「リアルぼくなつ。」サバカン SABAKAN 梅★さんの映画レビュー(感想・評価)
リアルぼくなつ。
本作は売れない小説家がふと目に入ったサバ缶から子供の頃の夏休みを思い出すというお話。
基本的には「ぼくのなつやすみ」のように昭和の夏休み思い出して、あの頃はよかったーと懐古する系の映画。
私自身は平成を生きた人間なので、この時代の色々な意味で寛容な世の中は正直嫌悪感を感じてしまう部分もあった。ストーリーもありがち。あと常に誰かしらが叫んでいるので耳が痛い…実際に昭和の夏休みを経験した人はまた別の感想を持つのだろうか。
主人公たちは島まで海を泳いで渡ったりとゲームの中だけと思うような無茶を結構する。その度に怒られて引っ叩かれる。でもその後は後を引きずらずみんな仲直り。
今の世の中、間違ったことをするとすぐに炎上して失敗すること自体が許されない。みな余裕がなく他人の過失に敏感。人と人が交わることで生まれる温かさを思い出させてくれる映画。
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