映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝のレビュー・感想・評価
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笑えるシーンが冴えまくり、しんちゃんの活躍、家族愛、友情、アクションなど盛りだくさんの30周年に相応しい面白い作品!
1993年の1作目から、たとえコロナ禍であろうとも毎年公開し続けて、遂に今回は記念すべき30作目にして「映画クレヨンしんちゃん」30周年となりました。 まさに本作は、そのメモリアル・イヤーに相応しい作品になっています! 「クレヨンしんちゃん」は「永遠の5歳児」が主人公の物語ですが、本作ではしんちゃんの出生の秘密もテーマになり、生まれたての可愛らしい0歳児の「しんのすけ」が登場し、その名前になった経緯なども出てきます。 現代に存在する「忍者の里」によって「地球の危機」が起こり、それに野原ファミリーが巻き込まれていくのがメインストーリーとなっています。 本作では「忍術」が登場するので、「鬼滅の刃」のような雰囲気のアクションシーンもあり、それも見どころの1つです。 その関連なのか、主人公・竈門炭治郎役の花江夏樹もゲスト声優として登場しますが、彼の役どころが特殊すぎて、終盤にようやく「アレ?」と気付けるくらいの役柄になっていました。 さらには、某有名俳優がゲスト声優として登場していますが、こっちは最後まで気付けず、エンドロールを見て、「えっ!」となる❝無駄な豪華さ❞も「クレヨンしんちゃん」らしくて面白いところでした。 本作の最大の特徴は、とにかく冒頭から笑えるシーンが多い点で、30年の蓄積もあり、笑いのセンスが大きくアップしています! そして「かすかべ防衛隊」の友情もしっかり描かれていて「それぞれの見せ場」もあります。 さらには、30年ぶんの家族愛(あくまで物語上では「5年ぶん」ですが)もしっかりと描かれていて、盛りだくさんなのに脚本と演出が上手く自然に入り込める、まさに「30周年記念」に相応しい名作になっていました! 毎年の制作でこれだけのオリジナリティーのある作品を作り続けられる「映画クレヨンしんちゃん」のスタッフ。これなら31年目以降も期待できそうです。
笑って泣いて驚いて!30周年目にぴったりな忍者モノ★
1992年にアニメが放送されて以来、テレビでも長年に愛され続けている「クレヨンしんちゃん」。 最初の頃は「うちの子がしんちゃんの真似しちゃって大変なのよー」と言うママもいたが、ここ数年はしんちゃんの良い噂しか聞かなくなっている。 映画「クレヨンしんちゃん」シリーズは、アニメが放送された1年後から始まり映画は毎年公開され続け本作で30周年(シリーズ30弾)! 記念すべき30作目の本作は「しんのすけ」の出生の真実が明かされるが、それは映画を見てからのお楽しみである。 本作の監督である橋本昌和は、『バカうまっ!B級グルメサバイバル(2013年)』で、3分に1回は笑う作りに仕上げていた。さらに『オラの引越し物語サボテン大逆襲(2015年)』も『旅行ハリケーン~失われたひろし~(2018年)』も家族が協力して行方不明者を助けに行く。 何だかんだと笑っちゃいながら、家族の愛に包まれるような奮闘も多く、感動の涙が流れる時もある。 そして本作では、今度はしんちゃんに「よその子?」という疑惑がでて、何も知らされていないしんちゃんはバタバタの中、ひょんなことで忍者界の一員となる。 しんちゃんの行方が心配である野原ファミリーは、当然しんちゃんを探しに行く。そこからは、思わぬ展開と予想不可能なキャラクターがスピーディーに続々と出てきて、とにかく面白い。 今回もドキドキして、笑って泣いて見終わった後は幸せな気持ちに包まれるはず。 映画版の「クレヨンしんちゃん」は、毎回新しいキャラが出てきても、しんちゃんの家族としんちゃんの友達さえ知っていれば、十分楽しめるところがいい。そして上映時間もだいたい100分前後となっている点は子供にもちょうどいい。 5歳なだけに、しんちゃんの忍者コスプレは可愛らしいし、埼玉出身のハライチは、本人役として懐かしい漫才を披露。劇場で目に焼き付けておこう。
かなりつまらなかった!!
