劇場公開日 2022年2月4日

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「ワールド・ドリームチーム」355 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ワールド・ドリームチーム

2022年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アメリカ、イギリス、コロンビア、ドイツ、そして中国の凄腕の女エージェントが集結した、新しいスパイ・アクション・ムービー。しかも、物語の舞台が、コロンビアから始まり、パリ、ロンドン、モロッコ、上海とワールド・ワイドな作品。

女エージェントというと『チャーリーズ・エンジェル』と比べてしまうが、自分的には、こちらの方が、楽しめた。お色気やコメディー・タッチな笑いは封印して、シリアスなスパイ・ドラマとして仕上げている。また、このエージェント達が、元々は他国のライバル同士だったのが、目的が同じということで、国家や組織の後ろ盾がないままに、弾き出されて仕方なく結成されるのも、面白い設定。

ストーリーも、死んだと思った奴が生きていたり、味方だと思っていた奴が敵の回し者だったり、敵だと思ったものが味方に付いたりと、二転三転とスピード感ある展開に呑み込まれた。特に、人質に取られたエージェントの愛する人達の運命が、あまりに悲劇的に描かれていたのは、意外性があった。しかし、標的は、あくまで世界を征服できるデバイスを巡る攻防であるので、内容的には単純とも言える。

5人の女エージェントも、ジェシカ・チャステンを主役に、ドイツ出身のダイヤン・クルーガー、スターウォーズにも出演していたルピタ・ニョンゴ、サントリーの宣伝に出演しているファン・ビンビン、そしてハリウッドではお馴染みのペネロペ・クルスと、なかなか豪華俳優陣。それぞれが、重なる所の無い個性ある役柄に扮し、彩あるチーム『355』を築き上げている。

それほど期待はしていなかったが、最初から最後まで中だるみも無く、十分に楽しめた。できれば、次作も製作を希望したい作品である。ただ一つ残念なのは、このワールド・エージェントに日本人が入っていないのは残念。長澤まさみ辺りが入って欲しい…。

bunmei21
bunmei21さんのコメント
2022年2月11日

やっぱり、そう思われましたか。最近は、中国マネーに押されてますね。

bunmei21
シネマディクトさんのコメント
2022年2月11日

全く同感です!長澤まさみ推しですね!

シネマディクト