「表情筋が硬化した」グリッドマン ユニバース プリキュア星うたを評価するために作ったアカ2さんの映画レビュー(感想・評価)
表情筋が硬化した
エヴァとグレンラガンに水をかけてふにゃふにゃにふやかしたところに特撮の退屈なところ(動きがもっさりとしてカッコいい構図や動きよりを追求せずにダサさをそのままにする、カタカナ言葉を足していけば良いとかいう頭のよろしくない不良的ネーミングセンス、戦闘シーンで車や建物はセットですから、オモチャですから、と壊れない。また破壊描写やダメージ描写も無いorネゲントロピーの如く画一的で迫力がわざとかというほど抑えられている。子どもがそのフィギュアをもってごっこ遊びをしているそのままかのような映像の戦闘シーン←のダサさを開き直ってこれが良いんだろ?と提供してくる感じがした。)
シーンの全てが既視感あるいは想像してきた範囲内でしかない。
またかけ合う言葉と出来事が生温すぎる青春、その青春の舞台として描かれる記号的な背景描写(セミの鳴き声とか下校する生徒たちとか立花と世界が終わったら困るとか話している夜のシーンとか)
一言でまとめてみる。被造物の世界だからといって既視感や平易な表現方法や記号的に描きすぎているため登場人物が生き生きと浮かび上がってこない。そのためそれに感情移入して熱くなることもできない。
みんなに言いたいことがあるならちゃんと言わせてね。言いたいこと、やっぱ無いみたいなのが多すぎた。多分エモいやり取りが思いつかなかっただけだろうけど。 言わない方がいいとか濁した方がいいとか、そんな事もあるにはあるけど、そういう場面ではなかったと思うんだよな。ずっと会えなくて悲しいとか、言いたいことがあるけど言えないみたいな感じで来といて、いざ再会したら次に会えるのがいつになるのかも分からないというのに、やっぱ言わないみたいな。いやそうはならんやろ。言っとけよ、言いそびれて悔しかったりモヤモヤしてたんだからさ。
裕太くん…主人公っぽい言動だけど肩透かしし続けてずっと影薄いのね…余談だけど主人公キャラは影薄くなりがちだけど、そこを平均すると中の上〜上の下ぐらいの存在感で揺らぎながら居させられる作品は信頼度高いんだよね(H×H、デスノート、黒バス、Shirobako、アクアトープ、ブルアカ等)
このような評価になってしまい、好きな人にはごめんなさい。
SSSS.パリッとマンは大好き