出だしの強引な展開はまあまあ不気味に感じましたが、本編の忍者や忍者の里に何の魅力も感じず、しんどいです。作者が亡くなっているのにゾンビ商法を続けるのは、かなり無理があると思います。
設定に無理がありすぎて面白くない
設定に無理がありすぎて面白くなかった。違和感があったポイント。
・ちよめがみさえ出産の同室にいたのが後付け感ある。
・妊婦のくせにちよめが動けすぎ。あんなにアクション出来るわけない。
・現代なのにバリバリの忍者が出てくるの違和感。時代がごちゃごちゃ。
・人間が動物になるのが違和感。しかも最後まで動物のまま、せめて人間に戻してやれよ。
・もののけ術の安売り。ゴリラだけの特権かと思いきや、みんなバンバン使えるので最強の術感がない。
・世界のヘソ、ニントル、地球崩壊、壮大なSF要素がクレしんの世界観に合わない。
天カスに遠く及ばない作品だった。近年のクレしん映画では駄作の部類。
雑すぎる
何故これにこんな高評価が多いのか意味不明。忍者の設定も別にそんな活きてないし しんのすけ=珍蔵を里に連れ戻して軟禁に近い状態にする理由も、結局クライマックスの何でもアリ状態を見ると弱まるし、野原一家が標的になったのも理由としては弱い メインどころとしてはしんのすけとの思い出を振り返るシーンと、しんのすけがノスタルジックに浸って家族を想うシーンなんだろうけど、あれくらいじゃしんのすけ泣かんやろってなっちゃっていまいち入り込めず 全体的にぼやけてるというか。ところどころのネタでぼやかしながら、なんかぼやけてるゴールに突っ込むっていうのは橋本作品あるあるなので分かりきっていた部分ではあるけど、まだB級グルメサバイバルとかサボテンとかの方が遊び心があったかなって感じするけどね。B級グルメが個人的に傑作なのはそのぼやけまくってるけどとにかくネタに走り切ったところだし。まぁぼやけずにネタに走りきった暗黒タマタマっていう上位互換がいるのは否めないけど とにかく橋本監督の悪い所が出たって感じの映画。無難に仕上げようとして失敗してる感じ。そもそもしんちゃんの声変わってから映画観る気おきんくてNetflixで暇つぶしに観たけど……やっぱ原・水島時代の矢島しんちゃんが一番面白かった
クレヨンしんちゃん30周年、劇場版30作目。 今回はしんちゃんの出...
クレヨンしんちゃん30周年、劇場版30作目。 今回はしんちゃんの出生の謎をテーマにストーリーは展開。謎の忍者集団にしんちゃんがさらわれてしまい、野原一家で助けに行くという。 劇場版定番の家族愛もの。やっぱり大人帝国を超えられないのだけど。 終盤以降の展開が微妙だったけれど、変わらず見知らぬ世界に連れ去られても変わらないしんちゃんはすごいし、いつもの展開はおもしろく観れました。
さすがクレヨンしんちゃん!
家族愛、友情、笑い、Theクレヨンしんちゃん✨ な作品でした🥰 子どもの頃もクレヨンしんちゃんの映画好きだったな🥰大人になっても色褪せないしんちゃん💓 今後の作品も楽しみです🥰 うちではパパの靴下爆弾の攻撃が流行っています🤣🤣🤣
ニントルって何だ?
2023年11月3日 映画 #クレヨンしんちゃん #もののけニンジャ珍風伝 (2022年)鑑賞 劇場版第30弾。突然しんのすけの本当の母親を名乗るくノ一が現れ、彼女と共に忍者の里に連れ去られてしまったしんのすけ しんのすけの出生の真実が明らかになる?
泣けちゃう
気になってたしんちゃんの映画〜 !! しんちゃんの映画は大人の人こそ観て欲しい!! 今作も正しくそうで心にじ〜んってきた 珍しくしんちゃんが寂しくて泣いたり、しんちゃん視点の回想シーンがあって思わず泣きそうになりました(笑) ストーリーもわかりやすく忍たま乱太郎もどきのキャラが沢山出てきて面白かった!
