シャドウ・イン・クラウドのレビュー・感想・評価
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汝、B級テイストを侮るなかれ。
公開前からで公式の宣伝で「クロエがモンスターを素手でボコる!」が流されまくっていて、確かにアレは最高の見せ場だし、劇中のクロエならずとも「マジ??」ってなるしかないトンチキな展開が目白押しなんだけど、正直、これほど無駄なく出来ている映画も珍しいと思っている(3回観に行って確信した)。個人的には、娯楽としての映画に見せてほしいものが、この80数分間にだいたい詰まっている気すらしている。
とはいえ母性神話みたいなものには鼻白む部分もなくはないのだが、むしろ本作で打ち出されているのは男性優位社会クソ!という女性全般からの主張だし、あのキャラクターに関しては母親であることの重要さはわかるというか、キャラとして成立しているとは思っている。しかしむしろ痛快なのは、「ここはいいとこ!」と勘違いした役に立たないハンサムがひざまずいてプロポーズするような瞬間で、男が主体という幻想を気持ちよく打ち砕いてくれる最高のプロポーズシーンだった。
話がザルのバカ映画として半笑いで観る向きもあるように思うが、細かいところまで気を使った上で堂々と大嘘を付いてくれる、映画の鑑だと思っている。もちろんカーペンター風のシンセ音楽も、突然シフトチェンジする爆撃機内での躁ミュージックも最高。世評以上に噛みごたえのある映画だと思いますよ、マジで。
空の上の孤独な闘い
2022年4月5日(火)
グレムリンが登場すると言うので「シャドウ・イン・クラウド」を観にUPLINK吉祥寺へ。
1943年、B17に極秘任務で乗り込んだクロエ・グレース・モレッツがグレムリンとゼロ戦と同時に(?)戦う!(あっ、グレムリンはモグワイではなくトワイライトゾーンの方ね)
好みが分かれるかも知れないが、私は好きだな。ほぼクロエ・グレース・モレッツの一人芝居の上映時間83分!短くて良い、ダレない。バカバカしいと思ったらダメ。
B17爆撃機の下部銃座の内部がああ言った構造になっているのを初めて知った。一度乗り込んだら、ちょっとやそっとでは銃座から出られない。機内に戻る事も出来ない。だから、クロエ・グレース・モレッツはひとりでグレムリンと戦う羽目になるのだ。
女兵士は強し、母はなお強し!!
蝙蝠怪獣ホラー
シリアスな戦争映画かと思ったら、冒頭からグレムリンのパロディ・アニメ、何だこりゃと思ったら不安的中。 何が極秘任務だ、中身は赤ん坊を出汁にした下劣極まる、とんだ珍獣ホラー映画でした。
設定、ストーリーとも荒唐無稽、こんなお遊びに突き合わされて怒り心頭。
怖がらせるのに女子供を使うのはホラーの常道だが赤ん坊とはやりすぎでしょう。
終始、下品なセリフの乱発と意味不明の展開、、第2次世界大戦で極秘任務に挑む女性パイロットの活躍とか従軍した女性兵士たちへのリスペクトを込めながら描き出す秀作のような映画.comの解説もいい加減で詐欺同然でしょう。
クロエが良かった
夜のB17に乗り込むクロエ、何かしら重厚な感じで始まり、さぞ特殊な任務があるのだろうと思いきや、単に個人的な理由だったとは。
展開はスリリングで良かったですね。突っ込み所は満載ですが、それを踏まえて楽しめる映画でした。
最後のグレムリン登場は余計な気もしましたが、まあおまけみたいなものですね。
身体もボロボロだろうになぜそこまで赤ん坊に固執する?グレムリン。何か別の理由が?
とにかく全般にクロエが強くてたくましくてとても良かったです。そこが見所の映画ですね。
ヒットガールがグレムリンと素手で戦う!
