「途中までお話の方向性が揺らいでいる感じを受けたのですが、最後は綺麗なエンディング。なかなか良い感じです。」映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
途中までお話の方向性が揺らいでいる感じを受けたのですが、最後は綺麗なエンディング。なかなか良い感じです。
毎年欠かさず見ている訳ではないのですが (…汗)
今年の作品の設定(出生時の取り違え)が気になって
2年ぶりにクレしん鑑賞です。
日本のどこかにある忍びの里
そこから逃げてきた母子が野原一家にやってきた。
「5年前、ウチの子としんのすけ君が
生まれた病院で取り違えられてしまったのです」
「ええええぇ ?」
とりあえずその日は泊める事に。 だが
母子には追手の魔の手が伸びていた。 どきどき
奮戦力及ばず、さらわれてしまう母子。 きゃー
…と思いきや
コドモの方は …しんのすけの方だった
しんちゃんがさらわれちゃった どうしよう
というわけで
忍びの里にはしんのすけ + しのびの母(ちよめ)
野原家にはしんのすけ以外 + 珍蔵クン(ちよめの息子)5才
離れてしまった野原一家 と屁祖隠一家
無事に再会できるのか。
地球のヘソは守られるのか
地球の未来ははどうなるのか
…
とまあ、話は進みます。
野原一家に珍蔵母子 それに
春日部防衛隊も加わって
みんなで動物に変身して地球のヘソにフタするぞ
で
最後の場面。
皆が川原を散歩するシーンなのですが
さりげなさの中に 「平和」 を感じさせてくれます。
後味の爽やかな作品です。
観て良かった。
◇ あれこれ
■赤ちゃんとり違え
と聞いて頭に浮かんだ作品が
「さすらいの太陽」 でした。
(※ 昭和のTVアニメ作品)
本来ならお金持ちの家の娘のハズが貧しい家で育ち
持ち前の明るさで歌手を目指す。
立ちはだかるライバルは、取り違えのもう一人の娘…
うーん。
ハードというかドロドロというか…。
こちらはそんな内容ではありませんでした。 ほっ。
(まあ、クレしんですから)
■オマージュかも? …と思った箇所
悪ノリ気味も含め、あちらこちらに
他の作品へのオマージュが散りばめられている気が…。
鬼滅の刃
○○の呼吸…とか言っていたような。。 技はお下品…。
クレしんの過去作品
刺客の名前が「雲黒斎」みたいな名前だった気が…
ナウシカ?
「しょせん血塗られた道だ」 のようなセリフ (クシャナ殿下)
からくりサーカス?
等身大の人形使い
他にもあった気がしますが、記憶容量が… (汗)。
◇最後に
しんちゃんの名前の由来
というか 命名のエピソード
明らかになっていました。
「しんのすけ」 と呼ばれ、えへっ と笑顔に。
「そうか、”しんのすけ”か」
うん。いいね。
これも、印象に残るシーンです。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。