「あゝ、少年時代 -キャスト達の良き化学反応-」サバカン SABAKAN あささんの映画レビュー(感想・評価)
あゝ、少年時代 -キャスト達の良き化学反応-
1986年の長崎、斉藤由貴とキン肉マン消しゴムを愛する久田とクラスメイトから距離を置かれている竹本。少年2人の一夏の冒険と友情に、スッと心が洗われるような青春ドラマ。昭和の古き良き時代と人々の温かさにほろりと涙する。
スマホもパソコンも携帯電話も無い、今のようにSNSもない昭和時代にタイムスリップしたかのような感覚に。
不便な時代ではあるものの、時にはその不便さが羨ましくもなる。
「サバカン」を通して描かれるどうにもならない悲しみと別れ、永遠の友情、絆、二度と戻ることのない夏の思い出が紡がれている。
なんと言っても久田の少年時代を演じた番家一路君がいい味を出している。声もキャラも最高。竹原ピストルと小野真千子の絶妙なコンビネーションも爆笑必至。貫地谷しほりの演技にも感情を揺さぶられた。そして、草彅剛の一際輝く存在感には目を見張るものがある。
今作、大島ミチルが手がけた音楽が素晴らしい。そして、所々映し出される海、駅、空といった絵画を思わせるような描写にも息を呑む。
エンドロール後の映像はアドリブかな?想像していた以上に素晴らしい作品だった。
コメントありがとうございます。
つまみ食いで伸びてきた手を叩く、とかならいいのですが、こどもの頭を叩くのを見るのは本当に耐えがたいのです。
自分のこどもが社会人になって、理不尽なハラスメントを受けなければいいな、と思っているから余計に気になるのかもしれません。
おはようございます。いつもありがとうございます。
私は、この作品は先行上映で鑑賞しました。(職場の映画好きの女性が教えてくれて、午後17:30にスマン!と言って会社から車で5分の映画館で。)
結論から言うと、期待通り(いや、以上かな・・)の作品で。夏休み、少年同士の友情、ロードムービー、別れ。名画に必須の要素がテンコ盛りでしたが、それを金沢監督が、とても上手くまとめてくれていました。
あとは仰る通り、草彅さんの存在感と、ナレーションが作品をビシッと締めていました。(舞台挨拶でも、流石でしたよ。)
あ、で思い出した。先行上映だったからパンフ買っていなかった。
今日、購入しようっと。
これからも、宜しくお願いいたします。では。