劇場公開日 2022年8月19日

「1986年の夏、すべてに見覚えがある」サバカン SABAKAN sysrさんの映画レビュー(感想・評価)

5.01986年の夏、すべてに見覚えがある

2022年8月20日
iPhoneアプリから投稿

1986年長崎、その頃の一つ一つ、もう全部見覚えがある

極端に短い子供の半ズボン、丸くて平べったい水筒、境内の奥でカピカピになってるエロ本、JPSってロゴの黒い帽子、250ml炭酸の錆びたスチール缶、道端に無造作に実る蜜柑、改札のない無人駅、そして同級生のボロい家

小学生の夏休みの大冒険、拾った100円をくすねたら刑務所行き、ガムを万引きしたら刑務所行きという、振りかえると他愛もない世界観の中での出来事なんだけども、それが結局それからの人生に効いてるっていう

いやー、よかった
特に、九州北西部に所縁があり、語尾にバッテンつけたり、自分のことオイとか呼んでた人なら尚、もう必見も必見

sysr