劇場版ラジエーションハウスのレビュー・感想・評価
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キャストの顔をアップにしなくても、俳優陣の魅力が十分に伝わる一作。
原作もドラマも未見のまま鑑賞した観客による感想です。
作中では頻繁に、複数の物語、事件の同時進行が生じるのに、医療ドラマにありがちなせわしないカメラワークを使わずに、手際よく状況を見せてくれる演出の方向性がとても心地よく感じました。ちょっと盛り上がってくると一人ひとりの表情をアップで見せるショットが乱発される点には、「使い古くない!?」と思わなくもなかったけど。そこまで強調しなくても、俳優陣はみんな良い演技をしているのは十分伝わってくるのに!
実際の医療関係者が監修に入っているとのことで、手術前の緊迫した場面などに強い説得力を感じました(実際の医療現場を見聞きしたことのない観客の印象なので、最前線にいる専門家の方々はまた違った感想を持つかも知れませんが)。一方で、後半の展開はスタッフ達の見せ場を作ることに執着するあまり、ちょっと現実ではあり得ないのでは?と疑問を持ってしまうような内容で、やや興ざめしてしまいました。あのような緊迫した状況であれば、一医療機関のスタッフではなく、「あの組織」が出動するはずなんだけど…(画面内にちょっとだけ映っていたけど)。この部分についても、専門家の監修を入れるべきだったのでは…。
とは言っても、主要キャストが非常に魅力的に描かれているので、本作を観ることで、さらに原作、ドラマ版にも触れてみたい、と思わせる魅力は十分にありました。
ドラマ映画化の最高の成功例
よくあるドラマの映画化だが、やっぱこの作品好きだなぁ。映画化に失敗するドラマも多いがこれはかなりの成功例。
まずキャストが豪華だよねぇ。本田翼と広瀬アリスのダブルヒロインとは豪華すぎる。2人が相手役で、プライベートでは水川あさみが妻なんて、窪田正孝が羨ましすぎる!笑 本田翼も昔は演技が酷評されていたけれど、いつの間にか上手くなりましたよね😊言うまでもなく他の脇役も豪華だし。
ストーリーはまぁ、ね。いくら同僚を助けるためとはいえ、医者・看護師を置いて放射線技師だけが離島に大挙するストーリーは流石に無理があるが、まぁそこはご愛嬌でしょう。放射線技師が主人公だし、リアルさを求める作品では無い。主人公たちの三角関係を楽しんだり、放射線科内のチームワークの心地良さを感じる作品だから、非常に爽やかで心地良いスピーディーな作品だったと思う。
骨太な作品ではないが、月9はドロドロさがなくすっきり1週間をスタートできるこういう作品が好きです😊
話は良かったがモヤッと。
序盤は、臨床現場で突きつけられる問いに対し医療従事者(診療放射線技師)としてどう応えるのかにフォーカスを当てる話。
終盤は、災害現場で医療職として出来ることは何かを問う映画だった。
話の中盤辺りで夫が意識レベル3桁の妻に対し赤子を帝王切開して救出するのか問うシーン。
加害者である患者にその現場を見せて、自責を問うのは良いやり方だとは思うけど、正直、罪の重さを感じさせるには弱いと思う。
そのシーン以降加害者の登場は無く終盤へ。
確かに新しい生命の誕生は喜ばしい事だと理解はできる。ただ、あれだけ口にしてた妻は意識が戻ってないのに夫は泣くほど喜べるのかとか、技師長がわざわざその現場を見せてまで伝えたかったメッセージは、加害者に届いてるのかとか。
フラグ回収されずに終わりモヤッとした。
映画で見るほど価値があったかと言えば自分は無かったと感じた。
あまりに多くの要素を詰め込み過ぎかと・・・
前半部分は、重く難しいテーマを、わかりやすくコミカルを交えながら描いていて、結構引きつけられましたが、話が進むにつれてどんどん色んな出来事やヨウ素が足されていって、もう勘弁・・・という感じで、なかなか集中して見ることができなかったという印象です。
ドラマからの映画化でしたが、映像はグレードアップしていたように見えたし、軽やかな感じも失われていなくて、全体的には安心してみることができた気がします。あの横並びのデスクも、案外映画向きなのかもと思ったり─。
とはいえ、終わり方など、内容が意想外にナゾな感じで、あんまり面白くなかったかな・・・
楽しかった。 「雨が・・・。」には泣かされました。
TVでは観たことがなく、映画で初めて見ました。
おもしろくて楽しかったです。
緊迫した場面もふんだんにあり、飽きることがありませんでした。
山崎育三郎、役者ですねえ。 NHK朝ドラ、「エール」で観たときもなかなかでしたけどこの映画でもすごくその役を表現していて感心しました。
「雨が・・・。」には泣かされました。 忘れられません。
テンポもよくジョークも流れを壊さない程度にふんだんにあり、すごく映画を楽しめた作品でした。
※ ※ ※
続編があるなら、できるなら。
ぜひ回復した奥さんと山崎育三郎と赤ちゃんを会わせてあげてほしい。そう思いました。
上手くまとまっています
