劇場公開日 2022年6月24日

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「カバーモデルとジャンプスーツと"苦は楽の種"…シィー、君はもう大丈夫だ」ザ・ロストシティ とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0カバーモデルとジャンプスーツと"苦は楽の種"…シィー、君はもう大丈夫だ

2022年6月27日
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ほどよかった、なにも考えず気楽に見られるアクションコメディ。サンドラ・ブロック × チャニング・テイタム = スター2人の減点に立ち返るようなコメディエンヌ & コメディアンっぷり。劇中劇が作中の現実に影響を与えたり、混在したりするのはよくあること。本作におけるそれも、そうした形で主人公たちをこの大西洋の島へと導く。
『グランド・イリュージョン/見破られたトリック』を思い出すようにスーツ姿の悪役の似合うノリノリなラドクリフと、この夏楽しみすぎる『ブレット・トレイン』予行演習のように颯爽かつキッレキレに動き回る長髪髭面"イケメン"ブラピ。この2人が同じ映画で見られるなんて、なんだか不思議。そうした作中前半のブラピ演じるトレーナーのトントン拍子な大活躍も結果的にはフリで、そこの過程でチャニング・テイタム演じるキャラクターの"見せ筋"みたいな実践ゼロで役立たずの描写が後々しっかりと活きてくる。
冒険映画へのパロディーチックな系譜、爆笑はないかもしれないけどバカバカしくて微笑ましいから嫌いじゃない。けど驚くほど無害であることに変わりはない。だから大した熱量もなく言いたい、時間があればどうぞ。

Mummies are human.
You are safe now.

とぽとぽ