「僕にはサバ缶を見ると思い出す映画がある」サバカン SABAKAN あさりんかさんの映画レビュー(感想・評価)
僕にはサバ缶を見ると思い出す映画がある
昭和の日本の夏を感じることの出来る作品
いまこのデジタルな日本にはない
アナログな日本を描いた作品
1986年 長崎
貧乏な少年と
声の小さい少し内気な少年
ふたりはひとつの冒険を共にし
やがて"友達"になる。
小5の男の子を経験した男性なら
「わかるわぁ」
と共感することまちがいなし笑
ストーリーも素晴らしく
少し転機の部分の不幸さ加減が大雑把だが
丁寧につくられてる。
草彅剛さんのナレーション
これがほんとにマッチしていてずるい。
そして りりあ。さんがうたう
ORANGERANGE キズナ のカバー
この曲がほんとにこの映画に書き下ろした?
ってくらいマッチしており
当時、この曲が好きでよく聞いていたので
ほんと不思議な感覚になった。
(20年くらい前か……)
友の声が胸に響いた
涙が滲んじゃ道がみえない
同じ空、決して孤独じゃねぇんだ。
良い作品だった。
過去に戻れたような感覚
これだから映画はやめられない
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