あくまでも「ギャグ」アニメだからなあ
前作が良すぎたためか、このノリで観てしまうと痛い目に遭ってしまうかも知れません。
私はどちらかといえば前やったカンフーに近いのかなと思いました。結構ツッコミどころも多くまあそれなりに楽しむことができますし、親子揃ってなら思わず泣けちゃうシーンもあって良いと思います。
また野原家だけの活躍というわけでもなく、へそ隠家だけの活躍というわけでもない、最後は防衛隊も加わって「トゥモロー!!」となっていたのが印象的でした。
あと最後に伝えたいのはなんと言ってもギャグ漫画だということです。「げらげら笑おう」と予告にもある通りやはり映画クレヨンしんちゃんの根本にはギャグ、笑いがあります。涙はあくまでも後からついて来るもんだということを忘れないでください。ただ今回物語が同時並行して進むので理解するのに少し苦しむ人も居るかも知れません。
また、全部理解しない方がいいですね。わからなくなるところもあるし。
いつまでも子供に大人気しんちゃん
子供が、アニメを毎週観ていて映画も観たいとの事でゴールデンウィークに家族で楽しく観ました。 昨年の天カス学園も良かった。 今作もしんちゃん誕生の時や家族愛が描かれていて、子供から大人まで楽しめる良い作品です。
日常が泣けます
今回はゲスト声優陣はかなり上手いです、川栄李奈さんは違和感なく花江夏樹さんはウホウホばかりでしたが普通に喋るシーンが炭治郎が大人になったような声でうっとりします。日常に少しホロリします。基本は大人でも楽しめます。山田孝之さんはエンドロールで見て驚きました。
忍法クレヨンしんちゃんの術
映画クレヨンしんちゃん30作目。
記念すべき映画化30周年の題材は、『雲黒斎の野望』『戦国大合戦』以来となる、時代劇もの。
厳密に言うと、忍者。
これまでも映画や原作漫画で忍者が出てくるエピソードやキャラはあったような気がしたが、がっつりメイン題材になるのは初。
これまで無かったのが不思議なくらい『クレヨンしんちゃん』の世界にフィット。どんなジャンルでも変幻自在にしんのすけの“お遊び”に。
そういや昨今、忍者ごっこして遊ぶ子供は皆無状態。時代とは言え…。しかし劇中、これが巧みに活かされている。
節目の30年で『クレヨンしんちゃん』×忍者。単にそれだけではない。
30年目で明かされる、しんのすけの驚きの出生の秘密…?!
ある日、野原家に突然の訪問者。しんのすけが産まれた産婦人科医の院長と、若い妊婦と一人の男の子。
院長は顔を見せぬほど深々と平謝り。曰く、5年前の出産時、とんでもないミスがあった。
しんのすけと別の男の子の取り違えが…!
30年目で衝撃の事実。しんのすけは、ひろしとみさえの子供ではない…!?
これが事実だったら、共に過ごしてきた5年間(『クレヨンしんちゃん』の30年)がひっくり返る。
幾ら30周年の特別な題材とは言え、こんなのアリ…?
はい、ご安心を。いきなりネタバレで言っちゃうけど、そんな事実は一切ございません。
予告編やキャッチコピーなどで“オラは誰の子?!”“とーちゃんかーちゃんの子じゃない…?”はちょっと大袈裟感のある掴みネタ。
これにはあくまで訳アリが…。
妊婦と男の子はある所からやって来た。
屁祖隠ちよめと息子の珍蔵。“忍者の里”の忍者母子。
ちよめはしんのすけの本当の母親として名乗り出、珍蔵が二人の本当の子供であると言うが…。
困惑するひろしとみさえ。
その夜、謎の忍者集団の襲撃により、しんのすけは忍者の里に連れ去られてしまう…!
今も忍者たちが隠れ生活している“忍者の里”。
ここには、“地球のへそ”がある。超巨大純金で塞いでいる。
が、この純金が外れかかっている。もし、外れたら…? 地球のへそから莫大なエネルギー“ニントル”が放出され、地球は枯渇し、死の星になってしまう…!
