れるは、“理想と現実のギャップ”というテーマ。登場人物それぞれ、特にロレッタとアランは格別に大きいギャップと、人には打ち明けられない悩みを抱えています。
そんな人々が、誘拐事件を経て悩み、成長し、やがてひとつの答えを手にしていきます。ギャップは、少しの勇気で乗り越えることができるのだと――。
彼らの悩みを注視していけば、一段も二段も「ザ・ロストシティ」が好きになるはず!
[これは嬉しい]日本語版も要チェック! “会話の面白さ”が120%UP、観客のために徹底的にこだわる
「洋画は字幕でしか観ない!」という人も多いかもしれないですが、今作はあえて日本語版にも注目してほしいです。というのも、観客の映画体験を最高のものにする、というコンセプトが貫かれているから。
今作の魅力の一つは“会話劇の面白さ”。ところが表示する文字数などに強い制限がある字幕版では、面白さの種類が変わってしまいます。会話のテンポや、言葉選びのセンスを100%感覚的に理解してもらうために、この日本語吹き替え版は制作されたのだそう。
とことん品質にこだわっており、各キャストを長年担当してきた声優が参加。サンドラ・ブロックは本田貴子、ダニエル・ラドクリフは小野賢章、ブラッド・ピットは堀内賢雄が務めている。なおチャニング・テイタムの声は、新たに人気俳優・田中圭が担っています。
つまり何が言いたいかというと、字幕版も観て、「日本語版も観よう!」ということ!
【レビュー】で、本当に面白いの――?
映画.comの男性・女性編集者が、実際に観てきたら…
最後に映画.com編集部によるレビューをお届け。観てきた感想を、本音で書いていきます!
●女性編集A(映画以外ではお笑いも好き)の場合「今一番観たかったのは、こういう映画だった」
1年で1番苦手な梅雨の時期がやってきます。湿気で髪の毛は大変なことになるし、趣味のお笑いライブのチケットは取れないし、嫌なことは連鎖するのかもしれない……そう思って気持ちまでじめじめし始めていたときに、「ザ・ロストシティ」を見ることになりました。
海外で高評価を受けたのは知っていましたが、「本当? キャストが強いだけじゃない?」と、疑いの目を向けながら見始めると、その豪華キャストたちが全力で振り切っている姿にとにかく驚かされました。
サンドラ・ブロックのロマコメを見て育った私としては、今回の“強くて弱い”サンドラ・ブロックは新鮮であり、大人になってもやっぱり彼女には憧れます。純粋で愛おしいチャニング・テイタム(鑑賞中に何度心の中で抱きしめたことか)、過去一と断言できるほどのブラッド・ピットの贅沢な使い方もツボ。キャストたちの熱演だけでも大いに笑ったのに、「古代都市」「考古学」「ジャングル」といった、現実逃避するのにぴったりな冒険映画の要素にも心がときめきました。
鑑賞後、映画.comの編集部員と本作の感想を話し合っているとき、マスクの下で大笑いしていることに気が付きました。そのおかげか、じめじめした気持ちもちょっと晴れやかに。今一番観たかったのは、こういう映画だったんだなあ。
●男性編集B(渋い映画もよく観る)の場合「好きだなこれ!となって何回も観ちゃう類の映画」
はっきり言えば、シンプルに「めちゃくちゃ面白い映画」でした。歴史的に重要だとか、映画人生を変えるとか、そんな類ではないですが、「いや~、好きだな~これ~!」となって何回も観てしまうような一本です。
主役が、スランプの女性小説家と中身カラッポの男性モデルという組み合わせですが、2000年代までの作品だったら“スクリューボール・コメディ”に仕上げそう。そこを本作は、なぜか“トレジャーハントもの”をミックスさせ、予測不可能な物語へと昇華させているのがまず面白い!
肝心の物語展開はと言うと、観客の「次はこうなるだろう」を見事に裏切ってくれます。というか「普通はこんなシーン、描かないだろ!」と驚くような場面ばかり。予告編にもある「イスに縛られたサンドラ・ブロックを、チャニング・テイタムとブラッド・ピットが手押し車で運ぶ。何故か、かっこつけて」というのもそう。その流れでそうなる!?みたいな展開がのべつ幕なしに“投げつけられてくる”ため、観ていて飽きが一切こないんですね。
ほかにも、何も考えずに楽しめる“コメディ全開のアクション・アドベンチャー”というジャンルも面白いですし、女性の主人公が男性の相棒をリードする“今っぽい”モチーフも良い。「スタンド・バイ・ミー」などの名作オマージュもいくつもあり、あ~、もう全部大好き! 好き好き大好き超愛してる、そんな気持ちでエンドロールを眺めていました。オススメ!