前半は銃座に閉じ込められ、乗組員のセクハラ発言と、「影」、「任務」のプレッシャーに押し潰される、という心理サスペンスかと思ったが、
後半は(荒唐無稽な)アクションになる。
そして、モレッツが素手で殴り合うシーンは、「キック・アス」を彷彿とさせる美しいファイトシーン。
低予算ながら楽しめる作品。
最初から最後までクロエ・グレース・モレッツしか出ていないと言っても過言ではないような映画だった。
クロエ・グレース・モレッツが見たくて見に行った。
内容的に正にそういう人向けに作っているような映画で、最初から最後までクロエしか出ていないと言っても過言ではないような映画で、前半部分が特にすごかった。
最初のシーンからすごい違和感があって、クロエが出撃直前の爆撃機に乗り込むんだけど、そんなことある?という感じしかしなかった。
ソ連軍には女性兵士がたくさんいたらしいけど、アメリカ軍でしかも空軍、上官としてクロエが乗ってくるとかいくらなんでもありえない。
自分が乗組員だったら頭がおかしくなって夢を見ているのか?となると思う。
普段なら目の保養で大喜びするかもしれないけど、戦争だし、そのまま出撃したらたぶん全員死ぬだろうという未来しか見えない。
その辺の謎は、後半で回収されるんだけど、あまり納得はできなかった。
とにかくあまりにも怪し過ぎるから、クロエは爆撃機の下についている銃座に閉じ込められてしまうんだけど、その後もまたすごかった。
それから映画の半分くらいまで銃座に座ったクロエのアップの顔しか出てこない。
特に動きもなくて、ひたすら上の乗組員とセクハラまがいの会話をしているだけ。
クロエだからいいけど、もしブサイクな人だったらとてもじゃないけど見ていられない感じだった。
でもつまらないかというとそうでもなくて、どちらかと言えば面白かった。
もしそのまま最後までいってしまったら、逆に映画史に残るすごい映画になったかもしれない。
後半部分は一転して戦争映画だかSF映画だかよくわからなくなって、『エイリアン』みたいな感じになった。
それなりに面白かったけど、前半のまま最後までいった方が面白かったかもしれないし、うまくやればできたんじゃないかな?と思った。
後半最初の方で、なぜか仮面ライダーのコウモリ男みたいな、怪人だか怪獣だかよくわからないものが出てきた。
「グレムリン」と言われてたけど、どう見ても妖精というより「怪奇コウモリ男」で、「エイリアン」という感じでもなかった。
乗組員たちは最初コウモリ男に気づかないで、クロエが一人で戦っている間に日本軍の零戦も襲ってきて、その途中でクロエがこの爆撃機に乗ってきた理由も明らかになるという怒涛の展開になった。
飛行機の中やら外やらで怪人と戦って、日本軍の零戦とも戦っていくというところは面白かった。
でも、それを言ったらおしまいだけど、空を飛んで爆撃機にくっついて、鉄板を壊して中に入ってきて、銃で撃たれても平気そうな怪物が、クロエみたいな女の子にやられるかな?という感じもしなくもなかった。
あの「グレムリン」と呼ばれてた怪物はなんだったんだろう?
最後まで正体の説明はなかったけど、たぶん日本人の象徴かもしれない。
なんとなくアメリカ人がそんなことを言っていたというのをのを聞いたことがある。
結局、世界征服をたくらむ悪の秘密結社「日本」が、改造人間コウモリ男と零戦で襲ってきたんだけど、クロエにやられてしまったということかもしれない。
えーっと、一言で言うとアクション映画です
時代は1943年、第二次大戦中の話。女性兵士が命令で軍用機B17に機密とされる荷物を持って乗り込んでくる。その後、飛行中にグレムリンという空の怪物に襲われたり、命令が偽物で荷物の中身が不倫でできた赤ん坊やったり、日本軍との戦闘があったり、不時着したりと、内容をやたら詰め込んである映画。機銃座から外に出て翼にぶら下がって赤ん坊の入ったカバンを取りに行くアクションとか飛行機から落ちたのに敵機の爆発で吹き飛ばされて戻ってくるアクションって、いくらなんでも不可能やろ、メチャクチャやろって突っ込んでまうけどドキドキハラハラはしました。明らかにB級映画。でも、それなりには楽しめます。
強引なB級
クロエがストーリーの中心。
肉体的な活躍をみせる。
が、相当な強引さでチョイと引くレベル
クロエ好きなら寛容になれると思うが、さすがにちょっとやりすぎだろうとは思う。
意外にごんぶとい体格のクロエの肉弾戦はキックアスから成長も窺える…のか?
グレムリンとどつきあいはあんまり綺麗ではなかった。
そして下品なばかりの搭乗兵士たち、そしてほぼ活躍しない夫
三機がかりで輸送機落とせない零戦?とか都合良すぎかな?
正直クロエ目当てでなければ頑張って観る事はないかと思う。
モレッツ無双
ひたすらモレッツちゃんが活躍する話。
ツッコミどころ満載だが、かわいいからよし!
