「光こそ恋 2022年度1位!!!」恋は光 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
光こそ恋 2022年度1位!!!
※2022年7月28日 追記
※2022年10月1日 追記
西野七瀬が出演している映画は当たり率多め!
神尾楓珠主演作品もホームランがデカい!
しかも、本作の監督は人生で一番好きな恋愛映画である「殺さない彼と死なない彼女」の小林啓一監督!
期待しない要素を探す方が難しいまであります。
そんな6月で1番楽しみだった作品を2022年の上半期のラストに鑑賞。全体評価も高かったので、大変期待していたのですが...開いた口が塞がりませんでした。。。何だこの映画は。久しぶりにあまりの面白さに席が立てなかったです...。
冒頭から勝利を確信。私の勝ちだ!
何が起こってるの!?で一気に虜になる。もう既に大笑い。後々、このシーンはこういうことをしたからなんだろうなぁと想像出来るのだが、そこでまた思い出して大笑い。たった15秒の1シーンを二重で笑える。すごくないかこれ。掴み大賞があったら堂々の一位間違いなしです笑笑笑
恋をしている人が光って見えるという如何にも少女漫画らしいファンタジーな設定に、いつも理屈っぽい文学バカの早口が主人公という現実味のある人物。それぞれ単体では受け入れにくいのに、掛け合わさることで絶妙なバランスに。光に違和感もなければ、早口がキツくもないんです。というかなんなら、光に対して色んな感情が溢れ出てくるし、もっとウザったらしい話し方をして欲しいとまで思うようになる。
余白もまた上手く具合に挟まってきて。
あえて”聞かせない”という良さ。
何を言っているか”分からない”という面白さ。
こんなことがあったんだろうな〜と、聞こえないシーンを想像する。耳を使わない分、映像に目がいくからより笑えたり、より微笑ましくなったりするんだよな。素晴らしい演出です。
一種のコントかのようにテンポのいい会話劇。
東雲(平祐奈)が宿木(馬場ふみか)に対して、「宿木さんは天才ですね!」と目をキラキラして言い、宿木が「なに、バカにしてんの?」とツッコミからの北代(西野七瀬)が「本気だと思うよ〜」という呑気な返し。トリオ漫才ですか?めちゃくちゃ笑えるんですけど笑笑 馬場ふみかのキレッキレなツッコミが最高です。
他にも笑えるシーン多数。
「殺さない彼と死なない彼女」が好きな人は絶対好きでしょう。なかなか映画館で声を出して笑うことはしませんが、これは思わず出てしまった。不意をついてくるんですよ、この監督は。あの映画も本格恋愛映画かと思いきや、大量の爆笑シーンが散りばめられてますから。でも、ちゃんと本格恋愛映画なんです。
恋とはなにか、という恋の定義について真剣に考える主人公・西条(神尾楓珠)と東雲。交換日記でしかも小学生向けってのもまた良くて、その中で書かれる文学オタクの真面目な考察が非常に面白いところをついている。ファンタジー要素としてだけでなく、ちゃんとストーリーに関わってくる光。目で見えなくとも、心で感じる光の存在。それをも考え、語る2人。本当に無駄のない映画だこと...。
神尾楓珠の陰気なオタク感、平祐奈の純粋無垢な天然ぶり、馬場ふみかの意地の悪さと性格の良さ、そして西野七瀬の色んな優しさ・ノリの良さ。一人一人のキャラクターがどれも個性的。そのうえ完璧なキャスティングと完璧な演技力。タイトル、監督、キャストと設定くらいしか見ておらず、今月1番楽しみだったとは言っても予告は1回見たかな程度で最大限情報を入れていない状態だったので、このキャラの濃さには驚かされました。もう見る前から面白いことは確定だったんだな。
パジャマでお酒飲んだり、川で釣りをしたり、嫉妬で感情を顕にしたり...と愛おし過ぎるシーンが山ほど。心に染みたり、グッときたりする名言も沢山。こんな幼なじみ良いな〜とか、この頭の良さ羨ましいな〜とか、街並み綺麗だな〜とか、ひとつの映画で思うこと感じることが数え切れないほどに。誰かと語りたくなる、そして心に永遠と留めておきたくなる。そんな素晴らしいという言葉じゃ収まらないほどの映画なのだ。
★5.0はパンフレット絶対に買うって決めてるのに、あまりの面白さに衝撃を受けてしまい、買い忘れてしまった。これはもう1回見に行くしかない。上半期ラストでランキング更新!2022年ベスト2になりましたよ。ああ、本当にありがとう。超絶オススメです!!!!!!!
