「「またねー!」に胸がぎゅっとする」サバカン SABAKAN ふたり映画さんの映画レビュー(感想・評価)
「またねー!」に胸がぎゅっとする
大人になると友達という存在がいかに大事で尊いものか分かる。子どもに見せたい映画と監督さんは言っていたけど、心にドンピシャに響いてくるのは、あの昭和時代を生きた世代だと思う。
子役は作品によってあざとかったり言わせてる感が強く出たりするけど、サバカンはそんなことはなく、そこにひと夏を生きた久田と竹本という小学生がいた。幼い中で不安を滲ませながらもいつの間にか友達として繋がっている。二人を通して大人を見ると、いい人も悪い人も視点が変われば見方も変わり、子どもはそういう人たちを見て成長していく。
美しい長崎の風景にも癒されました。
後半部分の駅のシーン、蜜柑畑のライバルには泣かされた。あと、「またねー」「またね!」の往復も。観賞後はこちらも笑顔をもらって胸があったかくなりました。海岸の壁に書き残した絵も凄く良かった。思い出って結果じゃなく過程なんですよね。
なんでタイトルが「サバカン」だって?観てください。
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