代々それを守る努めなのが、屁祖隠家。“もののけの術”で巨大な動物になり、栓(純金)で塞ぐ。
珍蔵の父も祖父も。が、もののけの術を使い過ぎると動物になってしまう。
ところが、珍蔵はまだもののけの術が使えない。
そんな定められた掟、偉そうな長老の横暴から息子を守る為、ちよめは珍蔵を連れて外の世界へ。
何故野原一家かと言うと、5年前、ちよめが里の仕事で外の世界に居た時急に産気付き、たまたま産婦人科医の同じ病室だったのが、野原一家。
その時の野原一家の平々凡々な幸せそうな姿に憧れ、我が子にもそんな暮らしをさせたいと、取り違えをでっち上げ…。
そもそもの動機やちよめの理由が弱い気がするが…、それを差し引けば、今回も安心安定で楽しめる映画『クレヨンしんちゃん』。
忍者の里にやって来ても、いつも通りマイペースのしんのすけ。
当然本当は忍者の子供ではないので、忍術など使えない。使えないけど、“忍法おバカ”で周囲を振り回す。
一方の珍蔵は…、野原家で普通の子供の暮らし。
しんのすけと違って、礼儀正しい真面目な子。
しんのすけとちよめ。
珍蔵とひろしみさえ。
しんのすけを取り戻そうと外部からの侵入が禁じられている忍者の里へ向かうひろしとみさえ。忍者の里の危機に立ち向かうしんのすけとちよめ。
“二組の親子”の奮闘と、親子愛が今回の主軸。
時折挿入される幼き頃のしんのすけの思い出。
しんのすけの目線で、ひろしとみさえの愛情を受ける。
それを夢で見、涙ぐむしんのすけ。
里を出る事を決心した際の、「オラは野原しんのすけだゾ!」。
逃げる時転び足を擦りむき、また涙ぐむ。
嵐を呼ぶ幼稚園児が代名詞だけど、まだまだ5歳の子供。
とーちゃんかーちゃんが恋しい。
誰が何と言おうと、オラはとーちゃんかーちゃんの子供だゾ!
珍蔵も然り。
一見出来た子供だけど、随分と我慢している。それを見抜くみさえ。
ある時遂に、不満や欲求が爆発。駄々をこねる。
純粋な子供でいたい駄々。
子供はそうであっていいんじゃないか。甘えたい時は甘え、遊びたい時は遊びたい。
我慢せず、無理をしないで。
それはちよめにも言える。
一人で全部を背負おうとする。
助けが欲しい時は助けを乞うたっていい。
必ず、みさえやひろしのような愛情と人情深い、同じ子を持つ親が助けてくれる。
親子の関係や子の在り方、親の在り方…。
変わらぬ『クレヨンしんちゃん』のテーマは本作でもしっかりと。
らしいギャグもたっぷりと。
突飛な世界観や設定もさることながら、一番ウケたのは、刺客忍者。
“辺賀久才蔵”とその忍術“最臭日”。シャレの効いたネーミングセンスは相変わらず巧い!
もう一人の刺客に、アノ歌手。“もののけ”繋がり…?
アノ超人気アニメの声優と、それを彷彿させる術の名。
今回の敵は、長老。偉そうな性格に、自分だけは近代的な贅沢な暮らし。その資金は、純粋を削って。そのせいで危機に瀕している。
映画『クレヨンしんちゃん』の悪役でもかなりのヤな奴。その横暴さにブチギレられ、秘書にブッ飛ばされるシーンは痛快。
ちよめのゲスト声優が川栄李奈とは最初気付かなかった。そういや以前も主役の声を務めたアニメ映画あったけど(奇しくも『クレヨンしんちゃん』と関わりある湯浅政明監督作品)、なかなか巧い!
ゲストお笑い芸人は、ハライチ。定番のネタも披露。
もののけの術により、珍蔵の父と祖父は動物の姿に。
ナマケモノ祖父、ゴリラ父。母ちよめだけじゃなく、この二キャラも絶妙。
終盤父が負傷し、術が使えなくなる。息子に託す。
術が使えなかった珍蔵だが…、分かっていても子供の成長をストレートに。
クライマックスは、外れた純金栓を地球のへそに戻す。
地球の危機レベルの大スケールと、大忍法作戦!
ちよめが開発した巨大くぐつロボにひろしとみさえが乗り動かし、珍蔵はもののけの術で巨大動物になり(オオカミ? リス? と思っていたら…!)、噴出したニントルでしんのすけたちももののけの術で動物に大変身!
