「セリフのリズムと開放的な岡山ロケが良い」恋は光 A・ガワゴラークさんの映画レビュー(感想・評価)
セリフのリズムと開放的な岡山ロケが良い
予告をみて気になっていたが、リピーターが多いという噂を聞いてセカンドランで観賞。
原作マンガは愛媛が舞台だが、2021年夏のCOVID-19流行状況によって、オール岡山ロケで撮っている。
晴天の岡山の開放的なショット、大学の階段や坂を利用したショット、主人公の部屋の大きなガラス戸から望む山並み、室内でも高めの天井が好んで取られ、画作りは美しい。
理屈っぽい男の子が「恋」の談義が進み、セリフと対話には独自のリズムがある(落語を参照しているという)。
情欲や恋の駆け引きを後退させ、他の恋愛映画にない軽妙なロジカルコメディになっている。
「泣かせ」や「共感」疲れにも効くかも。
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