ドラマは一度もみていませんが、理解できました。
場所がことなるところで進行する出来事を、上手くシンクロさせて、最後に繋げていく。心にスーと入って来る感じで、泣ける場面もありました。
和久井映見の変化には、少しビックリしました。
こんな酷い脚本見たことない
TVドラマシリーズ未視聴、劇場版の宣伝用と思われるTVドラマ特番を途中から見て気になって、原作途中まで、という履修状況です。
原作との設定差異は気になったものの、原作へのリスペクトの無さ、医療現場、保健衛生、災害、警察、自衛隊、行政、全てにおける解像度の低さ、というよりやはりリスペクト不足。
こんなクソ脚本で演技させられる俳優陣が可哀想とすら思う。
たぶん脚本と監督さえ別なら……
ここに1つの越えられない壁がある...それを平気で越える
ラジエーションのドラマをシーズン1・2と視聴し今回の映画を見ました。物語の時系列的にシーズン1が終わった後の間のお話だったお話だったと感じました。
映画の構成的に甘春の美澄島での台風の大きな影響と未曾有の感染症そして甘春病院でのたまき先輩の後輩君と奥さんの赤ちゃんの誕生、幼い男の子と広瀬の成長と言う感じでふたつの物語が交差し合う映画の表現だったなと思います。そして今回のテーマは「壁」
そして「大切な人」がテーマであり。映画の中で凄く重要視されていたなと思います。
人間壁を超えるのに諦めたり遠回りしてその壁を越えようとしないことが多いですが、ラジエーションハウスメンバーはそんな事を考えず、目の前の人間を同等に扱い必ず助ける!その考えは本当に素晴らしいなと感じました。
映画となりスケールもそして涙も涙も笑いも両方完成された内容だったので評価よりも全然良かったです。
ドラマ視聴した方には、見て頂きたいなと思いました。全体の内容など含め4.5点です!
ザ・よかった
ドラマを好きで見てたなら、十分満足できる一作ではないかと思います!スケール感といい、展開といい。なので、逆を言えば、ドラマを経てないと物足りないと感じるかも笑
まぁ私はドラマ見てたので、ラストシーンにホッコリしたし、なんならこの後(続き)も是非見たい、描いてほしいと思いました!
ちなみに、ケイスケのエピソードはなんか中途半端な気もしたけど、ああいうエピソード(死とか悪を征伐とか)はあえて結末を描かないのがこのドラマの特徴かな。
「ラジエーションハウス」のデコボコなメンバー。
テレビドラマの「ラジエーションハウス」は大好きである。唯織と杏の片思い的な関係性が面白い。大好きな杏を支えるために世界レベルの技術を持った唯織と、子供の頃の事はすっかり忘れた杏とは想いがすれ違ってきた。杏が唯織を意識してアメリカ留学に行く直前から物語は始まる。杏を想う健気な唯織の奮闘にはいつも応援したくなる。今回の劇場版は、そんな微妙な二人の関係をベースにしながら、医療の問題をも魅力的に、ダイナミックに描いてくれた。構成としては、事故にあった妊婦の胎児をいかに助けるかという前半と、離島で発生した(感染症)との戦いの後半に分かれる。
前半では、治療に納得ができず妻の悲しい現実を受け入れられずに院内でテロ行為まで犯してしまう夫をいかに説得するかがテーマである。放射線の技術で、妻の心の動きを見えるようにすることで唯織は夫の心を動かすことに成功する。唯織の活躍が目立つがそれだけではない。広瀬の技師としてのステップアップだったり、軒下と田中の微笑ましいライバル関係、鏑木の名誉欲と医師の良心のバランス、大森の心配りなど甘春病院の内幕が楽しめる作りになっている。
後半で、いよいよ唯織と杏のおかしなヒーロー・ヒロインの活躍かと思いきや、やはり主役は「ラジエーションハウス」のメンバー全員である。唯織のスーパーな活躍が中心にあるが、ラジエーションハウスのチーム力が重要なんだと気付かせてくれる。デコボコだけど個性的な一人一人がこのドラマの魅力である。テレビドラマの良さはそのままに、劇場版らしいちょっと大きなテーマや舞台を用意したとても面白い作品になりました。
1つの茶番以外は素晴らしかった
山崎育三郎さんの立てこもりがチープで薄ら寒く、他の展開で良かったと思いました。
呼び掛けのシーンは素晴らしかっただけに、そこに至るチープさが残念。
他はドラマで2期かけて作ってきたチームワークが心地よく大変満足でした。
しかし、『できる男なのにキモい』役をやらせたら窪田正孝さんは当代一ですね(笑)
エピソードの切れ目がハッキリしすぎているくらいで、ドラマで三話くらいかけてやっても良かったのかな?
劇場版がこれ程まとまっているTVシリーズは凄い
TVシリーズの劇場版と言えば・・・・
でも、このラジエーションハウスは良かったです
幾つかの物語を上手く絡み合わせてまとまってる
取って付けた様なところもなくgood
ただ、五十嵐君の凄さをもう少し見たかったので減点
しかし、翼さんは綺麗になりましたねー
最後も良かったです
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