特に、上空を飛んでる飛行機から這い出して移動するシーン、飛行機から落ちたのに爆発で戻ってくるシーン、グレムリンを追いかけ回してボコボコにするシーン。
映画館で観なくてよかった。笑い転げる系映画🤣
超人血清打ってるでしょ間違いなく。
キャプテンモレッツ爆誕👍
微妙過ぎる戦闘機密室サスペンス 前半が閉じ込められていて動きがなく...
微妙過ぎる戦闘機密室サスペンス
前半が閉じ込められていて動きがなく、ギャレットだけ女性でそれを揶揄ったり差別したりする退屈な会話が続く。
ゼロ戦が襲ってきているのに乗ってる戦闘機に回避行動などの動きがないのが不自然。
棒切れで赤ちゃんのバッグを引っかけようとしてアーアー言ってるクロエちゃんが可愛い過ぎて笑ってしまった。
ラストのグレムリンを追いかけるクロエちゃんのところは面白かった。
どこか昔懐かし「連続活劇」の匂いもするニュージーランド製『エイリアン2』というか『グレムリン2』だね。
①お間抜けにも復縁のプロポーズをしようとしている隙にグレムリンに赤ちゃんを拐われた男に『だから目を離すな、って言ったでしょ!』と一喝し、逃げるグリムリンを追い詰めてぶち殺したあと授乳する、というラストのもう一押しの一幕で映画が締まった。②昔々1910年代、映画がまだサイレントだった時代、「ポーリン」 シリーズという女性が主役の連続活劇が大人気だったという。ことほど左様に女性がワンウーマンで活躍する映画は決してウーマンリブの時代以降に始まったことではないが(でも多産されたのは確かに70年代以降『コーマ』『ウィークエンド』そして言わずもがなの『エイリアン』シリーズ)、、最近これほど女性が一人で大活躍する映画は久しぶりではないだろうか。(私が観てないだけかもしれないけど。) 銃座室に閉じ込められるわ、男達は馬鹿にして話をろくに聞いてはくれないわ、グレムリンは出てくるわ、零戦に攻撃されるわ、次から次へと降りかかる難題・危機に殆んど一人で立ち向かい乗り切っていくのだから。クロエ・グレース・モレッツは熱演というよりお疲れ様だね。③90分を切る尺でこれだけ楽しませてくれれば御の字。純ハリウッド製みたいに垢抜けしていないところがいかにもニュージーランド映画って感じで微笑ましい。④ラストのクレジットで第二次世界中、ちゃんと女性兵士も女性パイロットもいたんですよ、と紹介しているのも宜しい(日本はいなかったんだよねェ)。
アイデア良し、主演女優良し、その他は微妙
あらすじを見て面白そうだったので映画館で鑑賞。
実際冒頭から序盤の内は役者の演技や良演出も相まって面白い。空飛ぶ飛行機という閉鎖空間の銃座の中という更に狭い空間に押し込められた主人公一人の視点で進む物語は夜と雲を活かした演出で観ていてハラハラさせられる内容になっている。 が、それも中盤までのこと。
こっから少しネタバレ
中盤のグレムリンの登場シーンからここまで積み上げていたこの映画の良さがどんどん崩れていく。 こんな登場の仕方なら序盤までの実在すら不確かな存在としてグレムリンを描いてたのは何だったのかとここまでの良演出と脚本を丸ごと台無しにして登場したグレムリンもなんか間抜けなキャラでここから映画へのツッコミ所もどんどん増えていく。
間抜けといえば主人公以外の登場人物もステレオタイプの見本市で魅力が一切無い描き方をされている。終盤まで殆ど声だけの出演なのでしょうがないといえばないがキャラ付けが悪い意味でコミック的でここはもう少しどうにかできただろと思わざるを得ない。
また中盤終わりくらいに明らかになる主人公の秘密もあまりに唐突過ぎて正直他のオチがよかったなと感じてしまう。
ということで家で友達とツッコミ入れながら笑って観る分にはいいかもしれないが1900円払って映画館で観るかというと大分微妙な映画になっている。主演女優はいいので女優目当てで観るならいいかもというくらい。
最後に一言、主人公あんなに強いんだったらDV夫からわざわざ逃げる必要ないだろ!
