「マネー・ナクナッターと炎の冠」ザ・ロストシティ スモーキー石井さんの映画レビュー(感想・評価)
マネー・ナクナッターと炎の冠
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妙齢の小説家ロレッタ・セージは元考古学者の小説家。
かつては同じく考古学者の夫と研究に勤しんでいた。
そして、彼女は持ち前の文学的センスで、古代遺跡の冒険をテーマとした小説を著わし、
一躍、時の人となる。
しかし、彼女の小説の世間からの評価はというと、ファンからは官能小説としてしか認知されず、
一方で、歴史家たちからは歴史の捏造だという誹りを受ける。
そんな世間からの不本意な注目と5年前の夫の死から次第に筆が進まなくなり、ひきこもるようになっていく。
そんな中、現れたのはあるメディア王の息子。
彼は弟に後継者の座を奪われ、焦っていた。とにかく世紀の大発見をし、見返したかったのだ。
そこに目を付けたのが、ロレッタの小説の元ネタになった失われた都とそこ眠る「炎の冠」という財宝だった。
そんな彼は自らの野望達成のために、ロレッタを財宝が眠るとされるとある孤島へと拉致し、古代文字の解読をさせようとする。
そして、その事態に気づいた仲間たちも彼女を助けようと動き出す。
果たして、仲間たちは彼女を無事救出する事ができるのか?
そして、その孤島に眠るとされる王墓とその財宝は本当に存在するのか?
物語前半は完全なるコメディ。しかし、中盤からミステリとロマンスに重きを置いた展開となっていく。
そして、ラストは自然の豊かさと愛のすばらしさに気づかされる。
とてもユーモアとロマンにあふれる爽快な作品。
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