サバカン SABAKANのレビュー・感想・評価
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またね、竹ちゃん。またね。またね。
子役のいい映画は、ずるい。多少の無理設定も、全部許してしまう。この二人の少年の瑞々しさが、夏の思い出をキラキラしたものにしてくれる。
そして、大人たちもいい。地方で伸び伸びと育つ二人の母親に尾野真千子と貫地谷しほりをもってくるなんて、今の日本映画では最強タッグだと思う。それにしても尾野真千子のバチコン!と音が聞こえる頭の叩き方がとってもいい。怒ってるんだけど、愛情しか感じない。旦那が竹原ピストルだから更にいい。愛情一途だもの。
最初はよくある冒険譚、と思いきや、ラストの演出の巧みさに涙が禁じ得なかった。今の久田の状況も、全部描かなくても、全部わかる。絶妙な匙加減。そして、現在の竹ちゃん。そう演出するのか。むしろそれでこそ、現在の対比として少年の思い出が、久田少年の懐っこい笑顔と竹ちゃんの最後の笑顔が、こっちの心にも大きく刻まれてしまった。
忘れられない夏
子供時代のノスタルジーを感じながら飲むラムネのような作品
美しい長崎の風景をバックに、
少年たちの胸に一生輝き続ける
夏休みの特別な一日を、カメラが追う
子役の少年たちの無邪気で屈託のない笑顔
大冒険は、さわやかで、どこか懐かしい…
シュワシュワ、キラキラはじけ
少年たちが飲んでいたラムネようだ
そして、そんなラムネの味を思い出すとき
観る人みんなが、心のどこかに持つ子供時代への
ノスタルジーをそっと呼び起こされる
しかし、
輝く少年時代にも、
「死」という、黒い「しみ」が落ちる
でも、またそれが少年たちを成長させてゆく…
文科省推薦で、たくさんの小学校でぜひ上映してほしいと思うような作品だった
子役のふたり、長崎弁は難しそうだったけど、
表情豊かで元気いっぱい!
草彅剛が、作品をぴっと引き締めてました
さすか!
じゃあねー、じゃなくてまたねー
言葉にできない涙
長崎の田舎に住む2人の少年の夏のひと時の物語
自分自身、子役があまり好かなくてなるべく避けるようにしてきたのですが、今作のふたりは素晴らしかった。
タケちゃんは序盤ちょっと不安だったが後半になると全然気にならなかったです。
そして、言うまでもないが草なぎ剛もあの少ない時間で別格の演技を見せてくれました。
ストーリー的には特にありきたりなんだろうが、
他の映画と違うのは懐かしさですね。
友達のちょっと古い家をバカにしたり、ピンクの自転車をバカにしたりちょっとした事で喧嘩したり
チャリンコで遠出する時のワクワク感、
自分の小学生の頃と重なりすぎてほんとに泣けました。
いや、僕自身に限らないでしょう。
映像美と主題歌も圧巻でした。
高校生の自分でも感動したので、若い世代の人にも見に行って欲しい作品です。
エンドロールの途中にあの空白のシーンを
入れてくるのはうますぎる、、
純粋な映画でした
80年代の長崎県が舞台。
少年2人のキズナの物語、泣けました。
鑑賞中は少年達と同じくらいの年だった自分を重ね、
自分もこんな感じで、友達と遊んだなとか、
仲良くなったなとかそんなことを思いました。
個人的に印象に残ったシーンは、
軽トラの荷台に少年2人が乗っているシーン。
自分の地元も田舎なので、乗せてもらったなーと懐かしくなりました。
もちろん、キャストの皆さん全員すごいなと思いましたが、
特に主演の少年2人、久田役の番家一路君、竹本役の原田琥之佑君
とても良かったです。
キャスト・スタッフの皆様、素敵な映画を鑑賞させていただきありがとうございます。
鑑賞後は久しぶりに、しばらく何も考えない時間を過ごせました。
夏の終わりに、この作品を見られて良かったと心から思います。
少年時代に戻された
ノスタルジーと切ない感じと笑いのツボ
あまり期待せずに鑑賞。でもフタをあけたら笑いのツボが散りばめられていて油断できん!と思わせてくれたぐらいセンスよかったです。
子供の繊細な心の揺らぎと、乱暴な扱い方との落差がリアルでした。子供って本当によく見てるんですよね。大人が気付かない大事な事を。「笑わなかったから」のセリフにはしばらく余韻がつづいてしまって涙が勝手に流れて困りました。渾身の「決めろ!」も響きました。子役の子たちがイキイキとしていてイヤミがなかった。今しか撮れない貴重な彼らの一瞬をこんな形で切り取った監督さんはすごい。
鑑賞した劇場はほぼ満席でした。驚いたのは私の隣と隣の子が中学?高校生っぽかった事。そして泣いていたようです。幸せな時間でした。
親子4人で観に行き、みんな大満足の素敵な映画でした
中学生と大学生の娘二人と夫婦の親子4人で観に行きました。
個人的にはここ5年位で見た映画の中ではナンバーワンの映画でした。
スタンド・バイ・ミーと比較してる人もいますが、全然こちらの方が素敵だと思いました。
中だるみも全くなく、コミカルなシーンも多くて一気に最後まで観れ、最後に爽やかな気持ちで劇場をあとにできました。
(映画の途中で時計を見ることがなかったのは久しぶりです。)
トップガンマーベリックのような大スケールでもなく、鬼滅の刃、ワンピースのように有名な作品でもなく、無名な監督と予算も少なめの映画でしたが、笑いあり涙ありの見終わった後にとても清々しい気持ちになる素敵な名作でした。
最初はあまり乗り気でなかった中学生の娘も見終わった後にはとてもうれしそうに感想を話してくれました。
悲しいことにこんなに素敵な映画が評価される土壌が日本には無いようで、上映館はごく少なく、上映されていても一番小さいスクリーンだったりします。
私達家族が入ったのも80名程度のとても小さなスクリーンでした。
スケールが小さくても良作であるこのような映画がひとりでも多くの人が観てくれて、監督の次回作に繋がって欲しいものです。
夏休みのあのキラキラした匂いが蘇る。
あんな事「あったなあ。」の胸キュン映画
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