「バカバカしさがうまく消化出来ず」ザ・ロストシティ HIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
バカバカしさがうまく消化出来ず
全く期待せずに鑑賞。
予告編を見て、ダイレクトにストーリーや
アクションシーンやロマンス、演技力を
楽しむ映画ではない事は
ブラピが髪を振り上げて爆破シーンから
脱出しているコマを見て分かっていたので、
よろめくサンドラ・ブロックだけを観に来たw
結果、頭空っぽにしてたらまあまあ楽しめた。
うわー、って思い一気に覚めてしまう
箇所も何ヵ所もあったのだったが、
最初から最後までサンドラ・ブロックは
サンドラ・ブロックだったし、
無駄に長い脇役達のシーンもキャラで
押しきっていたし、
ダニエル・ラドクリフも薄っぺらく
薄すぎる悪役を(多分)分かった上で
演じていて、全てはサンドラ・ブロックを
魅力的に魅せるただの小道具っぽいw
でも、もっと年配の配役が良かったな。
最初、ムカついてばかりだったチャニング・
テイタムも後半になって魅力が落ち着いてきて
高感度上がっていった。
サンドラ・ブロックとの組み合わせが
全くしっくり来ていなかったのに、
本当に最後の方になってようやく
まあまあええやん、って思えるように
なった。
ブラッド・ピットはもう言うことがない。
完璧、この映画のキーパーソンで
強烈なアイコン化を魅力的に演じていた。
サンドラ・ブロックもブラッド・ピットも
どう見られてどう魅力が有るのかが
分かりきっているので、
有る意味この前見たマーヴェリックの
トム・クルーズと同じ構造で、
ハリウッドスターありきの映画の
もうちょっとうまく出来るんじゃないか?
バージョンと、マーヴェリックのような
これ以上は無理だなレベルまで仕上げた
の差だと思う。予算も違うだろうし😅
火山の孤島が意外とハワイ島レベルに
開発入植されていて、
いやいや、とっくに発見されてるでしょ
って思えるのは、モヤモヤが隠しきれ
なかったけど、ギャグ映画に整合性を
求める方が間違っている。
有る意味もっとチープで良かったんだよ。
妙にそれっぽくするからアカーンと
思った。
バカバカしさがなんか消化不良気味だった
けど、サンドラ・ブロックがよろめく
シーンが見れたので、すべてよしとしたw
最後、エンドロール中のヨガシーンを
見てから席を立とう(笑)