「よくある夏休みの冒険話の少し先を描く映画」サバカン SABAKAN ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
よくある夏休みの冒険話の少し先を描く映画
2022年劇場鑑賞188本目。
寂れた工場がサバカレーの缶詰で大逆転する話・・・ではなくて、サバの缶詰を見ると思い出すたけちゃんとの思い出話でした。草彅剛は出番控えめ。
パンフないんかい!ばかか!(byたけちゃん)いい映画だったのに残念。ちょい減点です。
丁度自分と草彅剛が同年代(誕生日は一緒(笑))ということもあり、舞台となる1986年は馴染み深かったのですが、そこら辺のノスタルジックあるあるはちょっとしかなくて残念。でもストーリーはなかなかいい感じで、遠くの島まで自転車だけで行くという、やっぱ子供の冒険といえば自転車だよな、という感じでした。
大抵の映画は冒険が終わると後はナレーションで「あんなに仲が良かったのに夏休みが終わると次第になんとなく離れていって、そうこうしているうちに親の都合で転校することになり、それっきり会うことはなかった」みたいなオチで終わるのがよくあるパターンなのですが、この映画は冒険の後もしっかり描いており、最後は泣いてしまいました。夏に大人が見るには最高の映画でした。
追記 パンフレットがスシローで売っているという情報を得て、調べたら売っている県と売っていない県があり、うちの県は上映しているのに販売はないということでメルカリで倍以上の価格で購入決定です。ばかか!★もう0.5減らします。そういう観客に対する配慮があるかないかも作品のうちだと思うので。
ガゾーサさん
率直にコメントいただき、ありがとうございます。
万引き家族とかマザーとか、こどもの虐待がテーマの映画などを見た経験から影響されてるのかもしれません。
こういう心暖まる映画では、とことん暖かいシーンで埋め尽くして欲しい、という願望があるので、あの母親に害意はなくても、かなり痛そうな(その分愛情が籠ってるのかもですが)感じで、ちょっと辛く感じてしまいました。
基本的にはいい映画だと思ってます。