「子供の心情を絶妙に描いた良作」サバカン SABAKAN ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
子供の心情を絶妙に描いた良作
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主人公の久田が小学生の頃、夏休みに竹本という友達と冒険する物語です。私が調度この世代に入ってきます。
全体的に子供の心情を上手く描いていると思います。子供って、純粋だけど素直になれない所があるんですよね。竹本が、久田を素直に友達と認めない所がそれに当てはまります。
最後の方の駅で、久田が竹本と別れる場面が最大の見せ場です。この場面で、自分の体がフワッと浮くような感動を覚えました。
但しこの感動は、先日観た「ハウ」の方が上回っています。
気になったのは、1980年代の時代を描いた作品なんですが、少し違和感を感じました。
例えば駄菓子屋のような商店で、2人のやや若い夫婦が経営している所です。私が子供の頃、商店はだいたいお婆さんか、お爺さんがよく経営していました。
あと、注目してほしいのが、エンディングでりりあ。ちゃんが歌っていたので、心地良かったです。「バブル」のサントラのCDを買ったのですが、りりあ。ちゃんの声は、車の中で何回聴いても飽きません。
結論としては、純粋な子供の心を見事に描いた良作です。
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