後半失速
前半40分くらい銃座の中だけで話を進めていく所が面白く興味を惹かれたが極秘任務の内容がわかってからは興醒めというかなんというか。
いくらなんでもそんな母親おるか?と思ってしまったり。
後主人公が不倫してるというよりは普通に付き合ってて結婚する前に子供できたという方がまだ感情移入しやすかったのかなと思ったり。
というかあれだけの高度でどったんばったんやってんのに生き延びるスーパーベイビー凄すぎんかと。
ファンタジー要素はあの化け物だけでよかったのでは。
着陸後もあの化け物まだ死んでなかったんかいとなったりして後半だれたのも難点。
とはいえ次から次へと飽きさせない展開があるし上映時間も長すぎないのでかなり気楽に観れる映画だと思う。
サスペンスありの劣化版エイリアン
空飛ぶ爆撃機で怪物グレムリンと戦う女性兵士の姿を描く。予告編を見た感じだと、銃座や機内で戦う姿はエイリアンと戦うシガニー・ウィーバーとダブってしまっていた。
でも、離陸してからしばらくの間、男たちは声だけの出演で、クロエ演じるモードがなぜ爆撃機に乗ることになったのか、秘密の作戦とは何かを探り探られる心理戦がメインの話だった。まるでサスペンス。
そこにグレムリンが登場し、さらに日本の零戦も登場するというカオス状態に。モードの真意がわかってからは徐々にアクションシーンが増えたので想像していた映画になっていったのだが、どうにも違和感を拭えない。
1人でグレムリンと戦うイメージの予告編だったからかも。「頼れるのは私だけ」じゃないよな。いろいろと助けてもらってるし。それにしても一回機体から落ちて、敵機の爆発の衝撃で吹き飛ばされて機内に戻ってくるってシーンはひどい。苦笑しかなかった。
でも、全体の印象はそんなに悪くはない。やはり、最後のクロエの立ち姿は「エイリアン」のシガニー・ウィーバーを連想させる強さを感じた。
闘うクロエの復活に胸熱
大好きな闘うクロエの復活に
嬉しくてハートが火傷しそうです😭
作品の半分(いや7割?)近くを
たった一人で保たせる凄さに痺れました。
しかも身動き取れない銃座の中で。
ラストの一切物怖じしないクロエは
初めてヒットガールに会ったあの衝撃と感動を
再び思い出させてくれました。
ここ最近長尺作品が目立ちますが
83分と魅力的な尺に
素敵な興奮スイッチが鏤められた
愛すべきB級作品。
大好き!
全てが噛み合わない。
あまりに評価低いので怖いもの見たさと、クロエ見たさで鑑賞。
なるほど、、確かにこれは設定、プロットがきつい。
特殊任務が個人的な事情だったり、それに襲いかかる零戦とグレムリンだったり、、高度2000mだと-12°cくらいかな、、しかもかなりのスピードだと思うんだが、、まあいいや。謎が解けるとガッカリ感半端無し。
とにかく一つも噛み合ってない。
で、まとめは戦争に参加、巻き込まれた女性がんばった、母は強かったと、、とって付けた感じだった。
それが描きたかったならなにか要素削って彼女のバックグラウンド描くべきだった様な気がする。しかしそれじゃ客が入らないから化け物出さざるを得なかった様に見えちゃった。
NZ映画、指輪で有名なWetaが頑張っているから美術もCGも無駄にレベル高い。
変だ
第二次大戦の爆撃機がゼロ戦と戦うだけでも充分面白くて、そこに恋愛と赤ん坊のサスペンスがあって、それはそれで面白い。ところがそこに更にモンスターが現れて、渋滞気味だし食い合わせも悪い。モンスターパニック映画として見れば、銃座の感じがすごくリアルで、軍としての規律もしっかり描いていて物語に寄与しており、背景がしっかりしている。モンスターも面白かったのだけど、モンスターなしで他の要素を充実させた方がもっと面白いような気もする。
クロエ・グレース・モレッツが可愛いかった
1943年、第二次世界大戦中にニュージーランドからサモアへ最高機密を運ぶ密命を受けた連合国空軍の女性大尉モード・ギャレットは、爆撃機フールズ・エランド号に乗って空へ飛び立った。モードは男性乗組員たちにからかわれながらも任務を続けた。そして高度2500メートルの上空、雲の中で謎の生物を目撃した。日本軍からの攻撃も受け、大切な荷物を守りながら戦いを繰り広げるモードはどうなる、という話。
雲の中の影が空飛ぶ巨大ネズミ?羽が有ったから巨大コウモリかな?最近コウモリ続きだなぁ、って思った。
不倫して赤ちゃんが産まれて連れて逃げて、乗員を騙して、痛かったはずの左腕は動くし、てなストーリーで、それに謎の巨大コウモリまで出てきて支離滅裂で唖然とした。
しかし、主演のクロエ・グレース・モレッツが石原さとみに似てて可愛かったし、スリル有ったから、彼女だけで満足した。
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