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2022年7月28日 劇場にて2回目の鑑賞
もう1回見たかったのに逃してしまった...と割とショックを受けていたのですが、先週から近所で上映が開始しているということで慌てて見に来ました。時間帯は遅めなのに、かなりの集客。2回目でもワクワクが止まらず、興奮気味に劇場に足を運んだわけですが、本当に本当に面白かったです!笑
西野七瀬演じる北代の七変化。
ファッションだけでなく、髪型も多種多様。どれもこれも、めちゃくちゃ可愛いのです。特に好きなのは、西条が気になっている人はあの人だと東雲を見に行く時の北代。でら可愛いでこれ。色んな格好してくれるおかげで、絵が全く飽きないし、ずっと見ていられる。釣りショップのエプロンも可愛いってどういうことでしょうか。
2回目だから気付く細かいところも面白い。
奥の方から急ぎ足で向かってくる宿木嬢とか、焼き鳥は塩かタレかという話を永遠としている女子大生とか、わざと中心を捉えずに距離感を表した描写だとか、こだわりが素晴らしい。こうも濃密に描いていると、何度でも見たくなる。観客がめいいっぱい楽しめるようにと、よく考えられて作られてます。
めちゃくちゃテンポがいいのに、かなりボリューミーでかなりの満足感を得られる。大体、同じ映画を2回見た時ってどんな内容か知っているから2回目を見たという記憶が無くなるんですけど、この映画は全くそんなことがないかと。どのシーンをとっても★5.0。「コンフィデンスマンJP 英雄編」は愛が深すぎるが故に殿堂入りレベルですけど、あの作品を抜きにしたら本作は今年度堂々の1位です。結構、圧倒的で。群を抜いて神作です。大袈裟ではなく、数多く見てきた恋愛映画の中で1番好きかも。
始まり方も締め方もカンペキ過ぎるのじゃ。
始まり方の面白さは前文でも書いたように、締め方も天才。超鳥肌もので、最高の気分になる。最後にタイトルコールが出る映画が大好きなんですよね、私。邦画って、結構宣伝材料にされがちで。それで、普段聞けない音楽が聴けるって言うのはいいんですけど、どうも作風と合っていないな〜ということも多いんですよ。しかし、本作は邦楽ではなく洋楽を採用。しかも、雰囲気にバッチリあっている。これが超好感得ましたね。
今年一はこの作品で間違いないかなと。
なんなら、もう1回見たい。ずっと見ていたい。早く配信して家で繰り返し見たいし、円盤買って拝みたい。映画人生レベルで大好きな映画です。ありがとう!!!こんな映画を作ってくれて!!!
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2022年10月1日 U-NEXTレンタルで3回目の鑑賞
友人と一緒に入っているU-NEXT。
散々私がオススメしたせいか、この作品を見たい!と、まだ880円しますがレンタル購入。せっかくなら私も!と3回目の鑑賞です。
やっぱりレベチですわ、この映画。
堂々たるナンバーワン。これを超える作品が年内に現れるわけが無い。こんなにも満足度が高くて、幸せいっぱいになれる映画はこれまで見たことがない。★5.0が限界値だということを憎らしく思ってしまうほど、神が付く映画なのです。鑑賞後はあまりの面白さにボディーブローを喰らったような気分に。愛おしくてたまらないのだ!
何度見ても新鮮な気持ちで見れる。
名言が大冒頭に出てきて、そこから衝撃映像。釣りに行ったり、俗物を持たなかったり、小学生用のノート使ったり、どっからどうみても普通ではない主人公たちが、あまりにも面白くて、あまりにも笑える。全員ハマり役だったけど、中でも西野七瀬の演技が繊細すぎてヤバい。完全に惚れる。
恋だな?恋しちゃったんだな?この映画に!
無駄が一切ない天才的な構成。ファンタジーでありながらリアリティな人間模様で見応え抜群だし、「殺さない彼と死なない彼女」の監督らしく、映像がめちゃくちゃ美しい。この映画自体が光。恋は光は光なのだ。
3回目見た映画なんて超久々。
でも、3回見てもまだ見たい。こんな経験は初めて。
オススメした友人も、★5.0じゃない理由が見つからないって言ってました笑 それくらい、すごい映画なのです。ぜひ、ご覧下さい。