元々もののけの術は、子供の遊びから生まれた術。
地球の危機を救う野原一家&屁祖隠一家の活躍であると同時に、忍者ごっこをしなくなった現代っ子たちが、ブッ飛びの方法で元気いっぱいの忍者ごっこをまるでしているよう。
何だかそれが見ていて嬉しくなった。
今回も面白かったのは面白かったが、近年のBESTではなかった。
だけど、今回も教えてくれる。
たくさんのギャグ笑い。
ハートフルな感動。
家族愛。
子供らしさ。
忍法クレヨンしんちゃんの術。
帰って天カス学園のBlu-rayを見ました
※別の所でレビューしていたものを、サイトを統一するために持ってきました。以下それと同じです。
しんちゃん映画ワースト一位です。星0.5です。 ワクワクしたのは見る前だけでした。
感想初めて、一回しか見ていません。 時系列ぐちゃぐちゃです。
疑問点、不満点
・忍者の母親が妊婦なのはもちろん構わないのですが、自分が野原家を巻き込んだのに決着の場面になって生まれるからと離脱するのはどうかと。産まれそうなのに参加しろということではありません。勝手な理由で野原家を巻き込んだならきちんと責任を取って欲しかった。丸投げじゃないですか。そもそもこの設定がいるのか?(一応記述しておきますが妊婦さん批判ではありません。)
・忍者の母親と夫は、子どもの世話のことでちょっと揉めていました。この2人が分かり合えたのはヘソがはまって無事解決したから。(へそを抑えるために忙しいから夫は子どもの世話を手伝えなかった、と解釈) 根本的なことは何も解決していません。またへそが出そうになったら同じことになるんじゃないの?
・忍者の子供が使えなかったもののけの術?を何故防衛隊がパッと使えたのか。(ヘソが外れてエネルギーが…、元々もののけの術は子どもの術だから…とありましたが、なら何故忍者の子供はそれまで使えなかったの?子供が使えていないのに子供の術というのはおかしい。辻褄が合いません。そこらへんの説明が無い。才能の問題だとしても、へそ塞がったらエネルギー足りないからいつかは使えなくなっちゃうんじゃないですか?)
・ポッと出てきた防衛隊が、周り大変なのにキャッキャキャッキャと術を試すのは違和感がありました。周り大慌てでへそをどうにかしようと頑張っているのに遊んでいる。子どもだから状況が把握できていないのかもしれませんが、いつも危機を察知して全力で頑張るカスカベ防衛隊です。みんなを助けよう!からの術試しなら分かりますが忍術使ってみたい!楽しそう!わーい使えたー!はどうなんでしょう。ちょっと周りの状況と合っていない。場違いすぎる。
・場違いと言えば、周りてんやわんやなのに忍者の子供が防衛隊の踊りに僕も混ざりたい!と地面に寝転がって駄々をこねるシーンがありましたが、これも何故今?と思いました。親も微笑みながら見てましたがそんな状況じゃないでしょう。 混ざりたそうにしているシーンは冒頭にありました。その抑えていたものをとって親に自分の気持ちを出すシーンは重要ですが、もっと他の場面で上手に混ぜたら良かったのでは?無理やり入れた感満載でした。
・途中出てきた忍者の女の子のいる意味がない。最後へそをはめるのに出てきましたがそれだけ。
・ラスボス?黒幕?のおじいさんが何の報いも受けず川に流されて終わり。何の伏線もなく裏切った、横暴さに耐えきれなくなった秘書がブチギレて術を返して川に流れて退場。その後も反省して村に戻ったのか、どこかに行き着いて呆然としているのか何もわからない。おじいさんが里の外の文化を取り込んでいるのは分かりましたがそれが?←このおじいさんがそれを禁忌としていましたが、別に村人にも解放していいのでは?支配力を高めたいのかもしれませんが。へその金を自分で溜め込んでるだけでよくなかったですか。悪いキャラなのは分かりましたが、魅力のある悪役では無い。ラスボスを懲らしめること、へそをどうにかすることが目的だと思っていたのであまりの雑な退場に唖然としました。すっきりしない。
・みさえが母親に助けて欲しいなら言いなさい的なこと言いましたがこれは新婚旅行でも言ってませんでしたか?そういう良いキャラなのは重々承知ですが、同じパターンをするのか…とキャラの押し売りのようなものを感じてしまいました。
良い点
・「しんのすけ」とみさえとひろしが名前を呼ぶところを回想するシーン。名前が書かれた幼稚園の必要な道具が並んでいるシーンは、何気ない場面ですが2人からのしんのすけへの愛情をとても感じ、自分の子供の時を思い出して、うるっときました。
・しんのすけとひろし、みさえの再会シーン。しんのすけが涙をこらえるシーンはやっぱり子どもなんだな、とかわいらしさを感じました。
・エンディング
エンディング早よ来てと思ったのは久しぶりです。 話が急スピードすぎて感情移入が出来ず、忍術も名ばかり。何でもあり。忍術である必要がない。 天カス学園が凄すぎたので期待値をあげすぎたのかもしれません。 帰って直ぐに天カス学園を見ました。何回も見ましたがやっぱり最高でした。
めっちゃエヴァ
ある日しんのすけが取り違えられたと行ってきた親子が実は忍者でしんのすけ達が色々巻き込まれる話。 ニンジャと取り違え疑惑から入って出たらロボットアニメだった。今作『そして父になる』的な話でまとまって行くのかと思いきや、そんなことを聞かされても野原一家の強い絆は揺らがない。 どちらかと言うと30周年らしい、これまで愛してきたしんのすけを変わらずに大好きでいるよという(特にしんちゃんの顔が連続して見せられるとこ)、私たちクレしんファンの気持ちとリンクした話だったかなと思った。声優さんやキャラデザ担当者さんが変わってもずっと大好きですからね! 家族の絆の話だけではなく、ニンジャ村が代々家督を継ぐ子が地球を守らなきゃいけない御家制度を思わせたり、贅沢ばっかりして何の役にも立たないトップのジジイに、女性達が連帯していく話などなど、ドラマや映画見てたらそれ見た事ある!ってなる題材をアニメ(しかも比較的子供向け)で取り入れてるのはすごいかなと思った。 特に途中でヒロシとゴリラの父ちゃんが戦力外になって、みさえとちよみが先頭になって戦っていくのが、ハリウッドだと「またその女性に目配せした展開ねハイハイ」ってなるんだけど、邦画って一生男が女守ってるから、新鮮に感じた。あーちゃんと今の映画の流れをわかってる人が作ってるんだなって思った。 あとは、有名な映画のオマージュ的なシーンがちょこちょこあるらしいんだけど映画大好きとか言いながら私はそこ全然拾えなくて、めっちゃエヴァって思った(笑)夏の田舎の感じとか、ロボット、浜辺の波。極めつけはニンジャ村で孤独を感じたしんちゃんがずっと影の所にいて、友達は陽の当たるところにいるっていうのがシンジくんかよ!ってなった(笑) 他にも忍たま乱太郎の3人っぽい子が出てきたり、阿笠博士みたいな変な博士出てきたり、なんか色々オマージュしてるんだろうな。
「赤ちゃん取り違え事件」を巡る深刻な物語かと思ったら、きっちり「しんちゃん」映画となっている一作。
「家族(血縁)」と「世界危機」という、規模としてはかなり異なるけど、どちらも疎かには扱えない大きなテーマを描こうとし、また家族の描き方として、「乳幼児の取り違え問題」を取り上げるという、実は何重にも挑戦的な作品。最後がちょっと駆け足気味ではあったけど、それでも橋本昌和監督とそのスタッフの手堅い演出で、きっちり話をまとめた上に、さらに感動させてくれます。 予告編ではしんちゃんが実は野原一家の両親と血が繋がっていないことが強調されているため、この問題を軸に物語が展開するのかな、と思ったら、確かに導入部としては使われているものの、いざしんちゃんが忍者の里で生活を始めると、「世界を救う」という問題の方が前面に出てきます。ただしクライマックスでしっかり活かされるところがうまい。 世界の危機とそれに対する対処については、設定に次ぐ設定で、観客を振り回している感がなきにしもあらずだけど、あえてこんな無茶な要素を入れ込むことで、物語が感動ストーリー寄りになりすぎるのを回避したのでは、とすら想像してしまいました。 監督の橋本昌和は、今回が劇場版『クレヨンしんちゃん』の監督5作目ということですが、毎年連続ではなく、2013年から一年ごとに監督を務めているとのこと(前作『新婚旅行ハリケーン』からは3年空いているけど、これはコロナ禍の影響かも)。興味深い制作体制だけど、何か理由があるのかな?
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